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ハピネスチャージプリキュア! 第24話「いおなコーチのプリキュアパワーアップ大作戦!」

2014年07月13日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアレモネード】



レモ子:
 「キュアレモネードです」 
 「プリキュア10周年、ありがとうございますっ」
 「これからも、よろしくお願いしますっ」

はじけるレモンの香り!

個人的には「姉になって欲しいプリキュア」No1。
この子、実年齢がたまたま最年少なだけで、本質的には姉キュアだと思うのですよ。
緑や青の逆パターン。

「丁寧お辞儀」からの、はじけるぶりがとても良いですね。
仕事のできない新人アイドルの汚名挽回(誤用にあらず)ですよ。
特技・営業スマイルは伊達じゃない。レモネさんは仕事の出来る子。

おそらくは当時猛威を振るった「きらレボ」対策で雇用されたアイドル様だったんでしょうけれど、蓋を開けてみれば「売れない新人アイドル」という微妙な立ち位置。
本当に、普通に、平凡に、意外性もなく「売れていない」生々しさが涙を誘います。
しかもご本人様はアイドル業に興味がなく、むしろ「私は女優志望なのにこんなことやってていいの?」と悩む有様。事務所と折り合いついてない。

大塚監督から寵愛を受けてることでもお馴染み。
監督さん曰く、「レモネードは自分自身なので、好きとかとは違う」だそうですが。
確かにレモネの求道者ぶりはイメージが被りますね…。

当初は同世代の友達が絶無。それもそのはず、休み時間も芸の道に勤しんでいたから。強い子です。
「5」で語られていた「夢を叶えるのは自分自身。最後の最後は一人きりだ。でもだからといって孤独なのではない」を全力で体現なされていますね。
ていうか「5」はレモネのための物語だと思うんですよ、レモネ派としては!「GoGo」の彼女は何かヘタれてるというか、夢原さんが神キュアすぎて微妙ですけど、「5」のレモネは格好いいんです。

特に闇レモネとの一戦は、軽く人生に影響を受けたレベル。
「私生活を犠牲にしてまで女優になって何の意味があるのか?」と闇檸檬は問う。
これはカワリーノさんに見せられた「女優になったが意味がなかった」と同種の問いかけです。
「女優になんかなれない」じゃない。「なっても意味がなかった」。
夢へと邁進する人に対しては、「実現しないよ」よりも「実現しても意味なし」の方が刺さります。
実際、反論は困難。何せまだ自分は夢を叶えていないので、実感として語ることができません。

ですがこの問いに、レモネは完全無欠な答えを返した。

レモ子:
 「私、そろそろ失礼します」
 「ドリームが呼んでいますので」

まさしく問答無用ですね。
「そんな低次元の問いをしてくる相手に答えてやる時間はない」「だって夢が呼んでいるんだから」。
これこそ反論不能ですよ。相手をして欲しければ、まずこっちのステージまで上がってこいの発想。

最近の彼女は、なんというか微妙に余裕を感じて(オーディション、受かっちゃいましたしね)残念ですが、またいつか強靭に牙を見せる檸檬を心待ちにしています。

■ハピネスチャージプリキュア! 第24話「いおなコーチのプリキュアパワーアップ大作戦!」

氷川さんがハピネス組に加入しました。そして彼女は溜息ひとつ。
予想外にハピネスさんらが弱かったのです。
そこで強化合宿に行くことになりました。

舞台は海。うら若き娘さんらは歓声を上げ、素敵な水着に着替えると浜辺を賑わせます。
プリキュアといえど女子中学生様ですからね。そりゃ海に来たら泳ぎたくもなるものですよ。
ばしゃばしゃと水を撥ね飛ばし、水着姿ではしゃぐ姿の何と眩しいことか。

その華やかな装いのまま、一同は特訓を始めることに。
姫さんはボールを使ってプリンセスボールの練習。大森さんはバトンでぐるぐる。
愛乃さんは目からビームの素振りね。私はタンバリンを極めるから。
氷川さんの指示の元、いそいそと練習に励みます。
海辺まで来て何やってるんでしょうね。よくよく見たら、別に水着でも何でもないし。

ですがこの特訓は功を成し。たまたま見つけた幻影帝国との戦闘は、以前とは見違えるようでした。
まぁ氷川さんは何度も空手の合宿に行っているそうなので、まともな特訓メニューはもちろん知っているのでしょう。
今回の間の抜けた練習も、実はちゃんと分かった上でやってるに違いない。
馬鹿をやって心の垣根をなくすとか、型をまず覚えることで力を高めるとか、そんなあたりで。
緩むことと締めることを知ってる子は強い。

さて戦いが終わって。

一同はのどかに夜を過ごしていました。
ただ愛乃さんの様子がちょっとおかしいです。さっき濡れTシャツで遊んでいたのが響いたようです。
誠司くんも心配しますが、愛乃さんは持ち前の元気さで無頓着。
それよりもこの合宿の夜を楽しまなくちゃ!
おーい神様ー。一緒にスイカ食べよー。

