lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

コメント機能について

2006-10-10 06:25:14 | インポート
えーと、今使ってるMacBookでは
このブログのコメントに使用するcgiが機能しないことが判明しました。
そして、前まで使ってたWindowsマシンが壊れている為、
しばらくコメント機能を利用したコメントへのレスが出来ません。
緊急措置として、レスは当該記事本文中に追記するか、
別途エントリーに掲載することにします。


□ Tunes of the Day

□ Donna Lewis & Richard Marx

At The Beginning


(昨日の記事で違う曲をリンクしていたので、
 修正とともに、ここに改めて紹介します。)


Continuum Hypothesis.

2006-10-09 12:13:57 | Science
(※10/10 6:13・・・Tunes of the Dayのリンクミスを修正)

□ 排反する『死』

私たちが生涯抱く思想や哲学は『生者の論理』であり、その判例軸上に『死』が捉えられたことはない。個々の「死」は、個々の総体が成す「相」の変化という実効性を伴って実現し、それは自身の意思であろうと、身に降り掛かることであろうと、「現実世界の都合」という形で齎される。

この「相」において、死は差し引きではなく、相を導くトランザクション、肯定の算術である。ノード間におけるネットワークの消失と形成が繰り返され、個々を結びつける関係性が上書きされていく。在るものが在る様に、死は訪れるのだ。

だけど時に人は、存在しない「死」の内観的な本質に意味を求める。生きることの辛苦故に、あるいは生きることへの執着故に。しかしあらゆる死へのアプローチは、私たち自身の「生の動機」に基づいている。死は自ずとやってくるのに、生きながらにして死を望むということは、「死を行為する」自身を肯定している。何の為に?死によって否定されるべき「生きた死」は矛盾を孕んでいるようでもあるが、逆説的でもある。「死を行為させる生の有り様」だ。だから時に「死を選択すること」は、最後の最後まで「生きること」に他ならない。

人生で感受する全ての感覚や経験に基づいて、私たちは死を仮想するが、「死」そのものは、この「生者の論理」を排他し、隔絶している。死について語るとき、私たちは自身の生きている問題について語ることしかできない。己が経験できるのは「他者の死」を受動した自身への負荷のみであり、他者の生を生きられないが如く、人は自らの死する時まで、いや、その時ですら、遂にそれを知ることができないだろう。この瞬間瞬間に死を経験しているかもしれない私たちが、それを体感できないように。あるいはこの連続性の孕む死を内包する生について、こう言うことも出来る。
「人は死して行く存在であり、死が人を規定している。」
生とは、死へと向かう非可逆の跳躍であり、(量子力学的世界観における)「因果の崩壊」後もなお、遡行しない情報の流性を顕現しているのだ。


□ 死に臨んで

かつて、その選択をしようとしてしまった私は思う。
死ぬ者も生きる者も、そのモチベーションの根っこでは繋がってて、
各々が直面したシチュエーションに因って、生死の選択を辿るしかないということ。
今こうして生きている動機と、死を選択した動機は、同じ遠因に発している。


□ clip.

原子物理学:光から原子へ飛び移る量子
Atomic physics: Quantum leap from light to atoms
Quantum-information networks use matter for long-term storage and light
for long-distance transmission. Teleporting a quantum state from light
onto matter has now been achieved.
Mikhail Lukin and Matthew Eisaman
10.1038/443512a
http://www.nature.com/nature/journal/v443/n7111/full/443512a.html





量子情報科学:光と物質との間の量子テレポーテーション
Quantum teleportation between light and matter
Quantum teleportation has been previously demonstrated between objects of
the same nature, such as light pulses or material particles. But this paper
demonstrates teleportation between objects of a different nature: a quantum
state encoded in a light pulse is teleported onto an atomic ensemble containing
1012 caesium atoms.
Jacob F. Sherson et al.
10.1038/nature05136
Abstract: http://www.nature.com/nature/journal/v443/n7111/abs/nature05136.html
Article: http://www.nature.com/nature/journal/v443/n7111/full/nature05136.html



□ Tunes of the Day

□ Donna Lewis & Richard Marx (リンクミスを修正)

At The Beginning



_*


Enigma / "A Posteriori" 5.1ch Surround Remix DVD & New Limited Edition.

