さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

9月8日復帰/日本では?/名古屋の星、苦闘/立場故の苦しみ

2018-07-20 18:40:58 | 井岡一翔



明日は猛暑のさなか、姫路まで観戦のため、日帰り小旅行となりますが、
その前に話題や見た試合についてあれこれ。


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井岡一翔、現役復帰を発表。本人による会見。
「所属」はSANKYO、パチンコ機器メーカーがスポンサーにつく形ですかね。
日本のジム所属、という形には、ならなかったようです。
9月8日のSuperfly3に出場予定。今後の活動は米国ベースとのこと。

引退からの復帰というよりは、実質、契約解除のための活動停止期間だったということでしょう。
元所属ジム会長がそれを容認するために必要なものを、誰が用立ててくれるものか、
その上で上手く顔を立ててやらないといけない、という二重のハードルがあったんでしょうが、
どうやらその辺の折り合いがつけられたようです。
9月に試合というのも、思うより早めに目処が立っていたのでしょう。
ブランクの時期が、思ったより短くて済んだ(試合間隔で言えば1年半くらい)のも、幸いでした。

米国での活動に関しては、日本の有力者が橋渡しに力を貸すらしい、という噂を
早々に聞いていましたので、実務面はまず、問題ないと見ていいんじゃないでしょうか。

そうなれば後は、本人の実力が問われます。
今までとは違う「平場」に出ての闘いに挑むことになるわけです。
しかし、ジムとの離別を望んだ動機が、そういう闘いを求めるが故に、であるとするなら、
目先の勝ち負けの有利不利をとやかく言うよりも、井岡一翔の挑戦を、その闘う様を、
しかと見届けたい、まずはそういう気持ちですね。


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ジョシュアvsポベトキン締結、そのプレゼンが行われた...のですが、
試合の配信はDAZNが行うとのこと、です。

他にも徐々に王者級が契約、ということですが、記事に出ている顔ぶれは、
ジョシュアをも含め?アメリカのトップシーンで大スターになっているわけではない選手、
という言い方が出来るかもしれません。若干辛い見方ですが。

しかし、安価で高いレベルの試合が安定供給されるのなら、今後はDAZN配信試合が増え、
ボクシングがオンデマンド配信の世界でも、重要なコンテンツに成長していくかもしれません。
映画やドラマでは、そういう流れが出来ているはずですし、スポーツも同様でしょう。

で、問題は、我が国の方はどうなっとるんだ、ということなんですが、
今のところ7月1日のマイケル・コンランの8回戦メイン興行を最後に、なしのつぶてです。
記事にある10月の第一弾興行から、米国と同様に、日本でもライブ配信が続くのか。
それとも、それを阻む、或いは良しとしない存在が、何らかの関与をするのか。

誰か、その辺を取材して、記事にしてくれへんかなあと思っています。
まあ、誰も何もしないでしょうが。


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で、国内ボクシングのオンデマンド配信といえば、我らがBoxingRaiseですが、
先の終末の試合が、後日配信という形ではありますが、見られましたので、二試合ばかり。

15日、刈谷の試合。
名古屋期待のサウスポー、薬師寺ジムの森武蔵は、比国Sフェザー級王者アラン・バレスピンと8回戦。
新人王獲得後2試合目で、けっこう上の相手を当てるなあ、という感じ。
バレスピンは、日本タイトルを獲る前の末吉大との試合で、初回に打ち込んで
末吉をピンチに追い込むなど、攻撃力はなかなかだった記憶あり。

初回から、森は若手としては秀でたスピード、センスを見せるが、距離を詰めすぎる印象。
左ボディアッパー狙いで、外して打ち込む自信があるのでしょうが、
バレスピンの抵抗と耐久力は、これまでの相手とは違う。
大きく動いて外し、攻めて、離れて、とやるべきだったでしょうが、若干、自信過剰気味。

それでも4回までは、少しずつリードしている感じでしたが、5回から外しきれず、打たれ始め、
6回は詰めた距離でバレスピンの右フックを続けて食う。
4発打たれた最後のが、腰を落として肩の入った重みのある一撃で、森、完全に効いていました。