…。
……。。
………。。。



 部屋に引きこもり、「スイカ食べよう」と無防備に誘いに来るのを待つ



→「電気はつけないで」と前準備



→「見てごらん」と部屋の奥の窓際に誘導



→「星が綺麗だよ」と雰囲気を演出



→病気で昏倒。なお愛乃さんが風邪気味でなくても、合宿&戦闘をこなした夜なのですから、同様にふらついた公算大。



→「やれやれ頑張り屋さんだね」と抱っこ



→そのまま寝室へ。

流れるような手際の良さ。ド不快ですね。おぞましい。
そういえば昼間に、氷川さんから「恋愛禁止なんておかしい」と正論で反論されていました。
「へぇ好きな人いるんだ?」と下衆なセクハラをかまして虚勢を張るものの、「独占欲キモイ」と冷たい目をされました。
その腹いせでしょうか。
なんたる下衆。何も知らないいたいけな女子中学生様が、なんてことに。

この不埒な犯行現場を、誠司くんが目撃しました。
幼馴染のあの子が、ぽっと出の場馴れした男に掻っ攫われるこの瞬間。
悲しいかな、経験の少ない男子中学生は、ただ無言でうつむくばかり。
しっかりしろ誠司くん。前をむくんだ誠司くん。
あの青い生物から、愛乃さんを守れるのは君だけだ。


(左画像)プリキュアオールスターズ 10thアート&チャーム vol.1 キュアレモネード

(右画像)データカードダス プリキュア スマイル03 05/60 【Sレア】 キュアレモネード

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


今週の変身バンクから漂う奇怪な雰囲気は何。

【今週の10周年】

「間の抜けた行動をしているようで、実はちゃんと分かってやってる氷川さん」が、レモネっぽいかもしれない。
少しレモネを持ち上げすぎてる気がしますが。


プリキュアさんの話題からはちょっと外れますが、レモネの「私、そろそろ失礼します」は議論の鉄則の一つだと思う。

よく「議論の際には、主観ではダメだ」と言われます。
これ、正確には違うんですよね。
「自分が相手を説得するときには、自分の主観ではダメだ」が正しい。

「客観」というのは、結局のところ、双方の「主観」をすり合わせた上で「ではこれを基準としましょう」と合意を得た上で決まるものです。
例えば「ある商品AとBのどちらが優れているか」の議論の際に「A:売上が高いから優れている」「B:私が面白いと思ったから優れている」だと、Aの方が客観的で正しいと言われがち。
ですが、そもそも「売り上げが高いから」も一つの主観に過ぎません。

(「私が面白いと思ったから」が「正しい」ケースも、当たり前に存在します。
例えばその「私」が大株主だったり、その子のために用意された商品だったり。
強いて言えば「面白いと思った」だけでは、再現・検証不可能なので、「涙を流した回数」とか「笑っていた時間の長さ」とかの指標が必要なくらい)

故に実際の議論では、何が客観なのかを合意するプロセスがいる。
で、大概はこのルール決めで勝敗が決まる。自分に有利な条件を「客観的だ」とするに決まってるんだから。
逆に言えば、相手に有利な「主観」を、わざわざ「客観」扱いしてやる義理はないんです。

つまり「自分が相手を説得するときには、自分の主観ではダメ」。
相手の主観に合わせて客観的に話さないと。
(相手が甘々で、わざわざ自分に不利な相手の「主観」を「客観」と認めてくれるなら別ですが)

逆に「相手が自分を説得するときには、自分の主観で反撃してOK」。
相手の主観に合わせてやる必要がないのだから、こちらの理屈で話せばいい。
どうしてもこちらを説得したいのなら、こちらの主観に合わせよ。それが「客観的」だ。できなければ大人しく引き下がれ。

自分が防御側ならば、主観に勝る論拠はない。
レモネの言い放った「失礼します」は、その極致だと思うのです。
意外と盲点というか「主観は無条件でNG」みたいな誤った考えが根強いだけに、現実の議論や交渉の際には必須。覚えておくと役立ちます。レモネ、ありがとう。

【今週の10周年:追記】

別の方が言われてるのを見て思い出しましたが、レモネは「恋愛経験がないので芝居ができない」なんて話がありました。
愛乃さんの「この気持ちの理由が分からない」に繋がってたんでしょうか。
そうか…。レモネも、ちゃんと女優ネタで引っ張ってきてもらえてたのか…。何せ売れないレモネですから、そんな事とは露ほどにも思い至らず。。

【来週の10周年】

例によって公式ページで、次回のプリキュアさんが公開されてます。
さすがに来週のご挨拶担当は狙ったんじゃないかと言いたくなる人選。これは酷い。。

【今週の謎生物】

神が氷川さんに反論された後。

ぐらさん:
 「待てば海路の日和あり」
 「いおなの乙女心のことは気長に考えればいい」

この流れで何でこの台詞?
「神が氷川さんに言い寄ったが冷たくあしらわれた」「待てば海路の日和あり」ってこと?
ぐ、ぐらさん…。まさか貴女、敵なの?

【今週の幻影】



ホッシーワさんはスタッフ様の良心。

【今週の愛】



顔面直撃。
しかし愛乃さん、微動だにせず。周囲も全く心配もツッコミもせず。
物凄くどうでもよいカットなのに、物凄くシュール。

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