2006-10-07 06:42:17 | Enigma
□ http://www.enigmamusic.com/news/news.html

Micahel Cretuが先日出演したラジオ・インタビューで
要約すると↓みたいなことを言ってたそーです。

・"A Posteriori"のDVDは2006年12月に出る。
・自身で手がけた5.1ch Dolby Digital Surround Mixは三週間以内に仕上がる。
・その後、"A Posteriori"のリミックスを加えた限定盤の制作に入る。
・リミックスはクレトゥ自身が手がける。
・「今までみたいなダンスリミックスじゃないから、聞いて驚くなよ。」
・DVDとSACDがでる。
・そのうち二曲はニューバージョンで収録する。
・より繊細な音使いを発見できるだろう。
・Enigma 7th Albumについてのプランがあるんだ。

>"A Posteriori"のリミックスを加えた限定盤の制作に入る。
はじめに出せーや
なかったことにして作り替えてもいいんだよ・・・


Delerium / "Nuages Du Monde" EU盤

2006-10-06 00:09:06 | delerium
Na Eu
(上:North American Version)    (下:UK/Europe Version)


□ Delerium / "Nuages Du Monde"

>> lens,align.: Nuages Du Monde Review.
>> :: Delerium Maniax ::
>> Delerium.ca

Release Date; 03/ 10/2006
Label; Nettwerk
Cat.No.; 306022
Format:1xCD

EU盤が到着致しましたので、クレジットから得られた情報を追記します。
Nettwerkでは"Nuages Du Monde"とDNA Printが当選する
コンテストを開いているものの、CDを販売する予定はないみたい。
(翌日Werkshopでの取り扱いがはじまりました)

http://www.nettwerk.com/deleriumcontest/

先にリンクした、
当ブログのプロモ・レビューと合わせてご覧ください。

>> lens,align.: Nuages Du Monde Review.

(確認情報の差で齟齬がありますがご了承ください)


プロデュース                        .

Produced by Rhys Fulber and Bill Leeb.
Mixed By Greg Reely at Hipposonic Studios.
Programming by Rhys Fulber.

事実上、"Semantic Spaces"、"KARMA"以来の、Bill LeebとRhys Fulberのデュオ作品。Rhys Fulberが全曲で参加し、プロデュースの比重を占めているようです。どうりでConjure One/ "Extraordinary Ways"とビートワークが酷似していたわけですね。。

ミキシングにはおなじみGreg Reelyの起用。

他にはストリングス、コーラスアレンジにChris Elliott。ベーシストとして、Fulberの妻Leah Randiが数曲に参加。

"Chimera"の"Returning"でピアノを弾いていたRoy Salmon(=Roy Salmond)がピアノ/ギターで参加。

また、Conjure One/ "Face the Music"をリミックスしている
RedankaのAndy HoltがAdditional Productionで参加。
おそらくビート回りを強化していると思われます。

スリーブには、各アーティスト側で用意された写真(転載)とメッセージがクレジットとともに記載されています。
各曲の制作については、ヴォーカリストサイドのスタジオで録音、転送するという、いつもの方式を採用。以下に一曲毎の詳細に触れて行きます。思いの外カヴァーや引用が多くありました。
(楽曲の作風と感想については上記リンクのレビュー参照。)


1. Angelicus feat. Isabel Bayrakdarian
(Leeb/Fulber/Kradjian)

五世紀始めのアルメニア聖歌の断片より引用。
歌詞は『アレルヤ』『アーメン』と、ヴォカリーズ(母音のスキャット)で構成。
この野太いベースの疾走感はAndy Holtによるものだろう。
録音はトロントのカナダ・ブロードキャスティング・センター内に
設けられたグレン・グールドスタジオで行われた。

希代のピアニスト、Glenn Gouldを讃えて設立された当スタジオは世界屈指の録音技術を持っている。
>> http://glenngouldstudio.cbc.ca/


2. Extollere feat. Katharine Blake & Mediaeval Baebes.
(Leeb/Fulber/Blake)

中欧に伝わる詩"Love For A Beautiful Lady"を引用。
引き離された恋人達に北風が告げる。彼らが再び出会う日がくることを。
録音はキャサリン・ブレイクの自宅スタジオにて。
プロデューサーのPete Davisによるアレンジが加えられている。


