『「おや、つめくさのあかりがついたよ。」ファゼーロが叫びました。
なるほど向うの黒い草むらのなかに小さな円いぼんぼりのような白いつめくさの花があっちにもこっちにもならび、そこらはむっとした蜂蜜のかおりでいっぱいでした。』～ポラーノの広場：宮沢賢治
『わたくしどもは、じつにいっぱいに青じろいあかりをつけて、向うの方はまるで不思議な縞しま物のやうに幾条にも縞になった野原を、だまってどんどんあるきました。』～ポラーノの広場：宮沢賢治
つめくさの咲く季節になるといつもこの宮沢賢治のお話を反芻しながら野原（公園です、でもこの場合は野原と思うことにしています
）を歩いてます。うかうかしていると、その時はあっという間に通りすぎてしまう～。
しかし、お写真のようにつめくさの花が一面に咲いているのを見ると、
昔、小さい頃に田んぼの方に降りて行って、
花束にしたり花の輪を作ったり、いろいろと思い出します。
懐かしいなあ
お近くに素敵な公園（野原♪）があってイイですね。
羨ましいです。
しろつめ草で冠やら首飾りやら私も作って遊びました～
また、子どもの頃はそこここで赤くレンゲの花で染まった田んぼを見かけて同じように遊びました。（最近はレンゲの花はとんと見かけられなくなってしまいましたが）
この中を歩くとその花の香りでむせかえるようです