さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

明日は三田/大森欠場/変わらぬ巧さと危うさ/設定通り

2020-11-22 14:27:44 | 高山勝成




明日は兵庫県、三田にて二部興行。
関西ボクシング界は当然、全国的に見ても、こういうメイン級、各ジムの代表格が直接対決するカードが並ぶというのは、なかなかないことだと思います。
しかも有り難いことにYouTubeでライブ配信です。多くに見られると良いですね。






高山勝成ほか、各選手計量パスという記事です。
高山は本当に、復帰初戦でこの強敵か、と改めて思う、小西伶弥との一戦。
普通ならあり得ないマッチメークでしょうが、もうここまで来たら、ということなんでしょうか。
まあ、高山勝成というボクサーのキャリア自体、いろいろと「あり得ない」ことだらけだったわけで、それを思えば「らしい」というものなんでしょうが。
何であれ、勝ち負け以前に、良い内容、経過の上で終わってほしい、と思うのみ、です。


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今日は大阪で大森将平、再起二試合目でしたっけか、予定されていましたが、大森が前日計量で脱水症状を起こしていてドクターストップ、とのこと。
なんとも残念としか。
細かい経緯や実情は不明なれど、ホールでやった再起戦、フェザー級の体重で良い動きをしていたんで、今後は...と思っていたら、またスーパーバンタムで試合が組まれていたんですね。
もちろん、本人の調整失敗が原因なんでしょうが、その辺、ちょっと気になるところではあります。


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昨日のBoxingRaiseライブ配信、内藤律樹は、今野裕介の腕か肩の負傷もあって、9回終了TKO勝ち
巧いけど、巧いだけに相手を引き寄せてしまう余裕が、時に危うい印象も残す、というところは、階級を上げても変わらない、内藤の魅力であり、陥穽でもある。
そんな内藤の闘いぶりを、余すところなく見られた、そんな試合でした。
今野は攻勢を取った回もありましたが、最後は左手が下がったまま動かず、右で探って飛び込んで、と本当に片手でした。
その奮闘は感動的でしたが、無念の結果となりました。

内藤はスーパフェザー級時代、国内上位の強敵を悉く破り、あの伊藤雅雪でさえも敵わなかった、超一流の日本チャンピオンでした。
当時は、CSフジNEXTの生中継カードのメインイベンターとして頻繁に登場したので、彼の試合を見たさに、他に見るもののないチャンネルですが(←それはお前の勝手や)視聴契約をしたものです。
ノリとしてはほとんどPPV視聴でした。
この先、本人のコメントにも出ている面々と、最強の座を決めるようなカードが組まれてほしいものですね。


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セミは好ファイト。木村吉光と仲里周磨の一戦は、ダウン応酬のドロー。
この試合だけでメインの価値あり、という試合でした。

しかし4回、仲里がかすめるような左フックで、これまた左を振っていた木村を倒したのがスリップ判定なのに、7回、木村が手首で仲里を引っかけたらダウンの裁定。
相変わらずの「設定」通りのレフェリングには、鼻白む思いでした。
4回のスリップ裁定のあと、仲里が(改めて)左フックでダウンを取ったので、ダウン一度ずつのドローという結果でしたが、きちんと裁定していれば、普通に仲里の勝ちです。

別に今から結果覆せとは言いませんが、映像をスローで見れば、誤審だったことは誰にでもわかります。
当該のレフェリーに対して、コミッションはきちんと指導なり、注意なりした上で、その事実を公に発表してもらいたいものですね。
何もなしで「人間のやること、仕方ない」で済ませてばかりでは、選手にしたらたまったものではないでしょう。
少なくとも、もう、それで済んだ時代は過去なのだ、という認識が求められる、と思います。



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ということで、一曲。
The Birthday 「オルゴール」。









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