3. The Way You Want It To Be feat. Zoë Johnston
(Leeb/Fulber/Johnston)

Zoë Johnstonの自宅スタジオにて。
Roy Salmonが各演奏パートを担当。


4. Indoctrination feat. Kiran Ahluwalia
(Leeb/Fulber/Ahluwalia)

ブルックリンのSystems Twoにてヴォーカルの録音。
Andy Holtのプログラミング。

彼女がこの音楽を聴いた段階での印象を歌詞にした。

"Chalo ni sakhi,dhundo moray mun ke khevaiya"
『友よ、一緒に探しにいこう。私の心を良き方向へ導く者を。』


5. Self-Saboteur feat. Kristy Thirsk
(Leeb/Fulber/Thirsk)

バンクーバーの自宅スタジオにて録音。
ギターはRoy Salmon。

『この歌は、ある人たちのことについて書いたの。
彼らは世界に憤りと怒りを感じている。
自分自身が人生で失ってしまった機会によって。
彼らは自分の失望をいつも誰かのせいにしていて、
それが身勝手な怒りと高慢であることが見えていない。
その怒りと高慢の陰に永く隠れて生き続ける人間もいるわ。
彼らには理解できていないのよ。
己の最も忌むべき敵は己であることを。』


6. Tectonic Shift
(Leeb/Fulber/Gerrard/Perry)

以前にここでDead Can Danceの"Windfall"と
酷似していることを指摘しましたが、
Gerrard/Perry(=Dead Can Dance)のクレジットの通り、
同曲へのオマージュのようです。
旋律を微妙に開いてアレンジしています。


7. Lumenis feat. Isabel Bayrakdarian
(Leeb/Fulber/Kradjian)

Armoury Studioにて録音。
ベースはLeah Randi。


8. Fleeting Instant feat. Kirsty Hawkshaw
(Leeb/Fuber/Hawkshaw)

Kirstyの自設スタジオ『The Shed』での録音。
ヴォーカル・プロダクションにTom Hill。
ギターはRoy Salmon、Leah Randiのベース。


9. Sister Sojourn Ghost feat. Katharine Blake & Mediaeval Baebes
(Leeb/Fulber/Mediaeval Baebes)

ミディーヴァル・ベイブスの2005年のアルバム、"Mirabilis"に
収録された"Umlahi"をデレリアムの解釈で引用、アレンジしたもの。
歌詞はブレイクの造語で歌われている。
三たびAndy Holtのプログラミングが光る。
Roy Salmonはギターとあるが、ピアノも彼の特徴を匂わせている。


10. Lost and Found feat. Jaël
(Leeb/Fulber/Jaël)

スイスのベルンにあるLunikの録音スタジオ、
INFLUXにて、バンドリーダーのLuk Zimmermanが、
Jaëlのボーカル・レコーディングを担った。
ギターはRoy Salmonによるもの。


11. Apparition
(Leeb/Fulber/Elliott)

ボーイ・ソプラノの正体はGreg Froeseなるパフォーマーで、
Mushroom StudioでGreg Reelyが録音したもの。
合唱はChris Elliotが指揮したようだが、果たして
サンプラーによるものなのか、生演奏にエフェクトを
かけたものなのかは判定が難しい。
歌詞は英語で歌われているようである。


と、とりあえずこのように現時点での情報をまとめてみました。
この後数日に渡り各曲の歌詞/対訳を掲載したいと考えています。
情報の総括は今のところ目処がたっていません。。
(構成に無理が生じた為・・・)


Sublunar.

2006-10-04 06:01:51 | music3
           「??静かに。」
少女は指差して言った。
           「月が食べてるの。」
「食べている、何を?」
    尋ねるが何も返ってこない。
彼女との間、草の上に置かれた食卓で、
私は疑問と共に強烈な睡魔に襲われた。
そして闇。
 
      風の中に星の音が鳴っている。
???鐘。   風の中で鳴っている。
??鐘の音。    星が鳴っている??
?鐘の音が響いている。  風の中に?

