カネロ・アルバレスがPBCと契約して、数試合やるという話、少し前に報じられていましたが、対戦相手が正式に決まりました。
相手はチャーロ兄弟の兄、ジャモールではなく、弟のジャーメルの方。
Interesting change of plans. https://t.co/dJvwaIvNfD
— Dan Rafael (@DanRafael1) June 30, 2023
当初、メンタルの問題とかで、なんやかや2年ばかりブランクが出来てしまったジャモールとの対戦か、と言われていて、強敵とやるときはいつもこの調子やなあと、さすがに呆れていたところ、どうやらジャモールが辞退?したとか、です。
それでは同じPBCのデビッド・ベナビデスか、というと、絶対にそんなことにはなりません。
4団体統一の「世界」スーパーウェルター級王者、ジャーメルとの対戦、となりました。
2年ブランクのお兄さんが無理、となって、同じ階級の若い強敵ではなく、二階級下の弟を選ぶと。
確かにカネロ同様、4団体統一の王者ではありますが...それに、別に弱いとか、楽な相手だとは思いませんけど、でも絶対に、みんなあれこれ言うてくるやろうなあ、とか、ちょっとは思わないんですかねえ。
まあ、そんなこと気にするようなタマでもないんでしょうが。
また、この話に乗ったジャーメルの方も、自分のケガでティム・チュー戦を流したばかりだろうに、と。
こちらも、色々大きな話だし、乗らないわけにはいかんのでしょうが、なんだかなあ、と思います。
皆さん、なんだかんだ商売でやってはるんやから、と言われればそれまでですが、ジャーメルがカネロとやって、勝てばSウェルターに戻してチューとやるわけはないでしょうし、負けても二階級下に戻して対戦...あったとしても、だいぶ「値引き」な感じです。
言ってしまえば、せっかくの「世界」スーパーウェルター級王座の価値は、維持されることがないわけですね。
勿体ないというか、残念というか。
まあ、所詮カネロのやること、今更何を、という話です。
しかしホントに、メキシコのファンの皆さん、こういうの延々と見続けて、何も気にせず、わーわー応援してられるのって、いくらなんでもなあ、と傍目には思えてなりませんね。
この辺の立ち振る舞いもまた、アメリカ資本を相手に上手いことやって稼いでいる、痛快!なんて思われてたりするんでしょうか。さすがにそれはないですか...。