友人との新年会、1月末にまあ一月中だから、ということで今回は三鷹市美術ギャラリーで開催中の(~2月16日まで)
『壁に世界をみる~吉田穂高展』を鑑賞しました。
『壁に世界をみる~吉田穂高展』
2019年12月7日(土)~2020年2月16日(日)
会場:三鷹市美術ギャラリー
(小さい画像をクリックすると拡大表示で見られます)
”吉田穂高(1926-1995)は旅を愛し、45カ国以上の地を訪れた版画家です。旅先で彼の心をとらえたのは名所風景ではなく、その土地に息づく無名の壁や塀、柱、標識、家といった身近な対象物でした。・・・
本展では、穂高の没後25年を機にこれまで紹介されていなかった油彩画や初期版画作品にも注目し、その原点から晩年にいたる作品をご紹介します。もの言わぬ<壁>と語り、無限に広がる世界をみた吉田穂高の完成は、今なお新鮮な輝きを放っています”~チラシより
100点を超える作品が展示された会場は、圧巻の一言。
初めて接する作家でしたが、幼少期に家族で遊んだという父・博の手製のカードゲーム、手製の漢詩かるた、また穂高が中学時代から関心をもって作っていたという短歌も会場に並べられていました。
終戦の年から独学で学んだという油彩画が最初の部屋から展示されていましたが、その瑞々しさ溢れる絵画に魅了されました。
その絵の前に立つと、思わず心がふわっと自由になるような浮揚感、絵の中に入ってしまってそれもまたよし、と思える高揚感を感じてわくわくしました。
色使いといい、構図といい、見る者の目を捉えて放さない魅力に圧倒されました。
そして、版画家として様々な技法を試みていく彼の道程を、展示に従って見ていくのは本当に幸せなことでした。
素晴らしかった!!
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