風の中に鐘の音が響いている。
蒼い眠りから醒めた瞳に、零れ落ちそうなくらいの星空と、
そこに漂う巨大な月の円環が映る。

十月は初旬、秋涼の夜。
海から吹き抜けていく少し肌寒い風、空から満天の星光が降り注ぐ
小高い崖の芝生に、わたしは寝そべっていました。

どれくらい眠っていたのだろう。
壊れてしまった時間感覚を遡って記憶を手繰り寄せてみても、
最後に視界を覆っていたのは、
眩いグリーンと深いブルーのコントラストのはずであった。
しばらく星を眺めては見るが、彼らは何も答えずに
瞬いて在った。

あたりに人間は誰もいないようだった。
時計を確認しようと体を起こそうとすると、
突然視界の左側から長大な光芒が、空を覆う星々を蹂躙していった。

背後の灯台の明かりが、この広大な星空を盤として
光の秒針を刻んでいる。それはわたしから見れば時計とは逆回りに、
天から見下ろせば時計回りなのだろう、暗黒の崖の遥か、
水平線の彼方へと遠くビームを架けている。
ゆっくりと。。。ただ時を刻む二音のカチカチという響きは
聴こえるはずもなかった。


Hammock / "Glacial"

おもむろに起き上がり、服についた草をほろって、
わたしは何かに誘われるように、闇の顎口を広げる崖の縁へと歩き出す。
風はやや荒ぶり、わたしの体を揺らし、温もりだけを岸へと押し戻して行く。
断崖に遮られていた波音が、闇の中に渦巻いていた。
岩場の影が黒々と波間を裂き、フラクタルな形状を切り出している。

もう一歩、もう一歩踏み出した、芝生が途切れる
その線の向こう側に『死』があるらしかった。
風はいよいよ冷たく、しかしその寒気ではない
ゾクゾクと体の芯を伝う心地良さに身を委ねて、
私はしばし闇への畏怖を忘れた。
そこで感じていたのは『渇望』、
そして『恍惚』に違いなかった。

時折通り過ぎるビームが、
その縁に囚われたわたしの視線を
海の向こうへと引き戻す。
ふと、幾つか光るものが波間に浮かんでいることに気付いた。


Hammock / "Dawn Begins to Creep"

そこはまるで時が止まった月面のように、
崖は蒼く淡い光に照らされて、わたしには
氷山から切り出された壁面の如く思われた。

ここは崖から下る急な階段を降りたところ、
波打ち際は思いの外薙いでおり、少し向こうの浅瀬の境界で
潮が遠巻きにうねっている。

海水に触れて適当な岩に腰掛け、
たった今まで佇んでいた崖の上を
見上げると、灯台は尚も強烈な
光の柱を回転させていた。

あの光は反対方向へも延びていて、
海を彷徨う誰かと、この陸地とを結びつけている。
あるいはもっと儚い標榜だろうか。
わたしは今どちらにいるのだろう?

巨視的な安らぎが、わたしという感覚に潜む瑕疵を広げていく。
もう数時間も経てば、あの光の指す方からは
燃え滾る太陽が、空を金色に焼きながら姿を顕すはずだ。
しかし、この凍りついて結晶と化した星空の下に居て
今のわたしにはそれすらも疑われるのだった。
こうして今を綴る時が訪れることさえ??。


□ Scott Bond and Solarstone

Red Line Highway (Alucard Remix)


・・・

□ リセット (mixiの日記より転載、一部追記。)

系統発展的な任意の思考の連続を断絶。
リセットすることで、逆に思考が飛躍することがあると思われる。

ブログ用に一昨日から煮詰めているクリプキの「プラス・クワスの懐疑論」についての考察をテキストエディットに起こしていたら、軽く卒論のアウトライン並みになってしまったので、思い切って破棄してみた(爆)

「テキストが纏まる」ということは、情報が閉塞状態に向かうことと比例している気がする。かように私は「かもしれない」「気がする」という言い回しを好むのもここに理由がある。

以下に、テキストを書き上げる上で抽出したキーワードだけを掲載してみます。(なんらかの「効果」を狙って)普段は思索系のメモは紙上に単語と記号を用いて記すのだけど、こうして羅列してみることで違った効果がもたらされた。記述過程での情報の結晶化の差異についても、機会さえ与えられれば論じてみたい。

・memo (ファイル名"loop")

