lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Biological physics: Filament patterns of Life.

2010-09-04 10:00:56 | Science






Lifemodel
("Filaments band" Credit: Volker Schaller, Christoph Weber and others...)



自走する多くの構成要素からなる複雑系で起こるパターン形成は、広く存在する現象であり、鳥の群れや微生物のコロニー、生細胞の細胞骨格などさまざまな系でみられる。しかし、十分単純なモデルがないため、その機構の統一的説明はなかなか進展しなかった。しかし、今回、こういう単純モデルの候補が見つかった。



□ clip.

生物物理:生命のパターン

>> http://nature.asia/aKNYxs

Biological physics: Filaments band together
>> http://bit.ly/9qMYO6

Polar patterns of driven filaments:
>> http://bit.ly/c9QqOJ

この新しい実験系では、表面に固定されたモータータンパク質によって推進されるアクチンタンパク質フィラメントが使われている。フィラメントは、臨界密度を超えると自己集合して、クラスター、渦、相互連結したバンドなどのコヒーレントに運動する構造体が形成され、持続的に密度調節が行われる。

実験観察とシミュレーションを組み合わせて、秩序構造の集合・組み立てや解離の基礎となるさまざまな機構が明らかになり、弱く局所的な整列相互作用がパターン形成に不可欠であることがわかった。この系は制御可能であり、より複雑な相互作用に拡張できる余地があるため、微視的相互作用から巨視的秩序が出現するのを調べるのに適していると考えられる。





□ my twitter log storage.

□ RT @naturejapan: Nature Photonics: 非線形光学過程における運動量とエネルギーの擬似位相整合 http://nature.asia/cMUK0Q




□ BioGPSとgenomePadが素晴らしい RT @wjjessen: 12 Must-have iPhone Apps for Biomedical Research http://bit.ly/b8rw1f




□ RT @AIP_Publishing: Irregular behavior in an excitatory-inhibitory neuronal network http://dld.bz/suen #AIP_CHAOS #biomechanics #nonlinear




□ RT @BioMedCentral: Reading 'Modern Earth - 460 Million Years Ago' reconstruction of Earth's climate belts http://bit.ly/9XTSpv




□ 温暖化懐疑派のバイブル(笑)「科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている」がウソだと知っている人が「ネット上」には少な過ぎるという現状に辟易する。懐疑論者である著者の講演に集まった人にアンケートした結果が9割だというオチ。それを知ってか知らずか論拠にするエコノミスト




□ ビッグバン仮説の終結点、量子重力論の構築には、「空間」の概念を定義をし直すことが必要ではないかと考えられる。




□ 最も影響力のあるTwitterアカウント RT @AIP_Publishing: Most Influential Twitter Users Revealed and Listed http://dld.bz/s8x8 #AIP_ISNS #twitter #influence




□ Cinefil Imagica シュヴァンクマイエル迷宮短編集「ドンファン」視聴。同氏の作品「ファウスト」でメフィストフェレスをも手玉にとった召使カシュパルのトリックスターぶりが痛快(笑)

舞台装置上において、滑稽で狂気じみた茶番劇を機械仕掛けによって演じさせられている人形たちの中で、このカシュパルだけが特異点として、自動する物語の力学に介入してくる。


『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』は、躯の全てがトリックだった男のトリック合戦。そしてそれを写像するこの作品の映像書法自体がトリックであるというメタ構造。

文化的記号を刷り込んだ素材(非生物)と虫の対比など、触感・音感といった生理的な不協和音を際立たせる演出が、表象である以上の奇妙な奥行きを醸し出している。











rubbish talk_9.

