Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

スアール アグン@所沢MUSE

2010-08-18 23:26:36 | 音楽
                
4年振りにしかも全く同じ8月6日、所沢MUSEでバリ島巨大竹製打楽器アンサンブル『スアール・アグン』を楽しんだ。まず団長氏の流暢な日本語の解説に吃驚!4年前にはこんなにすらすら話されなかったよなぁ~、なんて思いながら聞いていた。そしてまた、8月6日が「広島原爆の日」であることに言及し哀悼の意を表し、平和を祈る言葉に打たれた。
そしていよいよ始まった『神々の棲む島バリが生んだ神秘の伝統音楽”ジェゴグ”』それを演奏するのが”スアール・アグン”。チラシによればバリ島最強のジェゴグ・チーム!!
ジェゴグの音階は4音階、それが1チーム14台編成の竹の太さによって音高が違う楽器が打ち鳴らされることで、絡み合い交錯し或いは同時進行したりと実に様々なリズムと音の組合せによって変化し続けて音の一大スペクタクルを描きだすのだ。今回は最初は前から4列目だったのだが、前が空いていたので休憩後は2列目に移動。重低音の竹の響きが振動としてうわわわ~んと椅子に伝わり、また登場した2人のダンサーのちょっとした仕草、目付きなどそしてふわっと香るいい匂いまで体感できた。1部も2部も演奏中にトランス状態に陥る演奏者が出て、その度に舞台袖から彼らを救出(!?)する係りが何人か飛び出てきて見ている方もどきどきする。
人間と自然と音楽と宗教がとてもとても近くにあって、それがごく当たり前のこととして共にあるということに改めて感動した。
コメント
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