ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

帰ってきたサン・ダニエーレ

2008年12月16日 | 食材の話

Photo クアトロにサン・ダニエーレの生ハムが帰ってきた。
従来は骨付きのサン・ダニエーレの生ハムを使っていたが、サン・ダニエーレ協会の方針で国外には骨付きを出さなくなった。クアトロ新着のサン・ダニエーレの生ハムは骨抜きになっている。
輸送や管理の面での骨付きハムの輸出中止である。骨抜きでも味わいに変わりはなく、扱いは楽ではあるが、骨付きのインパクトの強さも魅力だった。
このところサン・ダニエーレの生ハムも日本に浸透してきたようだ。そして、サン・ダニエーレの生ハムの質の良さも認識されてきたようである。
サン・ダニエーレの生ハムの特色は、サン・ダニエーレという町の気候が生ハムを作るためにとても適していたということである。アルプスから吹き下ろす風とアドリア海からの風が出会う場所は、生ハムの熟成に最適だという。そこに、生ハムを作る伝統が生まれサン・ダニエーレの生ハムというブランドが確立された。
環境と技術が融合して生まれた産物である。どちらか片方でもサン・ダニエーレの生ハムにはならないのである。
今日から再び、クアトロでサン・ダニエーレの生ハムを堪能してもらえる。

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