lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Look Up To The Sky See The Billion Stars Above.

2005-04-07 20:53:47 | 天文
96953main_DLockedIce1
うぁー。。生暖かい風。。。
最近は望遠鏡を持ち出す機会がめっきり減っちゃったけど、
今この時期が狙い目かもしれませんね。高台に寝そべって星空を仰ぐ瞬間が人生至福の刻です。。。フン、寂しくないのだ(T-T


□ 太陽の赤色巨星化によって火星に生命体が誕生する可能性
http://www.nasa.gov/centers/goddard/news/topstory/2005/0801frozenworlds.html

太陽の巨大化によって太陽系内の熱・光量が増し、火星では水氷の融解が生命の誕生を引き起こすかもしれない、という見解。あくまで人間が何も持ち込まなければ…の話でしょう。やたら「生命」の存在を示唆するのは資金集めのパフォーマンスも兼ねた体裁と思うのですが、マクロな化学反応がどういった環境の変化を齎すのかはシミュレーションだけでは計り知れないことがありますからね。最近のスピッツァー望遠鏡による系外惑星観測の成功もあって、NASAはケプラー・ミッション(地球に似た惑星の探査計画)への布石を整え始めている感じです。

物理学的に見ると、惑星地表のような非平衡開放系では、「生命」と呼べる元素結合の振舞いが、普遍的な自己組織化臨界の発現である可能性も示唆できるので(かつての地球の様に地下に潜ってるかも?)、どういう形であれ、また、どういう準位系に属するものであれ、何か私達の認識出来る形での存在が立証されれば、生命現象の遍在性を唱える要素となるかもしれません。つまるところこうした探査活動は、同位事象のフラクタライズ、繰り込み現象なのかも。提案ですが、生体ネットワークの発する微弱電波のパターンを解析して電波天文学に応用してみたらどうでしょうか。また、バイオ・インフォマティクスの優れた系統分析アルゴリズムは他分野でも広く応用されはじめているので(プロトコル解析など)とりあえず、これらを駆使して存在可能領域のマップを創ってみるのも良いかもしれません。


glimpse-a
□ NASA World Wind 1.31 Release.
http://worldwind.arc.nasa.gov/download.html


ちょっと話題に乗り遅れてしまいましたが、Nasaの衛星画像閲覧ソフト、
"World Wind"の最新アップデートがリリースされました。
世界中至るところの地表映像が俯瞰できるという正に神ソフトw
そのうちリアルタイムで衛星カメラとリンクするものが出てきそうですね。

□ gears blog;NASAはやっぱり凄かった (webmasterさん(?))
http://blog.gears.whitesnow.jp/?eid=115524


□ Diabolos.

ラプラスの魔の如き万能の悪魔が存在したとしたら、
彼は自身の運命を知りつつ、自らの行いを決定・制御するのでしょうか。
彼の願うことは全て瞬時にして実現し、山は消え、星は踊り、時は逆流する。
物理法則は彼の為にその帳尻を合わせることを厭わない。

現在ナノ・テクノロジーは飛躍的に発展を遂げながら、量子力学の諸現象、光を局在・制御するフォトニック・フラクタルなど原理的な説明が不可能で、ただその振舞いを理解するしかないことが認識され、真理の記述可能性という観念を拒絶し始めている。裏を返せば科学体系そのものが、諸事象の定量的な認識手段の一側面以上のものではないのです。以前にも触れましたが、ミクロを制御するとはどういうことなのか、それはその振舞いの全体性から導かれる世界自身の自己干渉に他なりません。真性は文字通り、それ自身の振舞いを持ってして露呈されるのみなのです。もしあなたが悪魔を求めるなら、この世がどこかおかしいと感じるなら、とにかくあなた自身に何が出来るのかを顧みることが賢明でしょう。


□ Magna Canta / "Sanctuary"