倒されて不思議ないようにも見えたが、これを耐え抜いたのは若さと練習量か。
7、8回と苦しい展開ながら粘って終了。

採点は77-76×2、77-77の2-0で森。さうぽん採点は76-76。
7戦目(7勝5KO無敗)にして、試練の一戦というところでしょう。
今までは自分の良さを振りかざしていれば勝てた、倒せた、という試合が多かったでしょうが、
これからはそれでは済まない。それを知って、今後に生かせたら、これも良い経験と言える時が来るでしょう。

階級から見ても、少ない試合数で穴を狙って、記録がどうこう、とやるのは不可能でしょうし、
じっくりと伸びていくところを見たいものです。苦闘の中でも、センスの良さ、鋭さは光っていました。
数試合重ねて、バレスピンと再戦して、その上で国内や地域タイトル、というのが、
ファンの勝手として思いつくところですが、どうなりますか。今後の舵取り、注目ですね。


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16日、大阪の日本ライトフライ級タイトルマッチは、久田哲也が小野晃昴に判定勝ち

立ち上がり、がっちりした久田と、やや痩身の小野が、意外に詰めた間合いでパンチを交換。
小野のコンビネーションが目を引く。久田はヒットもあるが「ワンツー止まり」が多いか。

3回、小野の右が飛び、左フックがすぐ返り、久田がダウン。
ダメージ自体はさほどでもないが、パワーの差をスピードで埋められる展開での失点。

4、5回は、久田が重いボディブローで攻めるも、小野を押さえ込めたかというと微妙。
途中採点が1-0で久田と出たのは、疑問でした。特に、48-47で久田、という採点。
3回以外、小野が取った回は無い?それはちょっと...と。

後半は小野がボディブローのダメージ、疲れもあってやや失速気味。それでも最後まで踏ん張り、健闘。
久田はけっこう打たれながらも、重いパンチを生かして攻めきって、僅差ながら逆転勝利、と見えました。

しかし、小野がややパワーに欠ける面に救われた、とも見える試合。
WBA王者カニサレスに挑戦するとなると、やはり厳しい想像をしてしまいます。

長いキャリアで、挫折を乗り越えて連続KOで勝ち上がり、二度敗れた強敵、堀川謙一にも勝って、
勢いを感じさせていた久田ですが、日本王者として試合を重ねる内、挑戦を受ける立場で、
研究もされ、果敢な相手に苦しむ、今はそういう時期なのでしょう。
その上WBA1位という地位にもあるわけで、上昇期とは違う苦しみを、実感しているのかもしれません。

試合自体は熱戦で、挑戦者の健闘も光る、好ファイトでした。
出来れば、同じ関西の小西伶弥との対戦などを経て、世界戦へと進めたら、と思います。



まあしかし、会場へ行けなくとも、こうして試合の動画が見られるのは、ありがたいことです。
もっとも、久我ー和氣戦のような試合が、地上波TVの関東ローカル、録画放送の枠に収まってしまい、
それを、誰もどうすることも出来ない現状には、変わらぬ歯がゆさを感じますが。

やっぱり、何とかして、ライブ配信なり、するべきだと思います。
DAZNに限らず、あれこれと道はあるはずですし、そもそもBoxingRaiseは、
この試合の主催者が立ち上げたものなのに。
そりゃ、TVが全国ネットで生放送でもするというなら、話は別ですが...。


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7 コメント

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Unknown (月庵)
2018-07-20 22:42:26
井岡一翔(フリー)という表記にならない所が今の日本ボクシング界の閉鎖性を象徴している感があります。

すごくタイムリーな記事があったので紹介しますが。

http://boxing2012.blog.fc2.com/blog-entry-614.html

この判例に照らせば、仮に井岡が契約解除、移籍を望むのであれば井岡一法及びJBCには本来それを阻むべきいかなる合法的理由も存在しない事になります。それがかなわず米国拠点、フリーという形にならざるを得ないというのが……。

それにしても、正直復帰するとは思っていませんでした。それに見合うメリットがあるとは思えなかったからです。さりとて、いざその報に接しても意外という気持ちもないです。父親との決別の為の『詫び金』やらなにやらの面倒な下準備をあえてやってまでの復帰ともなれば、もうメリットデメリットの問題ではなく本人の矜持の問題だと見るべきでしょうね。大阪時代とはそれこそファイトマネーからしてだいぶ格落ちするのでしょうし(いかな三階級王者と言っても国際的には無名、予算もないSuperflyが大金出せる訳がない)。

