lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Music New Releases.

2010-09-15 19:11:38 | art music
□ from my twitter log.

Pigeons


□ The Hundred In The Hands / "Pigeons" Remixes

♪ <script type="text/javascript" src="http://mediaplayer.yahoo.com/js"></script>Pigeons (Original Mix)

Release Date; Sep./2010

>> http://bit.ly/chX1lj

Warp recordsのSynth pop Duo、The Hundred In The Handsのキラーチューン、"Pigeons"のRemixがリリース。中毒性のあるヴォーカルラインを妖しく光らせるBlawan Mixが秀逸





Innundirskinni


□ Ólöf Arnalds / "Innundir Skinni"

>> http://www.myspace.com/olofarnalds

Icelandのフォークシンガー、Oolf Arnaldsのニューアルバム、"Innundir Skinni"が良い。素朴で物悲しい色褪せた情感に癒される。可憐な寂寥感に浸る。"Surrender"は必聴。





Agricola


□ Alexander Agricola / "Missa in myne zyn"
 (Capilla Flamenca, Dirk Snellings)

>> http://outhere-music.com/store-RIC_306

Release Date; Oct./2010

Alexander Agricola was born in Ghent and was not only a contemporary of Josquin Desprez but also one of the most exciting composers of his period.

Of the eight Masses by Agricola that have survived, the Missa in myne zyn is the most demanding to perform and the most elaborate, making use of every possible technique to include the thematic material of Agricola’s own 3-part song In myne zyn.


ルネサンス期において最も謎に包まれた作曲家、アグリコラの偉業の一つが音源化。同楽派のオケゲムとジョスカンの書法を交えた、当時において最先端の作風で人気でした





Beatus_vir


□ Johann Rosenmüller / "Beatus Vir? (Motets and Sonatas)"
 (Gli Incogniti, Amandine Beyer)

>> http://outhere-music.com/store-ZZT_100801

Release Date; Aug./2010

‘The “Beatus vir” of the Nisi Dominus is a perfect example of this, with its vocal line which enters so gently that it seems like a tentative question ? “Beatus vir?” Is the man blessed? ? and is transformed into a whirlwind of sensations, in an almost desperate cry that remains unanswered’ (Amandine Beyer).


不屈の作曲家、Johann Rosenmuller晩年のモテット&ソナタ集"Beatus Vir?"の新録音盤がリリース。この人の功績は余り知られていないものの、ヴェネツィア期にルター派の作曲家に多大な影響を齎したバロック時代の「特異点」





Schattenspieler


□ Marcus Fjellstrom / "Schattenspieler"

>> http://kafkagarden.com/
>> http://myspace.com/marcusfjellstrm

Release Date; Sep./2010

スウェーデン人の現代作曲家、Marcus Fjellstormの新譜"schattenspieler"が今月のアワード。これは凄いです(>_


□ Tweets about Music.

Messehmoll


□ J.S. Bach / "Messe h-moll" (BWV.232) Otto Klemperer
 (ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1967年)

Gloria : Cum Sancto Spiritu

マタイ受難曲、ロ短調ミサ、有史からの人間の手による芸術行為の頂に座すバッハの宗教大作。それを気宇壮大に聳える山脈の連なりの如き現代の至宝としたのは、オットー・クレンペラーの音源を置いて他にない。1960-70年代当時の録音環境に由来する敷き詰められた粒素の音圧も、名盤足る一要素だ。

□ Klempererによるミサ曲ロ短調

>> http://bit.ly/crUSiy

クレンペラー自身のみならず、誰もが認める名盤。唯一無二の大編成の演奏音源で、恐らくまだ若過ぎた私にとってのバッハの存在感を、永遠の彼岸へと押しやってしまった出会いでした。





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□ Jerry Goldsmith / "First Contact main title"

Jerry Goldsmithの個人的ベストを選曲してるうちに、何故かレイチェル・ポートマンやランディ・エデルマンが混ざってきてしまう法則。この系統で一枚濃い~のが作れそう。因みにゴールドスミス作品で一番好きなのはFirst Contactのテーマ。

同じスタートレック作品ではマッカーシーの"Generations"も大好き。ドラマ自体はほとんど見たことありません。。




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□ Graeme Revell / "Red Planet" - "Mars Red Planet"

最近まで一番好きだった(過去形)映画音楽家はGraeme Revellでしたが、ここ数年仕事に恵まれない。

レヴェルといえばイルビエントなスコアの名手。勤め先の精神病院で組んだSPKというインダストリアルメタルバンドでも有名で、FLA・Delerium結成に直接の影響を与えた人。

