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Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

星に願いを

2007-01-07 05:06:30 | art music
米アマゾン創業者、宇宙船事業化へ飛行実験を公開 (NIKKEI NET)

宇宙船開発ベンチャーのブルー・オリジン(ワシントン州)は、試作した宇宙船の飛行実験の様子を同社のホームページ上で初公開した。同社はアマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏(42)が2000年に設立。ほとんど情報を公開せず、事業内容が注目を集めていた。

 昨年11月13日にテキサス州西部で実施した実験の写真とビデオをこのほど公開した。飛行実験は初めてという。試作したロケットは円すい形で下部に4本の脚がある。試作機は垂直に高度285フィート(約87メートル)まで上昇、約30秒後に着陸した。10年をメドに商用飛行を目指す。


http://public.blueorigin.com/index.html

↑ブルー・オリジンのサイト。写真と動画が観られます。
なんかこの技術って、水平姿勢制御と座標固定を徹底すれば、
軌道エレベーターとしても使えそう。。(笑


レーザー使いミサイル迎撃、米が日本に協力要請 (NIKKEI NET)

米政府がミサイル防衛(MD)をめぐり、日本に発射直後の迎撃システムへの技術協力を要請していることが分かった。上昇段階にある敵の弾道ミサイルを航空機からレーザー光線を照射して破壊する仕組み。日本企業の技術供与のほか、財政的な支援も求めている。日本政府は協力の枠組みの検討に入ったが、技術面や財源など課題も多い。

 米政府は北朝鮮による昨年7月のミサイル発射後に日本に協力を打診し、10月の核実験も踏まえた昨年末の防衛当局間の協議で詳細な内容を提示した。


20年前のSDI、通称スターウォーズ計画のリベンジですね。
現在日本が提供できる先端技術は、おそらく光学分野か、
レーザー照準固定の為の通信技術。
課題としては、遠距離からミサイルを迎撃できるほどの出力を
備えたレーザーの実現そのものが程遠いということ。

(現在のBMD構想におけるABL及びSBLでは、このレーザー出力の問題については、沃素化学(COIL)レーザーを搭載することで一応クリアしているようですが、監視→補足→迎撃に至るまでのモジュールの中で、射程が450km、 数回に渡って照射し続けなければならないという条件は改善の余地ありかもしれません。)


使うレーザーの種類にも拠りますが、回折によるコヒーレンスの制御と、照準システムがキモ。前者については、日本発の技術で2次元フォトニック結晶を用いた大面積コヒーレントレーザに関しての蓄積がありますが、ピークパルスと位相同期のネックがどこまでクリア可能なのか。。レーザ共振器の規格によって、迎撃システム構想の全容が左右されるでしょうね。ある程度の青写真はあるのかもしれません。そういえば、ボーイング社と空軍主導で、747-400F機に搭載した高出力化学レーザーを用いた対弾道ミサイルシステムが、半導体レーザを使った照準実験も進んでいて、年内に実用可能になるという情報がありましたね。(追記:これがABL計画(AL-1A)の進捗状況でした)

巨大なフォトニックフラクタルを軌道上にフワフワさせて、エシュロンばりに配置した攻撃衛星に非放射性エネルギー転送すれば、レーザ共振器分のコストで賄え。。。でもそれなら電離層プラズマ使った方が良いかな。。妄想ですけどねw




□ Tunes of the Day

今夜は映画音楽作曲家、ジョン・ウィリアムズの作品から、
個人的に好きなものを選曲。彼の作品は、
小さい頃から夢中になって聴いていましたね。
持っているサントラは全て当時から頭の中で完全に再生できてたし、
勝手に編曲したり、オルガンでコピってみたりしていました。


□ The Best Works of John Williams -1

□ "Close Encounters Of The Third Kind"

Final Scene (excerpt)

『未知との遭遇』チャールズ・ゲハルト指揮、
ナショナル・フィルハーモニック・オーケストラの演奏。
ジョン・ウィリアムズ自身が最も好きだと言う作品。
ディズニー映画の「ピノキオ」の主題歌、
リー・ハーライン作曲の「星に願いを」を引用しています。

この頃から前衛音楽の手法を取り込みながら、
ロシア・ロマン主義の影響下にある、
わかりやすく扇情的なメロディを効果的に使い分けています。
ちなみに、Enigmaが"MCMXC a.D."で引用しているのは
もう言うまでもありませんね。


□ "Indiana Jones & The Last Crusade"

The Panitent Man Will Pass

『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』オリジナル・スコアから。
来年、ついに4作目が公開されるそうで!(わーい

ジョン自身も、スターウォーズのインタビューで、
「(手掛けるのを)とても楽しみにしている」と言っています。
製作当時、スピルバーグをして「今まで一番良い」
と言わしめた作品。

もう、これ聴いてるだけで涙が出そうになるんです。
とにかく色んな想い出がありすぎて。

幼少の頃、病院の役員(理事?)をやっていた叔父から、
科学や文学、歴史に関する膨大な種類と量の図鑑を
譲り受けまして、それを読み漁るのが日常の一部でした。
(内容を理解していたかというと疑わしいですが)

小学生の中頃にあがって、特に考古学、宗教芸術の図鑑や、
何度も読み返したキリストの伝記を片手に、
このサントラを流して空想を広げていた時代がありました。
友達と遊ぶときも、そんな遊びを考案するプランナーを
担ってましたね。。あの頃に戻ったら、、、、
もっと勉強しろと頭を小突いてやりたい ( ゜д゜#)


□ "E.T. The Extra-Terrestrial"

Saying Goodbye (excerpt)

私の人生を永遠に変えてしまった曲。
積み重なるように高揚していく
ストリングスとホーンの響き。

実は一番最初に発表された
アレンジ・ヴァージョンの方が重厚で素晴らしいのですが、
音源は現在入手困難でカセットテープでしか持っていないので、
こちらのヴァージョンを紹介。