Action
デバイスオントロジー 情報過多 閉塞 クリプキ プラス クワス 落としどころ 物理 概念 コード メタデータ
暗闇の跳躍 規則 関係性 実効性 生命とプログラムの間では オートポイエーシス 高次元圏 閉方作用素 矛盾 排除 クワント
システム 規則は行為の仕方を 決定できない 限界 言語の境界 現実 コード アルゴリズム 情報 オメガ数
位相空間 概念上だけではない 懐疑の差し込み 印象の効果 解決の為の論理 記号論ではない 指し示す語 芸術

 運動する論理 概念共有 内部観測 信は理解なり 体系 不連続 可能 解析 連鎖 反応 規則 システム 内包
印象の境界 境界 差異 日常感覚の「日常」は壊れている 翻訳の過程 lost in translation.オズマ問題 ”神”の介入
定性が我々の知る定性ではない 定性変換 一定の形状のものを回転した時に形が変わってしまう空間
社会性 判定 排除 因子

様相子の応用 生成 空間構築 検索 反応 時間の囲い込み Re-Action.
システム中の瑕疵 語り得ぬものについては沈黙しなければならない。

というわけで、ここで一旦頭の中をからっぽにして、 コーヒー飲みながらポップスを聴いてます。EnigmaとかDeleriumは逆効果なので注意ですね。




↑そんなわけで、「思考が跳躍」した結果が、上の痛い小説(実体験だけど)になってしまったわけですが(爆)「プラス・クワスの懐疑論」については、いつか本当に扱いたいと思います。


□ Tunes of the Day

□ Sally Harmon

At The Beginning


_*


Hammock / "Kenotic"

2006-10-03 03:12:42 | art music
Kenotic


□ Hammock / "Kenotic"

>> http://www.hammockmusic.com/Hammock_Music.html (フルレングス試聴)

Marc ByrdとAndrew Thompsonのシューゲイザー~アンビエントユニット、Hammockの1stアルバム。色褪せたあの日の空にどこまでも広がるアトモスフィア、ディレイド・ギターのエコーが響き渡る。どこか肌寒くて、だけどほのかに暖まるメランコリックな旋律が胸を打ちます。11月にはニューアルバム"Raising Your Voices....Trying to Stop on Echo"を発表予定。

上記オフィシャルサイトのリンクやアートワークを見ると、彼らが文芸両者において非常に多くのインスピレーションを得ていることに、そのサウンドを照らして頷くことができます。Brian Eno、John Cageの引用はもちろんのこと、近年のIDM-エレクトロニカシーンの先端から末端に至るまで、それぞれ独特で刺激的なセンスを発揮しているもの揃い。写真なんかは直球で私の好みですー。(><


□ Tunes of the Day

□ Ottorino Respighi / "Antiche danze ed arie per liuto"

Campanae Parisienes
Bergamasca

ATH-EM9rのエージングの為にぶっ続けで流してた
レスピーギの作品から、第二組曲第三曲『パリの鐘』と
同第四曲『ベルガマスカ』。ドラティ指揮、
フィルハーモニア・フンガリカの演奏。

今はクレンペラーのバッハ『ロ短調ミサ』でエージング続行中です。
やっと30時間くらいでしょうか。あと何時間くらい鳴らせば良いかなー?
A-Tの製品はあまりエージング関係ないって話もあるけど。。


ATH-EM9r

2006-10-02 18:39:25 | デジタル・インターネット
Em9r


いつぞやの会話の続き。

私「MacBookさー、音が悪いんだよねー。」
 「Bluetoothでサラウンドシステムに繋ぎたいんだけど」
 「高くてなかなかねー。」
T君「ヘッドフォン買えばいいじゃないすか。」
私「あっ、そっかー!\(^o^)/」

audio-technicaの"ATH-EM9r"を買いましたー。
方々の評判と高価格の通り、音の解像度がハンパないですね。
素材のまま出てくる感じ(?)
幾重もの音のレイヤーが同時に鳴っていても、音が飽和しない!
奥行きまでクッキリと感じられるし、中高音部の伸びが良く、
かなり重低音を効かせても音割れしないので、
プロッグなんかを良く聴く方に適しているでしょう。

