さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
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拳闘見聞の日々。

メインと見るには不足あり/清水聡の挑戦/本日公式会見、配信予定

2023-07-22 11:54:30 | 関東ボクシング



ということで連日のABEMAライブ配信ですが、昨日書いたことに反し、アンダーには見どころある試合がけっこう多くありました。
この辺はもう、選手諸氏の健闘に脱帽するのみ、です。
ことに中井龍vs斉藤司戦は、闘う者同士の思いが伝わってくる試合でありました。


しかしメインは...そりゃ人それぞれなんでしょうが、一言、こういう試合は好きじゃ無いなあ、というに尽きます。


もちろん成否はまだまだ先ですが、ヘビー級にあの体格で挑むことに、どうも説得力がない。
筋力は鍛えているのでしょうが、スピードやパワーを瞬発的に出すのみで、持久力には自信がないのか、手を出し惜しみ、というのみならず「動き惜しみ」が目に余る。

遅い相手に合わせるのがベースで、時折速いだけ、というボクシング。今のところ、目先の試合に勝つことだけなら、これで足りてはいる。
しかしこの先この上、やれ世界だと、まあ一応口にしているプロボクサーなのだから、それに本気で取り組んでいるのだなあ、という納得感というか、説得力の部分で不足あり。


ヘビー級の稀少さ、試合数を重ねねばならない段階であること、諸々考え合わせても、中身としては「新人」の試合。
これをメインの試合と見て感想を持つレベルにないなあ、と。
これなら6回戦か、なんなら4回戦でもいいかなと。きついようですが、そういう感想でした。
それが但馬ミツロに対する、現時点での印象です。



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さて、25日が迫って来ましたが、メインのみならず、セミのロベイシー・ラミレスvs清水聡戦も、当然ながら要注目の一戦です。
Leminoでは、スティーブン・フルトンをフィラデルフィアのジムに訪ねたインタビューを含むプレビュー番組が配信されていますが、こちらの一戦も同じようなものが、YouTubeで見られます。





ロンドン五輪日本代表や、アマ時代の盟友たちの思いも背負って、清水も彼なりに意気込んでいる様子が伝わってきます。
ラミレスのインタビューも、短いながらあります。

松本好二トレーナーは、ラミレスに先行されるのを覚悟して、終盤に落ちてきたら勝負、という、大まかにまとめるとこういう戦略を語っていますが、さて今時のボクシングで、先行されることを受け容れての逆転がかなうものだろうか、と心配でもあります。
まあ、どんな展開でも慌てず、承知の上で、という風に闘えるなら、相手にとって嫌なことではありましょうが。



さて、本日はLeminoにて、フルトンと井上、もちろんラミレスと清水もですが、公式記者会見があり、Leminoで配信される予定ですね。
こういうの、見ていて面白いものかというと、私はそうは思いませんが、フェイスオフとかもあるし、明日には各メディアに色々記事も出ることでしょう。
そうなれば、いよいよ決戦直前、という空気になります。いよいよですね。


コメント (2)
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