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Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Delerium / "Nuages Du Monde" Japanese Edition.

2006-12-24 00:31:43 | delerium
Ndm


□ デレリアム / 『光と雲と~神秘の物語』

Release Date; 20/December /2006
Label; Imperial Records International
Cat.No.; TECI-24399
Format: 1xCD
Note.:incl. "Lost and Found (Blank & Jones Late Night Remix)"

http://www.imperialrecords.jp/intl/artistlist/artist/delerium/index.html
http://delerium.crossfade.biz/index.shtml

<トラックリスト>

1. エンジェリクス
2. イクストーラー
3. ウェイ・ユー・ウォント・イット・トゥ・ビー
4. インダクトラネイション
5. セルフ・サボトーア
6. テクタニック・シフト
7. ルーメニス
8. フリーティング・インスタント
9. シスター・ソウジョーン・ゴースト
10. ロスト&ファウンド
11. アペリジョン~幻影

<ボーナス・トラック>

12. ロスト&ファウンド(ブランク&ジョーンズ・レイト・ナイト・リミックス)


::Delerium Maniax:: とのクロスポスト(一部追記)

届きました。
通常のEU盤に日本製帯とスリーブをバンドルしたもの。
"Lost & Found"のBlank & Jonesは、
まぁ、借りてきたネコみたいなリミックスですね(笑
四分打ちながら、なかなか綺麗にまとめてます。


残念ながらライナー&対訳ともに
誤解や誤訳が目立つので以下に簡単に取り上げます。


・Rhys Fulberの読み

これは慣用ということで致し方ない面もあるのですが、
Rhys Fulberについては、この"Rhys"はウェールズ地方由来の
『リース』の方が正しい発音です(家系の関係)


・12thアルバム?13thアルバム?

ライナーでは"Euphoric"EPがアルバムとして
カウントされていない為、今作が12thとして紹介されています。
確かにEPはミニアルバムとして、
アルバムの通算枚数には入れない場合もあるのですが、
Deleriumについては、海外でも長く"Euphoric"を含めた
通算枚数が用いられてきました。

これはもうアーティスト毎の通例でしかないのですが、
"Euphoric"EPについては、それ自体が独立した作品で、
どのアルバムのリードシングル、ミニアルバム的性質も
持っていないため、私自身はアルバム数としてカウント
するべきだと考えました。


・Bill LeebとRhys Fulberの音楽性について

ライナーの印南氏も『語弊を承知で』と書いてますが、
確かに色々な解釈もあるので否定はしないものの、
ポップへ歩み寄りたかったのはBill Leeb、
Rhysは多様な音楽性をもちながら、
プロデュース業が忙しくPoemに参加できなかった、
というのが実際のところです。


・ 歌詞の誤訳

ここは色々と目立つので、
まだしっかり検証していませんが、
特に"Lost & Found"で

"I was lost and Found"を
受動態として訳しているようにも見えるので、
歌詞の解釈が定まらない(意図的?)

「私を『失った』のは私?彼?」

文法上、行間の時制の一致かもしれませんが、
この歌詞は全行「過去に言及している」ので、
Lostはあくまでも形容詞として扱い、
"I'm Lost"=『「迷った」「正気を失った」
あるいはFoundに対応して「失った」』として

「私は失って、見つけることが出来た。」

という風に解釈するのが妥当だと考えます。