さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

JBC、ワタナベジムの安全管理体制を調査 タノンサックの挑戦は?

2020-11-13 09:09:14 | 関西ボクシング


3日に予定されていたが中止になったWBAライトフライ級タイトルマッチについて、JBCが感染経路や安全管理について調査する、とのこと。
当初、京口紘人、タノンサック・シムシー戦は年内にも、大阪で日程を変えて開催される、と報じられましたが、JBCがいったんストップをかけた、と見るべきなのでしょう。

コロナ後、国内初の世界戦となるはずだった試合が、悪い方の注目を集めてしまったわけで、管理者責任を果たさねばならないJBCとしては、改めて試合を行うにしても、無条件でとはいきません。
当然のこと、と思いますが、まずワタナベジムに「報告」させる、というのは...早々に、いろいろと限界を感じてしまいますね。
報告を受けて、その後、何がどうなるものか...「是正勧告」でも出すんですかね。お役所やなあ、としか言いようがありませんが。

感染自体は、どう対策しても防げない場合もある、というのが実際のところでしょうが、今回、王者陣営が万全を期していたかというと、そこに疑問が残る、と見られている部分があるのかもしれません。
細かいところはまでは不明ですが、大まかな話としては、報道陣を集めて公開練習を行っていた、という件でしょうか。
そのあたりに原因、ないしは可能性があり、今後は改善の必要が、という提言をして、それを形として残すための調査なのかもしれません。

好意的に見れば、ひとつの改善ではあるのでしょう。
今後、井岡、田中戦や、伊藤、三代戦など、注目を集める試合が年末までにありますが、報道向けの広報は大事なれど自粛されたし、と言い易くもなるでしょうし。


しかし気になるのがタノンサックの今後です。
年末までは日本に滞在出来るが、それまでに試合が行われなければ、彼の挑戦機会はどうなるものかわかりません。
筋論としては優先的に、彼が京口に挑戦出来るようにするべきなんですが...この世界、道理の通った話にならないことも多いので。
後はアンダーに出る予定だった選手の試合出場機会も、なんとかならんものかと思います。

やはり、興行全体が中止になるというのは、色々と重大です。
JBCと協会は、公開練習の件のみならず、もっと緊密に情報を共有して、試合や行事以外の部分でも、色々と見直さねばならない点を洗い出してほしいですね。
その上で起こった事態であって初めて「仕方ない」と言えるのでしょうから。



今朝、ニュースでちらと見たんですが、コロナの感染者急増を受け、政府は再び、イベントの人数制限を継続し、緩和を先送りするという方向のようですね。
ボクシング界からも感染者が続けて出ていますし、年末までの試合も、制限が厳しかったり、先の中谷戦のような「関係者のみ」だったり(かなり曖昧な話ですが)、文字通りの無観客だったり、ということになってしまうんでしょうか。

個人的に、例年のようになんやかやと、とは行かずとも、密かに「目論んで」いたりもするんですが(何をや)、思惑通りにいかなくなる可能性もありそうです。
ちょっと気が重いです。むー。



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ということで、一曲。
Bruce Springsteen ”I'm Goin' Down“ です。







コメント (2)
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