エストラーダやニエテス、それに立ち位置流動的なれどシーサケット(さらに『別枠』としてアンカハスも居る)という、いずれも井岡がこれまで戦ってきた相手より一枚も二枚も格上の選手がひしめいているのが今のスーパーフライ級。本気で世界をとなれば彼らを避けて通る事は難しいでしょう。しかしだからこそ、もし彼ら相手に打ち勝つ事が出来れば、今までの汚名も全部帳消しにして余りある真の栄誉に浴する事も出来ましょう。その時が来れば、私は喜んで兜を脱いで頭を垂れますが、果たしてどこまでやれるか……。極めてネガティブな理由による『挑戦』なので(要するに高山勝成と同じですから)無所属・フリーのパイオニアになれなどと無責任な事は言いたくないですが、真の栄光・王への道を行こうというのなら、見守りたくはあります。
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Unknown (Neo)
2018-07-21 08:43:42
只の憶測ですが、井岡一翔親子は周りが多すぎて最早よく分かりませんね…。下衆の勘繰りですが、親にも子にもス◯者が集っているのでは?としか見えません。しかしながら、本人が上を目指したいと言うことであれば、大いに結構で、強い相手とエキサイティングな試合をしてくれれば観る方としては何の問題も無いですが笑。
森武蔵、試練というか焼きが入る様な試合だったのですね。ご指摘の通り、焦らずに大きく育てて頂きたいですね。あの獰猛さを自分でコントロール出来る様になると良いのですが。
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Unknown (海の猫)
2018-07-21 10:06:32
井岡の復帰、自分は単純によかったなあと。思ったより早かったのと、いきなり「superfly」という大舞台に上がれるのも。力を貸してくれる日本の有力者がいるのですね。それも安心しました。
海外に拠点を移さざるを得ない、というのはなんとも言えない話ですが、今の井岡にとってはむしろいいのかなあと。父親と物理的に離れますし、気持ちの区切りも付けやすいのでは。井岡の場合、単に日本のジム制度だけではなく、親子の問題というのが複雑だなあと。
今後を考えると、Sフライでは体格的にどうなのか、とか、アメリカで軽量級の需要がどこまであるのか、とか、何かまだ父親が関わる気満々、とか、いろいろ不安材料はありますが、本人のやりたいようにボクシングが出来れば、と願っています。

米DAZNはこれから、という感じですかね。様子見している選手もいるでしょうし。他もスター選手といえるのは数人ずつなので、少しの動きで大きく勢力図が変わる可能性もあるのかなあと。ビッグマッチでもPPVにしないとか言ってた気がするので、今後のカード次第ではそれも魅力的でしょう。しかしダニエル・ローマン、日本に呼べなくなっちゃいましたね。
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Unknown (R35ファン)
2018-07-21 17:39:43
私はあまり肯定的に捉えていません。元々フライ級でもややタプつき気味な身体だったのにさらに1階級上げて体格的にどうなんだろう、フライ級の時は自分よりちょい小さめ、手の合う相手との対戦ばかりでしたし、その様な相手選びが出来なくても勝てる程強くはないかなと思います。30前にしてこの一年以上の空白も絶対マイナスに働きそうですし。
何より変なしがらみがあったとはいえ、引退会見時に、ボクシングは次の人生へのウォーミングアップとか他のボクサーに対して失礼極まりない事をぬかした奴を応援したくありません。
結論は 勝手にやれば ということです。

もしこれで勝つなら次は比嘉君の復帰戦をこの人と組んで欲しいです。どちらに勝って欲しいかは言わずもがなで。

森武蔵君、今回の苦戦でスーパールーキーの評価が下がった様に言う人もいますがまだ19歳で新人王から一年足らずでフィリピンの東洋ランカーに挑むってかなり凄いと思うんですけどね。何だか井上様や田中恒成君が図抜けててハードル上がってますがこの段階では十分過ぎでしょう。何より彼の階級は層厚いし、焦らず地力付けて欲しいです。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2018-07-22 13:10:37
>月庵さん