ドイツのグレゴリアン・ビートユニット、
Magna Cantaの2ndアルバム"Sanctuary"が4/19に発売されます。
といっても実はこれ、昨年ドイツで発表された"Mysterious World"の
リイシュー盤で、既にそちらを持ってる人には必要ないシロモノ。
タイトルは変更されているようですが、"Himawari"って曲が笑えます。
日本語の発音が割りとしっかりしている為、ネタとしては中途半端ですがw
後日試聴ファイルを貼りつけますので、興味のある方は
ここを再度チェックしてみてください。
Amazon.deでの試聴はこちら

♪ Magna Canta / "Himawari"
   おじいっぁんとーおっばぁっさんーーがっー♪

□ Tunes of the Day

♪ Brighter Touch / "Mother Nature Ballad"
♪ Enigma / "Return to Innocence (Long & Alive Version)"

Brighter Touchも良質な聖歌系ホーリービートユニットです。


Mandatum novum do vobis.

2005-04-05 09:37:53 | 国際・政治
───あなたがたに新しい掟を与える。
(ヨハネによる福音書第13章34節)
papa1
ローマ法王ヨハネ・パウロII世の訃報から一日が明けた。スラブ人初の法王として選出された後、世界各地を巡り、東西冷戦の終結の他、世界の至るところで平和に貢献してきた一方で、その宗教的な保守性からカトリックの布教としては今一つ民衆に訴求できない部分が大きかったと思われる。戦前の青年時代は大学で文学・演劇を学んでおり、宗教観と芸術を観念的に結びつけて、簡便かつ軽やかな語り口で説く様には、今更言うまでも無く一種のカリスマ性すら感じていた。政治・宗教、価値観の垣根を超えて、平和の使者としてあらゆる国の人々に受け入れられたのも、法王という立場以上に、何か人々の心の根本に触れるものを持っていたからこそだろう。次期法王にはその部分は受け継いで欲しいものの、現在候補に挙がってるヨゼフ・ラツィンガー枢機卿などはやはり強固な保守派。ロシア正教会との不仲など外部でも問題を積んでいるのに、内部の進歩派とも対立している氏がここにきて浮上するのは些か疑問だが、アメリカの新保守派とは色んな意味で気が合いそうではある。

さて、今この時も世界のどこかでは非業かつ悲惨な出来事が絶えず起こっている。例えばマスコミはほとんど扱っていないが、スーダンの大虐殺は現在進行形であって、国連の要請で自衛隊のルワンダ入りが実現するとなれば、この先否が応にも憂慮しなければならない事態となるかもしれない。(そういえば昨日の産経新聞に石原都知事がまた怪しげな社説を寄せていましたが、あの人なんかは武力の拮抗によるバランスと人道主義を混同して自己矛盾に陥っている張本人ですね。フランスが高性能の武器を中国に売りつけるのが気に入らないだけでしょう。私も反対ですが。ただ、現に武力を持たない弱者から虐げを受ける現実もあるのです。)異教の問題については外部の宗教を持ち出すべきでないだろうが、ヨハネ・パウロII世が『カトリックを代表する法王を演じる一個人として』唱え続けた平和への姿勢と真意だけはおそらく人の心を持つ者すべてに理解出来るはず。

「憎しみのあるところに愛を。」(1996年 アッシジ、世界平和祈祷集会)

問題のあるところに問題のある行動は起こる。私達は様々な因果を経て、それらの問題と互いに関わっているのだから、どんな形であれ相互作用することが出来ることを忘れてはならない。そして彼の死が与えてくれた世界中の悼みが、尚も隣人への慈愛と祈りとして受け継がれることを。。。

注:都知事の論調については、一国の武力の立ち遅れを問題視しようとせずに、
隣国の脅威に対して日本は幾らでも軍備を強化するべきだという所が致命的なのです。


□ "Truth is born of the Arguments"

あるブログ管理者の方も仰っていたのですが、ブログの革新的なところは
単位議論の爆発的な発展性と汎化現象にあると思う。
それにはある程度の話題性というフックが必要なわけだけど、
例えば昔なら、特殊分野の博士や教授がちまちまと学術書の隅の方で数年がかり
の論戦を交えるしかないようなことが、現在ならたった一夜にして世界中の
論議の的となって、一定の見識を定めるまでの時間も収束している。
この振舞いそのものを数学的にモデル化してみたいのですが、残念ながら私は
それだけのリテラシーを持ち合わせてはいない(笑)


