ピアノの弦

もっと前に調律しなきゃいけなかったんだけど・・・つい前回からかなりの時間があいてしまっての今回の調律。
実は自分で弾いていて、これは相当やばいなぁ～と思ってた。だって自分の音聞いてて疲れるんだもん！！
そんな訳で今回、調律師さんは相当苦労なさったようで・・・調律・調整に3時間

実は、弦が一本切れまして・・でも、切った時に、ショックがなくて、その上切れたのが高音の一本だったんできんきんしながらも音は鳴っちゃうんだよね・・・。

これはピアノの弦の張り方『88鍵のピアノに弦は230本前後です。中音・高音は1つの鍵盤に対して3本ずつ弦を張り、低音は最低音に近づくにつれて3本、2本、1本と減らします』＊（「♪鳴るほど！楽器解体全書 ピアノの歴史と構造」より）
で、切れたのが高音だったので一本弦が切れても音は鳴っちゃてたんです。

ピアノの弦は、いわゆるピアノ線だから切るのはすごい力が要るように思われるかもしれないけれど、実はふとしたタイミングで簡単に切れちゃうんだよね。そして、切れた弦の隣の弦は伝染するみたいに切れやすくなるので始末に悪い。
ところで高音の弦だと、今回のように切った時のショックはあまりないんだけど、低音の弦が切れる時はその切れる瞬間の音にちょっとびびる。切ろうと思って弾いてるわけじゃないから、いつも通りに弾いていて突然「ぶちーん！」そして、「がああ～ん」というような妙な音がして突然の沈黙・・・いやな感じです。切っちゃった弦の音を弾くと「すこっ」「すこっ」（うっ、思い出しちまった）

切れていた弦はすぐに張り替えられたのだけれど、弦が新しくなると音が下がる、下がるで、調律師さんが張り替えた弦に今回一工夫をして下さって、「これで次の調律の時まで位は保つようになってます」と力強いお言葉あ～、よかった！調律後のピアノはすっかり別の楽器になりました

ところで今回初めて読んだ「♪鳴るほど！楽器解体全書」、これはYAMAHAのサイトです。『設計担当者が楽器づくりに対するノウハウやこだわり、楽器の魅力を紹介します。』とのことで、とても興味深くわかりやすく楽器の説明がされていて面白く読めます。
ピアノ以外にも管楽器・打楽器・弦楽器・電子楽器など色々紹介されていて、楽しい～（掲載楽器のトップはリコーダーだぜっ！）　＊掲載楽器一覧