2010-09-04 09:58:33 | Science




E=mc^2


相対性理論によれば、質量を純粋にエネルギー換算すると、人間一人当たり原爆一万個分のエネルギーを秘めているという。


このエネルギーが「質量」というフレームに囚われて解放されないのは、それぞれの「物質」が「宇宙」という文脈の中で縛られ均衡を保っているからに他ならず、質量そのものをエネルギーに変換するということは、その文脈からの乖離、つまり、ほどけた局所質量の不均衡が波及する、宇宙全体の均衡に与える閾値ごとの負荷という形で齎されるだろう。


バランスを欠いた負荷。

これこそが、あらゆる次元で不均衡と動態を齎す「エネルギー」の真性である。物理においては重力や電磁力、自然においては食物連鎖、遺伝子の転写、人間の社会においては株価、為替レートといった社会的なレベルから、価値観・思想・芸術行為など、もっとパーソナルなレベルにまで、この原理は、様々なパースペクティブ間で形を変えて働いている。


(※ 相対性理論による、質量・速度に依存する「時間の流れ」の差異とは、言い換えると「エネルギー交換状態」のアンバランスが齎す可視的な状況である。拠って、「光速度の壁」とは詰まる所、存在する物質間のアンバランスの限界・乖離状態の辺縁を意味する。)




人間を縛る原始的な本能の上に成り立つ社会性。個人や集団の振る舞いを制御する秩序は、先に述べた「宇宙の文脈」という均衡が形成するパターンである。この均衡に介入するパターンが、人ひとりひとりの行動原理を為す「価値」を求める動態である。

例えばバランスの欠落から価値(エネルギー)を取り出す行為の最も基本的な動態は、会話であり、闘争であり、性交渉である。


それらは微視的には、予め「秩序」に組み込まれたパターンで顕在化するが、巨視的には局所・要素間の「均衡」を崩す形でクラスタの変成を促して行く。



人間が、それぞれの「主観」を秘匿し、ありのまま共有できない存在であるのは、そうして個体間の対称性が普遍的に破れ続けていることの帰結である。しかし、それに依って人は惹かれ合い、ときに反発しながら秩序たる社会性の文脈を獲得出来るのである。

物質がそうであるやり方で、「人間」とはエネルギーの過渡的な形態ではあるが、「隔離された文脈」、即ち局所時間的には「人間」がエネルギーの文脈に介入していると見て間違いないのだ。








rubbish talk_8. -「円高は好機」は何処まで本当か?

2010-09-04 09:48:19 | 株式
(from my twitter log.)

某雑誌で、トンデモ円高礼讃記事が掲載されていると話題に。円高肯定派は、デフレ背景で購買力平価に接近している事実を「適正レートに近づいている」と論拠にすり替えていないか。

適性レートには違いないんだけど、「適正」の意味の取り違い。企業物価ベース(PPP)と輸出物価ベースが同時に下がり続ける結果、許容できる円高と円安の範囲が狭くなって行く。



円高で潰れる中小を見捨てて内需を喚起出来るなんて楽観論がそもそもおかしい。適性レートについても、適正じゃないバランスを欠いた部分にこそ価値が出るわけ


デフレメリット?収入がカットされたら高い安いじゃなく消費そのものが閾値を持って下降していく。同じように資産としての債権も焦げ付いていくだろう

件の雑誌が取り違えてるのはGDP比に占める輸出依存度なのですが、それこそ自殺行為。物資を海外に頼る日本の場合、外需が内需の循環を構成していることぐらい中学レベルで理解出来るはず。



因みに、基準年によって値が変動する「購買力平価」という概念は、「個人による長期投資」の目安として有効であるものの、実際の相場の推移を算出するものではなく、増してマクロに作用する現実の市場予測において「適性レート」が何者かにとって「適正」であることを示すものではない。そこに誤謬が。



そして過剰な円高を背景に海外企業を買収する動きが活発化しても、買収側企業がどういうスパンで円高の推移を見積もっているかによるが、寧ろ長期にわたって円安に推移せず、株安が招く中国側からの買収のリスクも考えれば、諸手を上げて賛同出来るような事態ではないことは明白。


いまのところ有効と思われる方策は、円高を追い風に乗ってレアルメタル・レアアースの採掘権を確保、あるいは休止鉱山の再開などで利益を押さえるやり方だが、資源マーケットから海外の警戒感を高めて円安傾向に移行するにしても、そのタイミング如何では大きい投機的損失に見舞われる可能性もあるだろう。