さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

日本フライ級戦線、主役の動向が伝わらないが 桑原vsトロハツ、本日FODプレミアムライブ配信

2023-07-11 00:01:52 | 関東ボクシング




今日はFODプレミアムで、OPBFフライ級タイトルマッチ、桑原拓vsウラン・トロハツ戦がライブ配信されます。
18時頃から、とのこと。





挑戦者トロハツは、来日しての試合では勝ち星がなく、田中恒成戦の完敗が印象に残りますが、地元や中立国では強く、木村翔と引き分け、山内涼太には勝っています。三度目の来日で、本来の力が出せるかどうか。
スピードとパワーの融合を目指す桑原にとっては、内容と結果で、評価を上げたい試合ですね。



しかし、中谷潤人が去った今、日本フライ級の主役といえば、ユーリ阿久井政悟のはずですが、その動向は一切伝わってきません。
日本タイトルを返上し、一試合、G+のダイナミックグローブでメインを務めましたが、その後の展開について、どのタイトルを狙うとか、それに繋がる試合に出るとか、そういう話が何も聞こえてきません。
正直、色々難しいことになっていたりせんやろか、と嫌な予感もしますが...その実力に見合う試合の機会が得られるように、と願うばかりです。


その日本王座については、永田丈晶から飯村樹輝弥へと移ったばかり。
次の挑戦者は、というとき、思い浮かぶ名前の一つだった畑中建人は、WBOアジアパシフィック王座の決定戦に出るとのこと。
加納陸は、王座を返上したんでしょうね。






9月9日、名古屋にて。相手は元全日本新人王の長身サウスポー、宝珠山晃。

他のクラスでも、悪例が散見されますが...何も無ければ国内のホープ同士、好カード、と言われるものが、勝てばその内実関係なく、高確率でのWBO世界ランキング突入、というオマケがつくタイトルマッチになったばかりに、ファンから「いただけんなあ」と見られてしまう、そういう試合がまたひとつ出来上がりました。
もうひとつ言えば、勝った方が日本タイトルに挑戦、という可能性も、おそらく無くなります。


こういう、ファンの期待や納得感に応えることなく、自分たちの都合で話を運ぶ、こんなことばかりやっているからボクシングは駄目なんだ、という典型例ですね。
闘う両選手に罪は無いし、実際、良い試合を期待出来るとは思うのですが...相手が今度、大橋ジムと契約したデーブ・アポリナリオとか、WBOアジア1位のウズベキスタン人とか、そういう選手であったりすれば、まだ違う気持ちにもなれるんですけども。
また、そうであって初めて「アジアパシフィック」の覇権を争う、と言えるのだろうに、とも...まあ、こんなことを今更、本気で言う気持ちは、実のところ、とうの昔に挫けてしまっているんですが...。



コメント (2)
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