この「判例」については、至極当然、真っ当なものだと思います。しかし、この当然が当然でないのがボクシング界です。井岡一翔も、どのようにして自分の意志を通せるものか、非常に苦労したのでしょう。たぶん、これ以上波風が立たないように、という心境でしょうね。私は、再起するなら国内ジム移籍かと思っていましたが、それでは顔が立たないという者が、現実にいるわけです。海外で活動、その橋渡しに協力する人物とて、筋もコンニャクもない御仁に対して、出来ることは限られていて、どうなるものかと思っていました。これは日本ボクシング界の、というのと同時に、この案件の持つ独自性でもあると思います。

実は、井岡の再起については、今年早々に本人の意志あり、という話を聞いていました。記事に書きましたが、諸問題解決のため
に、いったんそのような体裁を取っただけ、だったのでしょう。もちろんそれが解決出来ねばそのまま、だったのでしょうが。
ビジネス面については、米国のマーケットにおける商品価値と、従来の報酬レベルの差を、後援者や日本のTV局の放映権料などで、どの程度か不明ですが、埋める算段もあったんでしょう。もちろん、その配分もまた、各方面へと調整されるんでしょうが。
で、スーパーフライ級における勝算は、いきなりタイトル戦となれば、当然苦しい予想になりますね。まして、指導者としては優秀、堅実と評される父の指導から離れる点も含め、です。しかし、今後は、従来のような主催者側でなく、中立の「平場」にて闘い、その力を問われるのですから、まずはしかと見届けよう、という気持ちが先ですね。


>Neoさん

まあ、そこまで言いませんが、何かと難しい感じではありますね。以前ロマゴン戦を回避した際、会見でその件を質問した記者(大新聞社の所属)が、会場に複数いた、厳つい顔の者に睨めつけられたという話を聞いたことがあります。中南米の麻薬ヤクザを取材しとるんやあるまいし、何だその話は、と思いましたが...。
本人はそういうところから離れ、新たな挑戦をするということですから、そこは応援したい気持ちですね。
森武蔵は、自信とセンス故に、少し視野が狭くなっている時期なのかもしれません。


>海の猫さん

何はともあれ、このまま引退なんてのは勿体ないの一語ですから、まずは良かった、ですね。海外での活動は、拠点がどこかは別にして、そういう道しかなかったんでしょうね。上記コメントにも少し書きましたが、何かと難しいですからね。
体格面はけっこう不利かな、と思いますね。ただ、見た目筋骨隆々でなくとも、自分の思うように身体を操れて、それが12ラウンズ続くなら、見た目はどうでもいいわけで、少なくともフライ級ではそれを実現していましたから、その辺りは本人も重々承知ではないかと。仰る通り、とにかく思い切り、自分の力を発揮して闘ってほしいです。
ダニエル・ローマン、また来日したら、往年のアレクサンドル・ムニョスばりでしたけど、そうはなりませんでしたね。


>R35ファンさん

勝算とかを考えると、不安は当然ありますね。体つきについては、上記コメントの通り、見た目はともかく、やりたいようにやれる身体であれば、それでいいと思います。別に一打で相手を倒せるわけでなし、それを目指しているのでもない選手ですから。
相手選びほか、従来の条件はおそらく取っ払われることでしょうね。ならば見てみたい、応援したいと私は思います。そのウォーミングアップ発言は、映像を見ていないので実感がないのですが、文字見るだけでも、聞く側の感情を考えてモノ言えや、とは思いますね。馬鹿だなぁと。そういう物言いが格好良いと思っていたんでしょうかね。まあ、若い内だけや、というところでしょうか(笑)
森の相手は仰る通り、ちょっと厳しかったですね。厳しい相手に対する用意が不十分だったことに問題あり、とも言えますかね。

返信する
Unknown (宇弓)
2018-07-22 15:22:15
いやあのウオーミングアップ発言に関しては、
聞いたところではサッカーの本田か誰かの発言引用してたとかで、そんな世の中舐めたニュアンスで言ってたんじゃないとは思いますが(笑

まあ大事なご自分の引退会見で他人様のコメ引用すんのもどうかとは思いますが、
前からボルトポーズまねたり007見たらミッション・コンプリート☆
とか言いたがる影響受けやすい感じの人なんで、
特に悪気はなかったんではと(赦笑

まあ今回のアメリカ復帰に関しては、誰にケチ付けられるようなもんでもないし、
裸一貫で本場で挑戦するってんならば、今までのようなカード優遇とかもなく実力一本のみで勝負なんだろうから、
彼ほどの有名ボクサーの、そういうサイチャレンジって意味では画期的なんで、
日本ボクサーの海外進出の新たな道筋を作るって意味でも頑張ってほしいもんですが。