実際、通常価格帯の2chスピーカーとATH-EM9rで
↓のMarkus Schulz の"Ibiza '06"で聴き比べたところ、
両者の印象の間に大きな齟齬が出てしまう気がしました。
まだまだエージングの途中なので、
これからも微妙に良くなって行くんでしょうけど。。

なによりデザインが良いですねー。
アルミ合金の質感もGood。
いつもならドライブするところを、自転車で夜の海岸を散歩。
久々に音を持ち歩く楽しみを味わいました。


Markus Schulz / "Ibiza '06"

2006-10-02 18:21:23 | music3
Ibiza


□ Markus Schulz / "Ibiza '06"

Jose Amnesia feat.Jennifer Rene / "Louder"
Baltic Sound / "Glimmer (Micha and Joel Armstrong's Ruhnsong Remix)"
Markus Schulz feat.Anita Kelsey / "First Time (Funabashi Remix)"

Release Date; 25/09/2006
Label; armada
Cat.No.; ARMA069
Fromat 2xCDs

>> http://www.markusschulz.com/
?>> http://www.globaldjbroadcast.com/
?>> http://astral.armadamusic.nl/en/arma.cd/ARMA.Cds/full/ac050733-ibiza-06-en/Default.aspx (フルレングス試聴)

>> tracklisting.

CD1:
?01: Ohmna - People Get Lost
?02: Benya - Mimas
?03: Jose Amnesia Feat. Jennifer Rene - Louder
?04: Joost Van der Vleuten- New Horizon
?05: Lens - Dusk Till Dawn (Alex Stealthy Remix)
?06: Progresia ? The Shelter
?07: Francis Blaid - Mystery (Allende Remix)
?08: Niklas Harding & Funabashi - Addictive
?09: Alex Monakhov - Feel Lonely
?10: Turning The Curve - Benz & MD (Original mix)
?11: Nick Thompson- Strategos
?12: 4Mal & Matthew Adams featuring Corey Andrew - Technology & Computer Parts(Matthew Adams Dub Mix)
?13: Chuck Luis ? Collision
?14: DJ Remy - Wink


??CD2
?01: Ormatie - Glossow (Original mix)
→ : Joonas Hahmo - The Fusion (Hawk Remix)
?02: Perry O’Neil ? South-West Saga
?03: Baltic Sound ? Glimmer (Micah and Joel Armstrong's Ruhnsong remix)
?04: Andy Moor vs Orkidea ? YearZero
?05: Kenneth Thomas ? Achems Razor
?06: Roland Klinkenberg ? Whats The Point
?07: Nick Thompson ? Once Upon A Time
?08: Markus Schulz ft. Anita Kelsey ? First Time (Funabashi Remix)
?09: Algarve ? Greasepaint
?10: Ambrosial ? Sunshift (Arthur Schmidt of Basic Perspective Remix)
?11: Kyau & Albert ? Kiksu
?12: Sassot ?Where It All Begun
?13. Breakfast ? The Air Between


夏の風物詩とも言えるMarkus Schulzのリミックスアルバム。
"Coldharbour"、"Miami '05"、アーティストアルバム "Without You Near"に続くこのタイトルは、Markusが主催するラジオプログラムであるGlobal DJ Broadcastの世界ツアーが、最近Ibizaでのプログラム、"Ibiza Sessions"を敢行中であったことから来ています。トラックリストには既に発表されたばかりで、ここでも紹介した曲がチラホラ。一枚目はキラキラしたウワモノとアトモスフィア、ドープなビートワークを多用したプログレッシヴ・ニュー・アンビエント(勝手に命名(笑))とでも言うべき流れ。ここまでは前作までに共通する、Markus独特のアンビエンス溢れる選曲センスが堪能出来るのですが、凄いのが二枚目。

ダーク、アグレッシヴ、そして超スケールのダイナミクス。近年稀に見る、プログレッシヴ・ハウスの先陣を切る怒濤の攻撃性を発揮しています。最近のプログレッシヴ・ハウスって、音のレンジにおいてテックハウスとの境界がほとんど見えなくなってしまっていますね。テックハウスの持つワイドレンジに疾走感を加味したものといった方が良いような。。制限のあるフレームの中に、如何に音のテクスチャを張り巡らすか。音楽性故の不自由性が、逆にこのジャンルの進化を促しているような気がします。