B00000ICML


□ Abba Pater

Abba Pater
Un Comandamento Nuovo

2000年の『大聖年』を記念して発表された法王ヨハネ・パウロII世の音楽作品。
"Abba Pater"では法王自身の歌声が聴けます。今となっては感慨深いですね。。
"Un Comandamento Nuovo"(新しい掟)は赦しと和解をテーマにした、
法王の掲げていた最も強いメッセージを叙情的に語る作品。
エスノ・サンプリングを取り入れたニューエイジ色の強い楽曲もあります。


□ Bomb the Bass

Winter in July (7” Mix) (1991)
The Air You Breathe

ティム・シムノン、ガイ・サイグスワーク、そしてヴォーカルのロリータ・ヘイウッドが
作り上げた、エスノ・アンビエント、ブリストルを取り入れた所謂デレリアム系
トリップホップの租といえる名曲。90年代以前のアンダーグラウンドシーンと、
現在のチルアウトヴォーカルの溝にあたるミッシング・リンクを埋めるのが
ズバリこの二曲だと言っても過言ではないでしょう。
因みにDeep Forestと同じサンプルが使われていますが、
これは1991年の作品なので、こっちの方が先なのです。


辻れびゅー 弐

2005-04-04 18:53:11 | 日記・エッセイ・コラム
貴重な時間なので今のうちにリソースばら撒いて置きます。

□ Device / What is Sadness? (1990)

【試聴】
What is sadness?

1989年に発表されたEnigma"Sadeness"のセンセーショナルな
ヒットを受けてパクリまるで皮肉を込めるかのように
リリースされた作品。Rene Blizzard、Hiroshi Hosaka、
Robert Haynesの3人のユニットのようですが、それ以上の詳細は不明。


□ Balligomingo Out Tracks.

♪ Balligomingo / Waiting
♪ Balligomingo / Salvation

某所で何度かuploadしたことがありますが、この機会にもう一度。
現在ニューアルバムを制作中のBalligomingoの未発表音源。
"Waiting"は、DeleriumのBill LeebとKristy Thirskが
プロデュースしていますが、このファイルの流出が原因で
ThirskとSchwartzが仲違いしたという曰く付きの楽曲。
実は未発表曲だけでもう一つアルバムが出来るくらい
ストックがあるのですが、ご要望があれば紹介しますね。


□ 日記。

ヘッドハンティングを受けているのですが。。中途採用扱いで(笑)
待遇は決して悪くはないのですが、現在の業務の責任とか引継ぎ、
自身の理想(将来的には生命・情報科学関連の研究職に就きたい)
を考えると、これを受けるのは軽薄のそしりを免れないのではないかと
悩んでいます。。まぁ一度捨てた人生ですし、思いがけない機会には
乗じてみるのもいいかもしれません。。ということで履歴書を。。。
・・・つ、ツッコミ所が多過ぎる!!!(笑)


辻れびゅー

2005-04-04 17:25:26 | 音楽
貴重な時間なので手短に。。。

B0008191LU



□ e.s.Posthumus / "Unearthed" (2001)


これまでインディーズ・レーベル、Wigshopからしか購入できなかったe.s.Posthumusの名盤"Unearthed"が、5月3日付けで、Amazonからディストリビュートされます。その筋ではもう有名なプロジェクトですが、一応説明しておくと、教会風の大合唱にトライバルビート、映画的なアレンジなどを加えた唯一無二の王道プログレシッヴ。。と言っておきましょうか。。(笑)世界各国を代表する古都の名を冠した楽曲で、失われた異国への憧憬を哀愁の色彩豊かに奏でています。ジャケットの絵画はミケランジェロの『聖マテオと天使』1602年画。未だに大作映画のトレーラーに頻繁に使われているので、聞き覚えある!という方も多いでしょう。入手のし辛さから二の足を踏んでいた方には、是非この機会にご購入をオススメします。

