そんなことで、ビッグマッチが相次ぐファイトウィーク突入、なんですが、さらに言うならビッグマッチ月間、ともいうべきなのが、明日から始まる5月ですね。
ざっと書き出したX投稿を拝借。
📋 May/June boxing schedule:
— Michael Benson (@MichaelBensonn) April 29, 2024
📆 May 4th: Canelo Alvarez vs Jaime Munguia
📆 May 6th: Naoya Inoue vs Luis Nery
📆 May 11th: Vasyl Lomachenko vs George Kambosos
📆 May 18th: Tyson Fury vs Oleksandr Usyk
📆 May 25th: Josh Taylor vs Jack Catterall II
📆 June 1st: Artur Beterbiev vs…
日本に井上尚弥という突出した存在がいるので、日本で軽量級のビッグマッチが行われるようになり、サウジアラビアでは国策によるビッグマッチ招致が当たり前になりました。
そこへダウンアンダー、豪州もティム・チューやジョージ・カンボソスの健闘により、デビン・ヘイニーや今回のワシル・ロマチェンコのように、米大陸におけるスターボクサーが訪れて闘う試合が行われています。
アメリカ一極集中の時代を「昔」と言い切って良いかはともかくも、6月1日のアルツール・ベテルビエフvsディミトリー・ビボル戦まで含めて、驚くほどワールドワイドに、世界各地でビッグマッチが展開されています。
先のヘイニー、ガルシア戦の一連などに象徴されるように、もうアメリカが、真っ当な形でボクシングのメッカたり得ない現実を「露呈」した今、時代はこの先、さらなる激動と共に、さまざまに変わって行くのかもしれません
その端緒というか、決定的な岐路となるのが、ひょっとしたらこのひと月なのかもしれません。
そして、日本もその一翼を担っているのが、嬉しいし誇らしい気持ちになりますね。
それこそ「昔」なら、指をくわえて他人事として見ているだけだったわけですから。
井上尚弥、ルイス・ネリー戦というカード自体には色々思うところがありはしますが、他にも注目カードが並びますし、日本のボクシングも世界において、ひとつの「極」としての存在をアピール出来たら良いな、と思います。