さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
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拳闘見聞の日々。

ライブ配信は無かったけれど、次は 富施郁哉、5回TKOで日本王者に

2024-04-03 08:48:39 | 関東ボクシング


昨日は、堤聖也返上で空位になった日本バンタム級タイトルマッチが行われ、長身サウスポーの富施郁哉が、杉本太一を5回TKO。
新王者となりました。
 




最近はタイトルマッチをライブで見られない方が珍しい気がするくらいですが、この試合はBoxingRaiseの動画配信。
遅くにはもうアップされていたようですが、まだチェック出来ていません。
今月は国内だけでもかなりの数の試合映像が見られる月ですんで、言い方悪いですが、埋もれてしまった感あり。

しかし記事によると、次は指名試合とかいう話で、帝拳の増田陸、そして那須川天心の名前も上がっていたりします。
富施と増田陸は、昨年のバンタム級トーナメントで闘い、富施が敗れています。言えば増田の出世試合になってしまった一戦でした。
富施にしたら雪辱を期す増田との再戦、そして知名度抜群の那須川との一戦、どちらにしても真価が問われます。
そして、勝てば一気に評価を上げる大チャンスでもありますね。
このどちらかの試合が実現すれば、次は必ずどこかの媒体で、ライブ配信されることは間違いないでしょう。



ただ、昨日の試合に、バンタム級の居並ぶランカー、上位選手の中で、世界タイトルマッチが決まっていない選手が出ていないのは、残念に思います。
きつい言い方を敢えてしますが、変な逃げ打たず、体裁せず、日本タイトルマッチにもっと積極的に出てもらいたい。
いちいち個人名挙げませんけど、自分はもう世界を目指すのだ、自他共にそう認められているのだ、とでも言いたげなれど、実際の試合内容で、そこまで太鼓判押せるかどうかは人それぞれ、くらいの選手に、そんな納まりの良いこと言われてもな、という。

それはおそらく、選手自身の思いのみならず、陣営の算段、ご都合、そして考え足らずな部分も影響しているのでしょう。
昨年のバンタム級トーナメントの参加選手、顔ぶれ見ても思ったことですが、もっと日本タイトルの価値を大事にして、自分たちでそれを高めていくという方向性を、業界全体の意志、合意として打ち出してほしい。

井上尚弥というスーパースターの輝きに目を奪われがちですが、彼がいなくなったあとも、配信バブルと言われる状況が変わりなく続くとは限りません。
世界的な大試合ばかりでなく、日本タイトルマッチという、日常にあるボクシングの試合を大事し、価値を上げていくことが、ボクシング界の最重要テーマではないのか、と...まあ、ホントに同じ事の繰り返しになりますが...。


コメント
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