【試聴】
♪ e.s.posthumus / Antissa
♪ e.s.posthumus / Menouthis


B0000542OJ

□ Lightforce / Dream Of The Dolphin (2000)

【試聴】
Lightforce / Dream of the Dolphin

せっかく自分のサイトを持ったので、こういう場でしか扱えないような
レア物も機会を覗いながらちょっとずつ紹介していきたいと思います。

これはタイトルの通り、Enigma2のアルバム"The Cross of Changes"でサンドラに
捧げられていた佳曲"Dream of the Dolphin"のカヴァー曲。実はこのネタ、Mark Normanが"Rush"という曲でサンプリングしていたり、密かに人気があります。


□ Coming Soon!

:: Pole Folder / Zero Gold


Jens Gad Interview & Conjure One Updates.

2005-04-02 19:23:19 | コスメ・ファッション
──パンパン☆

私「セバス?ちょっとセバス?」
セバスチャン「は、お嬢様こちらに・・・。」
私「何ですのこのしょっぱいお風呂は?
  バスフォームはモルトンブラウンと言ってございましょ?」
セバスチャン「お嬢様、こちらは死海の水100%をボトリングした世界でも貴重な
      入浴剤でございまして、かのクレオパトラやシバの女王が・・・。」
私「セバス、今すぐそれを買い占めて参りなさい。」

デッドシーボトリングウォーター
愛・地球博でイスラエルが出展した「死海のプール」がマスメディアで取り上げられていますが、これを大量に買えば、簡単に自宅で再現できます。500mlで5,000円ってことは・・・。


□ Jens Gad Interview on Enigmamusic.com

以前から企画されていたファンインタビューが遂に公開されました!
私が応募した質問も採用されています(笑)
ポイントとして、Jens Gadが如何にCretuに傾倒しているか、とか、
"Return To Innocence"のPVのロケ地がスペインのマラガという地域だということ、
Enigma4の"Traces"~"Screen Behind The Mirror"のインタールードの声は
"e - ni - g - ma"と言っていることなどなどが挙げられるでしょうか。
あと、アルバム"Voyageur"ですが、製作段階では"Boum-Boum"や
"Following the Sun"のような曲が多かったものの、議論を重ねていくうちに、ああいうライトな作品に仕上がったそうで、過去のenigmaにあったスピリットが
無くなっていることを本人も認めています。
彼自身の音楽観についても一貫した姿勢が見て取れます。
また、mp3形式の音楽ファイル流通についてもとても肯定的で、それがマーケティングに悪影響を及ぼしているとは全く考えていない、ということでした。
最新リリースのAchilleaについてはbscmusicに新しい記事がupされています。


□ Conjure One Updates.

Conjure Oneの新作のリリース時期が明らかになりました。
ファーストシングルが夏、アルバムは秋のリリースになるそうです!
関連してMorpheusMusicでBanco de Gaiaと共にインタビューが掲載されました。
Poeと共同製作した"One Word"のレコーディングが素晴らしいものであったこと、また、Conjure Oneのタイトルは当初"Redemption"の曲名だったことが明らかにされています。


Canto III.

2005-04-01 12:10:02 | スポーツ
師よ、何に苦しめられてか、かれらはこうまでいたく嘆く? -ダンテ『神曲 地獄篇』

467517img20050331231831









上の二つの映像を見比べて欲しい。
バスを遮り混濁と蠢く死界の光景。
茫洋の果てに彼らが呻くのは断罪か、律せぬ虚妄に煮えたぎる業か。

W杯予選、イランに破れた北朝鮮の民衆の『誤審への猛抗議』の様子。
え、どっちが? ‥‥ ‥‥ 。
右はかのゾンビ映画の一場面で、左が紛うことなき現実の出来事。
ドーン・オブ・ザ・デッドは先週観たばかりなので、
昨日のニュースに激しくデジャヴを感じました。
幾分同情はあるんですけどねぇ。。

因みにバスの横からはチェーンソーが出る仕様になっています。