Graeme Revellの代表作といえば、トゥームレイダーやRed Planetが真っ先に挙げられるものの、もともと彼は"Musique Brut"などのアヴァンギャルド畑でも活躍。その手法が存分に発揮された"the Craft"や"Below"の地味なスコアも聞き逃せない。

>> lens,align: Graeme Revell / "Musique Brut Collection" Review




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□ Graeme Revell / "Bells, Books and Candles" from "The Craft"

ちなみにレヴェルは、その「地味さ」が祟ったのか、"13 Warriors"で手がけたスコアはリジェクト(不採用)されて、Jerry Goldsmithのものに差し替えられてしまいました。・°°・(>_<)・°°・。

もうあるのかもしれないけど、作曲されながら不採用になってしまった、「映画音楽リジェクト集」をシリーズ化して見たらマニアは食い付くんじゃないかと思う。「えっ! あの映画に、こんな音楽が付くところだった!?」とかキャッチーなコピーを付ければ一般層にも訴求するかもo(*゜▽゜*)o
(2010年9月13日 03:15:56JST TweetDeckから)




Brahmsop77


>> http://www.julianrachlin.com/

□ 海岸線に車を停めて車内朝食なう。ブラックコーヒーが身体に沁みるぅ(>_


Logo_enigma

□ ENIGMA is now on Facebook and Twitter!!

>> http://twitter.com/enigmaspace
>> http://facebook.com/enigma

RT @enigmaspace: We asked how to celebrate the 20th Anniversary of Enigma... What would be your wish?

We are glad to announce that, you can now follow ENIGMA on your favourite
social platforms. Finally the time has come and we all welcome you to check
out the "official" ENIGMA profiles on various platforms mentioned below.


Enigmaの公式アカウントがTwitter及びFacebookに追加されました。




□ Tweets about Others

□ RT @NCBI: Use the new NCBI Epigenomics to search, visualize, and download data tracks. http://ncbi.nlm.nih.gov/epigenomics #genomics #bioinformatics




□ RT @OxfordJNLsJapan:【貧困・気候変動】貧困層がうける気候変動の影響ー経済政策の拡大の必要性(無料アクセス論文)http://bit.ly/cLPONl




□ RT @PLoS: Our iPad app now features Search, yipee http://tinyurl.com/PLoSiPadappsearch




□ GenoCon事務局から、ゲノムデザイン・コンテストの締め切り間近のアラートが。。残り二週間Σ(゜д゜lll)http://gwnocon.org/




Tweetdeck


□ Tweetdeck for iPhoneが肌に合わない。。Twitterifficは仕様変更しちゃったし、微妙な公式クライアントで我慢するしかないのか。。

Tweetdeck for iPhoneは、3G環境ではTLやMentionの取りこぼしが多く、一度キャッシュされてしまうと、誰かにリプライ頂いても気付かないまま放置してしまいがち。今のところHootsuite for iPhoneが一番快適だけど、デザインが好みじゃないジレンマ。。




□ Tweet about Cinema.

□ "American Splendor" (2003)

先日Cinefil Imagicaで放映していた『American Splendor』に酷く感銘を受けた。自身の生涯をリアルタイムでコミックに書き上げる男の話。どん詰まりと名声の狭間を行き来する、器用になれない漫画家ハーヴィー・ピーカーの半生を実話とフィクションを交えて描く。

>> http://www.amesp.jp/


"American Splendor"は、アメリカ国民が社会や人生に対して抱いている失望感というものを滑稽に描いているだけでなく、常に苦虫を噛み潰したような主人公の憤りというものに、 ある種の親しみに似た感情を観客と共有させることに成功している。

そんなピーカーが、映画の終盤であるメッセージを投げかける。「俺が漫画を書いているのか、漫画が俺を書いているのか」そして、同じ街に実在する三人の同姓同名の「ハーヴィー・ピーカー」についてあることを口にする。「彼らは何処からやってきたのか」それこそが物語の核心であった。


「私たち」人間というものは皆、他人にとっての他人であり、自分の人生には何の脈絡もなく、ある日突然「名前」を授けられて他者の人生という文脈に介入する。誰もが限られたページの中で人生を書き上げていく創作者であり、ピーカーは晩年まで、彼の出会った「限られた世界」を慈しみ育て上げたのだ。

(因みに、ハーヴィー・ピーカー本人は今年7月に亡くなった。)