Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

伝統的菓子に夢想する

2008-01-19 23:41:54 | 食・その周辺
季節のお菓子ってありますよね~。それを見かけると、また味わうと今年もまたこのお菓子の季節が巡ってきたんだ~、と告げてくれる伝統的なお菓子。
スペインにもあるのですね、バルセロナの友人が送ってくれたお菓子二種もそういう季節、祝祭を祝う歴史ある伝統的なお菓子。
先ずは、クリスマスのお菓子として有名な『トゥロン』
これは、正確な木の種類はわからないのですが、まるで「桐」のような箱に入っています。
        
トゥロンは色々な種類があるのですが、私はこれ大好き~オイルの中に漬けられているようなのですが(箱に触ると手にオイルがつきます)お菓子自体は全くオイルは関係なく(不思議!)とってもおいしい~。甘いのですが、頬張るとさくりっとなりアーモンドがぱあ~っと広がって何とも素朴な風味です。
        
        トゥロンについて
そして元旦のお菓子「ネウレス」
これもトゥロンと同じく起源の古い、歴史ある伝統的なお菓子だと知りました。筒状で軽い焼き菓子でした。
              
              ネウレスについて
こうした長い長い時間を人々に愛されて今にいたるお菓子たち、まさに「菓子に歴史あり」という感じだなぁ~・・・。でも、口に入れると、その背負ってきた時間も伝統も一瞬のうちに「喜び」となり、そしてその歓喜のうちに彼方に(正確にはお腹に、ですが)消えていく。喜びを与えるだけで何も求めず、何と潔いことだろう!!などと思い至ると、ことお菓子に限らず、自分自身を含めた「全てのもの」が改めて愛おしくなっていることに気付かされていました。

あら、こんなことをつらつら夢想させるなんて、これもお菓子の力なのかしらん・・。
コメント (5)
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