O.レスピーギ(1879-1936)のピアノ曲「リュートのための古代舞曲とアリア」(全6曲)はとても魅力的な作品。
これは全12曲のオーケストレーションをした作品の中から6曲をピアノ用に編曲したもので
「小舞曲「オルランド伯爵」(第1組曲-第1曲)/ヴィルネルラ(第1組曲-第3曲)/ガリアード(第1組曲-第2曲)/イタリアーナ(第3組曲-第1曲)/シチリアーナ(第3組曲-第3曲)/パッサカリア(第3組曲-第4曲)」という構成になっている。
15~16世紀の人々の心を捉えて離さなかったであろう、その当時の流行歌・・・だよね。それが、レスピーギによって近代的な音の処理をされて現代に歌いかけてくる。その旋律は覚えやすく、歌いやすく、時に甘くセンチメンタルでもあり、また華麗でもあり・・・素敵だ。
その第4曲「イタリアーナ」、思わず歌いだしたくなる優美さに彩られ、目の前にぱあっと一枚の風景が広がる。それは海のようでもあり、草原のようでもあり、そこをわたる風に吹かれているような・・・。
続く第5曲は「シチリアーナ」。音楽の宝箱「フィッツウィリアム:ヴァージナル・ブック(Ⅰ、Ⅱ)」には調性、拍子は違うが同じ旋律の曲が収められていて(「オールド・スパニョレッタ」)、この曲がリュートに乗って流行り交通状態の悪いあの当時大陸からドーバー越えて流行っていたのか~!と想像するのはほんとに楽しい。
とっても素朴なこの曲が、レスピーギの手にかかると次々ディミニューションしていって、気付いてみれば、こ、これは、なんと華やかなっ!!という展開。
クリスマスに向く曲だろうか?と思いつつ、もう選んじゃったもんね~
これは全12曲のオーケストレーションをした作品の中から6曲をピアノ用に編曲したもので
「小舞曲「オルランド伯爵」(第1組曲-第1曲)/ヴィルネルラ(第1組曲-第3曲)/ガリアード(第1組曲-第2曲)/イタリアーナ(第3組曲-第1曲)/シチリアーナ(第3組曲-第3曲)/パッサカリア(第3組曲-第4曲)」という構成になっている。
15~16世紀の人々の心を捉えて離さなかったであろう、その当時の流行歌・・・だよね。それが、レスピーギによって近代的な音の処理をされて現代に歌いかけてくる。その旋律は覚えやすく、歌いやすく、時に甘くセンチメンタルでもあり、また華麗でもあり・・・素敵だ。
その第4曲「イタリアーナ」、思わず歌いだしたくなる優美さに彩られ、目の前にぱあっと一枚の風景が広がる。それは海のようでもあり、草原のようでもあり、そこをわたる風に吹かれているような・・・。
続く第5曲は「シチリアーナ」。音楽の宝箱「フィッツウィリアム:ヴァージナル・ブック(Ⅰ、Ⅱ)」には調性、拍子は違うが同じ旋律の曲が収められていて(「オールド・スパニョレッタ」)、この曲がリュートに乗って流行り交通状態の悪いあの当時大陸からドーバー越えて流行っていたのか~!と想像するのはほんとに楽しい。
とっても素朴なこの曲が、レスピーギの手にかかると次々ディミニューションしていって、気付いてみれば、こ、これは、なんと華やかなっ!!という展開。
クリスマスに向く曲だろうか?と思いつつ、もう選んじゃったもんね~
レスピーギって、『ローマの松』を作曲した人ではないでしょうか???
彼はローマのサンタ・チェチーリア音楽院で教授を務めていたそうですが、図書館で古い時代の作品を調べるのを楽しみにしていたそうです。