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Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Sharon Bezaly / "Mozart: Flute Concertos."

2006-12-14 21:53:33 | art music
Bezaly


□ Sharon Bezaly / "Mozart; Flute Concertos Rondo,Andante"

Allegro maestoso (Concerto in G Major KV313)
Rondeau. Allegro (Concerto in D Major KV314)

Release Year; 2005
Label; BIS
Cat.No.; BIS-SACD-153901
Format: SACD Hybrid

All Cadenzas by Kalevi Aho
Sharon Bezaly: Flute
Ostrobothnian Chamber Orchestra
Juha Kangas: Conductor

Concerto in G major, KV 313

1.I. Allegro maestoso  8'14
2.II. Adagio ma non troppo 8'33
3.III. Rondo. Tempo di Menuetto 6'48

4.Andante in C major, KV 3156'26

5.Rondo in D major, KV 184 Anh. - Allegretto grazioso 5'45

Concerto in D major, KV 314
??
6.I. Allegretto aperto 7'18
7.II. Adagio ma non troppo 6'22
8.III. Rondeau. Allegro 5'24


『フルート大百科』シリーズが定評を得ている、イスラエル出身の
天才フルート奏者、シャロン・ベザリーのモーツァルト。
世界初録音だったディートヘルム・ヨナス/『ゾディアック』の
演奏を聴いてから気になっていましたが、モーツァルトを
扱った今作では、その超絶技巧を余すこと無く発揮。
フィンランドの作曲家、カレヴィ?アホが彼女の為に作曲した
カデンツァ(曲の終結部に設けられる即興的なパート、
奏者の技量を主張する部分でもある)が最大の聴きどころ。
この人の音色はどこか放り投げたような奔放さがあって、
良くも悪くも冴えた透明感が強いです。
フラットで高く突き抜けていく音は、
どこか日本的な響きさえ感じられますね。

二枚組かと思ったら、ものすごい分厚いカタログが付いてました;
これだけでもけっこう読み応えがあります(笑





□ Geminate -均一な非平衡系におけるコミュニティの形成 -序論

昨今ネット上を騒がせた一連の事件により、SNS、とりわけmixiの信頼性が揺らいでいる。こうしたことから一部、あるいはアルファブロガー達の中にさえmixiの存在意義自体を揶揄する声が聞かれるようになった。

私としては、これらにささやかながら反論したい処があるのだけど、mixiが既に自らが詠っていたSNSとしての機能を果たしているとは言い難いのは疑問の余地がない。というのは、あくまで全体を均一化してみれば、という仮定の上である。もちろん非公開コミュについてはこの限りではないし、個人間さえ健全なコミュニティを確立している例は多くあり、一般的にそれほど難しいことではないと言える。

問題の所在はその機能面というよりも、時間を経て獲得されてきたコミュニティの形質にあり、選択の偶然とアクシデントに多く拠るものがあると考える。そういったものを包容して生成されるmixiの定性にはやはり欠陥があると言い換えられるのだけれども。

オートポイエーシス・システムの観点に転じてみよう。mixi、あるいはどんなSNSでも良い(個人に及ぶセキュリティはあらゆる悪意に対し「絶対」ではないから)そこに重大な欠陥があるとして、コミュニティの形成を阻害する要素が同質空間上に散逸的に存在するとする。

このシステムで自己を形成するのは自身の自己決定以外に他ならない。ネット上におけるコミュニティの形成には、一切が自身の立ち振る舞いに選択を決定される円環構造が見て取れる。

オートポイエーシスとは、細胞や神経ネットワークの形成の過程で、システム自身の振る舞いが、自己と非自己に境界を設けて自己生成を繰り返すような動的な作用を指し、現在では生命現象に限らず、あらゆる概念的な動的システムにも応用可能であることが知られている。

(参考)http://ja.wikipedia.org/wiki/オートポイエーシス

システム自体を支える構造はある意味アロポイエーシス(他者決定的)であるが、ここでは「コミュニティ」にパースペクティブを固定することで、このオートポイエーシスなシステムを抽出する。

このように捉えることで、SNSにおいても、オートポイエーシス的な力学により、批難されているシステム上の欠陥のあるなしに関わらず、その構造を乗っ取る形で、強固な自己境界を持つコミュニティが生成可能であるという仮説を立ち上げることができる。

アンチmixi、あるいはSNS信奉者にとっても、コミュニティを評価する上で重大なのは、テンプレートシステムの存在意義そのものでは実はなく、そこにいる人間が選択する個別のトランザクションだということを自覚することだ。したがって一様に当該システムの利用者を批難し貶めるようなことは論理矛盾も甚だしい。(裏返せば、そういった否定を孕みつつ発展しているシステムだと捉えられる。)

余談だが、ここで論じているのは、オートポイエーシスとしてのコミュニティ形成論を、両者の関係性に絞って限定的に自己言及を展開したものであり、例えば「winnyは使用者のモラル次第で云々」という一般論を排除したものであることを断っておく。

「静的な評価」というものは亡霊である。
『論破』の結果は、相手を巧く騙して言いくるめるか、
開いた口が塞がらないほど呆れさせるかの二通りしかない。


□ 寝違えた?

頸椎が痛むのですが、昨日から痛みが増しているような。
痛み止めをすればいいものの、
痛みはセンサーだと考えているので、
原因に疑いがあるうちは、我慢出来る範囲なら
なるべく薬の類は控えるようにしています。
モニターを見下ろすのがつらい(T-T


□ 続・ベルトフェチ

というわけで、先日買いそろえたベルトルックを
お披露目したところ、アンチベルトな人に

「そんなに縛られるの好きなん?」

という素敵なツッコミを頂きましたw
たしかにちょっと安心感?みたいな。
でもどちらかといえば縛る方が(ゲフンゲフン




□ Tunes of the Day

□ Sissel / "into Paradisum"

Vitae Lux
Marble Halls




これから双子座流星群を見に山へ登ってきますノシ
雲の切れ間から見えることを願って。。。(ノ_;