明日と来週は、週末に海外ボクシングのライブ配信がありますが、国内試合の配信はしばらく間が空きます。
来週のウェンブレーは、サウジの長官殿がPPVの低価格化を提唱したという話で、海外では大幅値下げ、19.99ドルになるそうですが、日本では今までどおり3千円。大まかに計算して、そのままの金額ですけど(笑)。
これに関しては、やっぱり「決勝戦」じゃないなあ、という気持ちがあって、PPVは買わないと思います。
時間的にも英国なんで夜中から早朝ですし、当然ながら実況解説もつかず、ただ流すだけのものに別料金か、というのが、どうしても納得がいかないんですね。
まあ、来月のベテルビエフ、ビボルのようなカードなら、否応なしですけどもね。5千円でも払いますが。そりゃ、安い方が良いけど(笑)。
さて、それも含めて10月は中旬を軸に、内外ともにあれやこれやと日程が立て込みます。
12日、13日、14日の三日間で世界戦八つ、那須川やカシメロ、京口の試合もあり。
17日には力石政法移籍初戦。18日は阿部麗也再起戦。これら以外にも、上旬下旬ともにコンスタントに試合があります。
大変な一ヶ月になりそうです。
そしてさらに、その先の話題、海外から聞こえてきました。
ローマン・ゴンサレスが12月か来年1月かに来日し、タイトルマッチを闘う話がある、とのこと。
🚨Me informan que @chocolatitobox peleará en diciembre o enero (2025) en Japón🇯🇵 y será por un título mundial en 115 o 118. Los japoneses; Kosei Tanaka (@WorldBoxingOrg), Yoshiki Takei (@WorldBoxingOrg ) y Takuma Inoue (@WBABoxing) son los posibles rivales del nicaragüense. pic.twitter.com/ZcTv1MXeg2
— Fernando Sabatini (@FerSabatiniBox) September 12, 2024
どうやら帝拳のAmazonPrimeボクシングか、Leminoの井上尚弥世界戦興行か、いずれかに出る話が進んでいるみたいですね。
挑戦する相手としては、WBAバンタム級王者井上拓真、WBO同級王者武居由樹、WBOスーパーフライ級王者田中恒成、この三者のうち誰かだと。
WBCバンタム級王者中谷潤人は、候補に挙がらず。帝拳グループ内だから、ということでしょう。
ひょっとするとIBF同級王者、西田凌佑がこのカードで東京デビュー、とか。さすがにないですか(笑)。
何しろ、相手選びに関してはざっくりした話です。実際はもう、どこ行くかは決まっているんでしょうね。
どれもありそうだけど、なさそうな理由もある、という感じです。
井上拓真は10月半ばに強敵、堤聖也戦があり、日程的にきついか。しかし5月に1位石田匠を退けていて、次の指名試合まではまだ余裕あり?
武居由樹は比嘉大吾戦が激闘だったので、年内は試合はしないでしょう。今、ここでロマゴン当てるのもどうかなと。
ただ、大橋秀行会長がリスキーな試合に踏み切るタイミングは、正直読めないところもあり。
田中恒成は10月半ばにプメレレ・カフと闘いますが、あまりダメージ負わずに勝てたら、可能性はあるか。
変な話ですが、一番誼も柵もないというか。ロマゴンに勝てば、他団体王者との対戦へ大きな一歩となりましょう。
ただ、ロマゴンが再起戦で117ポンドだったことをどう見るか...バンタムへ踏み出すか、スーパーフライに留まるか?はてさて。
どのカードになっても楽しみだし、受ける側にとってもロマゴンというビッグネームとの対戦は、是非やりたいところでしょう。
出来ればもっと早いタイミングで、こういう話があってほしかったですけどね。
もうひとつ、さらにもう少し先に、日本勢にも関係する話かもしれません。ファン・フランシスコ・エストラーダの動向。
‼️ The Jesse 'Bam Rodriguez vs Juan Estrada rematch will reportedly not be happening next as Estrada has decided not to exercise his rematch clause and move up to bantamweight instead, freeing Bam up to seek super-flyweight unification fights. [According to @ChavaESPN]
— Michael Benson (@MichaelBensonn) September 12, 2024
ジェシー・ロドリゲスとの再戦条項を行使せず、バンタム級に転じるとのことです。
バンタム級での展望はひとまずおいて、再戦しないというのは、妥当な判断かと思います。
あれだけ明確に決着して、単に契約だから人気があるからお金になるからという、試合内容から目を背けた話が横行するのは、良いことでは無いですから。
しかし、バンタムですから王者は全員日本人。来年以降、初来日(試合のための、ですね)があるかもしれませんね。
まあ、ベストだったフライ級の頃に、やって然るべき人がやっていれば、その時に実現していた話ではあるんですが。
ロマゴンには新井田や高山や八重樫がいて良かった。松本博志もいました。それに引き換え...まあ、言うのも気の毒ですかね。