いやそれよりも何よりもちょっと驚いたのが、この件で報道されるたびに、
井岡一翔(SANKYO所属)
って、ジム名でもないパチンコさん所属になってますが、
なんかアマの実業団スポーツかよってのが、違和感ありまくりですげえ面白かったですが(笑

だって日本ボクサーはすべからくジムに所属してライセンス貰って活動してるわけで、
海外戦だってJBCの許可がないとできなってのがルール上の建前だったわけで。
だから今回の件で、安河内さんとかもやはり軽く疑問は呈してるようですが。

だからタカヤマンとか石田はJBC辞めて、
ある種追放状態でJBCに一切関係ないって立場で行ってたわけで。
正式に昨年末で引退した井岡も現状はライセンスもなくジム無所属で、
こんな状態で海外戦やらせてもいいんすかね??
復帰会見も赤坂テレビのニュースで流してましたが、
復帰戦とか赤坂テレビは流せるの??

だって赤坂テレビは今後も田中とか田口とか、
バリバリJBC所属ボクサーの試合流さないといけないのに、
一方でJBC未所属のもぐりボクサーの試合をしれっと中継するなんて、
道義的にもできないと思いますけどね。

だから亀さんのJBC追放時代の海外戦の時も、
それこそ井岡とか宮崎の試合も流してたから、赤坂テレビはJBCに遠慮して流せなかったわけで。

だってこれがオッケーになるんなら、
今後も日本でジムと揉めて海外でやりたい有望選手は、
勝手にどっかの企業所属でフリーで海外行って、
それで日本のテレビも流してくれるってんならば、

別に現状の半奴隷制度みたいなジム制に縛られることもなく、
テレビもなんかおっかないバックがついてるようなジムにへーこらすることもなく(闇笑、
有望選手と直で契約すれば、クリーンで契約料も安上がりだし。

だから今回の件って、選手とジム所
属って言う、日本ボク界の根幹に触れるような問題を軽く甘噛みしてるんじゃね??
なんて印象を、ひとりで勝手に見ててドキドキしてますが(緩笑

だからもう井岡も、間にパパさん立てて穏便に形だけでもライセンスとか、
もはやそんなまともな親子間のコミュニケーションも取れないような関係性なのやもしれませんが(悲、

でもそんな根回しもなんもやらずに、
このままこんな過去例のない状況で海外戦に突き進んでいくのならば、
それはそれで本人のボクサーとしての挑戦だけでなく、
ボク界にも契約問題とかそういうのに関わる、
変則的な一石をバンバン投じ続ける感じになってくのではないかと、
なんかそういう方面でもけっこう興味深かったりしますが。

・・・・・とかなんとか言いながら、
これで何の問題もなくパパさんと和解してライセンスも戻って、
アメリカで復帰一試合やったら即帰国で、
今年年末にはどっかの空いた王座を持ってきて決定戦やって、
どんなもんじゃ~~い!!☆
って言ってたとしたら・・・・・

ああ、年末の風物詩が日本に戻ってきたんだなあと、それはそれでなんだかほっこりしますが(暖笑

返信する
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2018-07-23 10:32:53
>宇弓さん

流行りに敏感な感じなんですかね。お茶の間(笑)向け、ってこともあるんでしょうか。ようわかりませんが。
所属の問題については、この段階で発表すんのか、とは思いました。所属ジムとの関係が、ボクサーの商品価値上昇と共に、一方的な主従関係から、様々な形でその内実を変えていく、という例はいくらでもありましょうが、その際、ボクサーの側に立つ後援者(社)が、はっきり名前を表に出して、まして「所属」と表現するとは...と。この辺は今後、このまま何事も無かったように進むのか、ちょっと手直しが入って、体裁を整えるのか。一石を投じる、というレベルの話には、たぶんならないし、誰にもそんなつもりはないだろうと思います。元の木阿弥...じゃなくて元の鞘に戻る、というのは、さすがにないでしょうね(笑)もしそれが出来るなら、それこそ「所属」について、従来通り井岡ジムとするか、他のジムにするか、という表向きの体裁を取り繕うことは出来たでしょうから。しかるに...というのが、この件の根深いところでしょうね。


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