杉本ゆり氏による『ラウダを歌う会(11)』を受講するのも3回目となった。今回はAdoro te devote(聖体賛歌)とラウダはMagdalena degna da laudare(マグダラのマリア賛歌/コルトナ・ラウダ39番)の2曲だった。トマス・アクィナスの話からその歌に込められた中世の聖歌の解説、そして聖体賛歌の話。私などほんと何にも知らないので、トマス・アクィナスと聞くとやはり哲学者、神学者としてのイメージしか持っていなかったのだけれど、随分多くの賛歌を作っていたということを伺って驚いた。聖体賛歌の大部分は彼の作ではないかというお話だった。中世人ってある特定の分野だけに秀でるだけではなく、幅広いんだ~!!歌ったAdoro te devoteはヘ長調ぽさを感じさせる曲で、オリジナル譜を見ながら(私はラテン語を、またまたわにゃわにゃもぐもぐなりながら)歌った。参加者の方々、みんなすらすら歌われるので、それにくっついていると、あらま、なんとか歌えてる!(気がしてくる)
そしてこの日のラウダはマグダラのマリア賛歌だった。マグダラのマリアについて、その当時どれくらい人々が彼女を崇敬していたかという話を含め、講義を聞いているとなんだかわくわくしてくる。トゥッティで歌い、女声・男声で歌い、ドローンを付けて歌いと様々な形で歌ってこの日の講座は終了。心が朗らかになっていたなぁ~!
ところで「マグダラのマリア」というと、私にとっては時代は17世紀になってしまうのだけれど、カラバッジョ(1571-1610)の描いた『マグダラのマリアの法悦』(1606年)がぱっと浮かぶ。光と影に彩られ、圧倒的な存在感を発するこの絵・・・。
そしてこの日のラウダはマグダラのマリア賛歌だった。マグダラのマリアについて、その当時どれくらい人々が彼女を崇敬していたかという話を含め、講義を聞いているとなんだかわくわくしてくる。トゥッティで歌い、女声・男声で歌い、ドローンを付けて歌いと様々な形で歌ってこの日の講座は終了。心が朗らかになっていたなぁ~!
ところで「マグダラのマリア」というと、私にとっては時代は17世紀になってしまうのだけれど、カラバッジョ(1571-1610)の描いた『マグダラのマリアの法悦』(1606年)がぱっと浮かぶ。光と影に彩られ、圧倒的な存在感を発するこの絵・・・。