さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

未見の試合も順番に ピカソ上位対決制す 南アの刺客は「うっかり」さん

2024-09-11 05:32:55 | 海外ボクシング


昨夜はFODプレミアムで、大橋枠、フェニックスバトルを見ておりました。
メインのスーパーフライ級ランカー対決は、日本5位吉田京太郎が、4位のサウスポー今川未徠を最終8回TKO。
ジャブ以上、ストレート未満、という感じで、フルショットはしない吉田の右が再三ヒット。
今川の左ストレートも好打したが、その前後に来る右を止められず。
7回、吉田の右がはっきりと「芯」に近いヒット。これが続いて今川ダメージを受け、堪えていたが8回に打ち込まれ、ストップ。
レフェリー、妥当な判断をしたと思います。なかなかの熱戦でした。

とはいえ、やっぱり一応月額料金かかっているにしては、さすがに地味なイベントだったなあ、というのは否めません。
これが有料(月額料金枠内ですが)で、Leminoフェニックスバトルが無料というのは、やっぱり歪な気がしますね。
まあ、FODプレミアムは他にもコンテンツが沢山あるのに、それを全く見ていない私の勝手、でしかないのですが。



さて、先週の平日上京観戦、その強行軍の影響もあり、いろいろ未チェックの試合が出てきていますので、順番に見て、感想を簡単に。

まずはこれもPPVだったDAZNの、メイウェザーのエキジビションですが、これはパスして、セミのアラン・ダビ・ピカソvsアザト・ホバネシアンは見ておかねば、という。
WBCスーパーバンタム級1位、線の細い優男のピカソ、パワーには欠けますが、打つパンチの軌道は、見る度に鋭く相手のインサイドに斬り込むものになっている印象。
ベテランのホバネシアンに対し臆せず攻める。反撃を許した回はあり、終盤は疲れも見せた(お互いでしたが)ものの、クリアな判定勝利でした。

相手も名前があるし、タフでもありましたが、しっかり勝ったという試合。ピカソは一歩前進、成長を示しました。
ただ、井上尚弥挑戦というのは、もし井上があと4試合、スーパーバンタムに留まるならば、その最後に順番が回ってくるか、こないか?
相当気合い入れて向かっていっても、勝機があるかというと厳しそうですし...対戦はないだろうな、と現時点では思いますが。







さて、来月、田中恒成に挑むWBOスーパーフライ級5位、プメレレ・カフですが、YouTubeで探して、一番見やすかった昨年8月20日のジェネシス・リブランザ戦をフルラウンド、チェックしてみました。
下に短いダイジェストの動画貼っておきます。





南アフリカ出身の29歳。13戦10勝8KO無敗、3分。
BoxRecにはサウスポーと記載されていますが、見た限り右構え。サウスポーで闘った試合があるのでしょうか。

バランスの良いボクサー体型で、まずまずスピードがあり、ジャブ、右クロスは速く鋭いが、小柄なファイターのリブランザに、返しの左フックをまともに打たれる場面も。
また、同じミスを繰り返して打たれ、ピンチを招いたり、リードしている最終回にまた打たれたりと、センスはあるがキャリアが浅いせいか「うっかりさん」なところがある。
素材としては悪くないかもしれないが、現時点で世界タイトルに挑む選手かな、という印象。
若い選手なら、拙い試合をしてもその次に、一足飛びに伸びていることもありましょうが、もう29歳というし...。

まあ、悪い選手だとは言いません。遠目の間合いから来るパンチは要注意、油断大敵ではあります。
しかし同時に、見た感じ、桁外れの強敵ということではない。ちょっと安心、ほっとした、というのが、田中恒成応援の心情としては、正直なところ。
もっとも、田中恒成の今後を思えば、それでいいのか、という話はまた別にあるのですが。


さて、日曜の府立の試合や、他にもスーパーミドル級の新ホープ、ディエゴ・パチェコの試合など、見ておかねばならない試合はまだいくつかあります。
今週はエキサイトマッチがお休みでしたし、まあ丁度良い、てなものですが。


コメント (2)
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