先日、京口ｖｓタノンサック戦は残念なことになりましたが、昨日行われた中谷潤人、ジーメル・マグラモの計量とＰＣＲ検査は、両者ともに「パス」だったとのこと。
チケットの「一般」販売はないとはいえ、ＴＶもＧ＋のみならず、民放ＢＳのＢＳ日テレで生中継が平行して行われ、地上波でも関東ローカルながら当日深夜放送があり、セミに辰吉寿以輝も出るということですから、もし中止となれば、これまた大変な事態でした。ひとまず安心、です。
試合としては、中谷が距離を維持して、マグラモが迫るという構図になりましょうが、仮に接近戦になったとしても、中谷はそれもこなせるというか．．．微妙な表現ですが、苦にしない、とまでは言わずとも、近い距離でも、見た目からすれば意外なほど「やれる」選手です。
ユーリ阿久井政悟戦では、その「意外性」というか、幅の広さ、懐の深さが十全に出たものです。
とはいえ、過去映像でちらほら見たマグラモは、ショートで上下に強打出来る選手なので、出来れば避けたい展開でしょう。
当然ながら、基本は離れて、というのが一番です。
マグラモはあまり追い足がある方には見えず、巧く「刈り込んで」攻める風でもない印象でした。
まあ、相手が違うし、大きな試合となれば、色々違ってくるのかもしれませんが、見た限りでは。
あと、中谷の減量は、抜群の体格、若さ故の成長もあり、けっこうきつかったんではないかと想像します。
良いコンディションなら大丈夫でしょうが、その辺も気になるところですね。
もう、何回か数えるのも飽きるほどの延期の果て、決まるとなると急転直下、という経緯の試合でしたが、何しろやっとやれるんですから、中谷の勝利に期待です。
正直、世界タイトル、というよりは、中谷が世界の上位相手に通じるグレードを証明出来るか、という目で見る試合ですが、良い内容と結果を示して、日本の若手ではナンバーワンと目される才能を、存分に発揮してもらいたいですね。
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ということで、一曲。
Ｕ２“Beautiful Day” です。
