ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

チーズの女王モンドール

2012年10月04日 | チーズの話

Photo クアトロに今年も樹皮に包まれたモンドールと云うチーズがやって来た。
このモンドールがやって来るとまた新しい秋がやって来たなと実感する。
このモンドールとは黄金の山という意味である。
フランスとスイスの国境沿いのジュラ山脈にある山だ。
そのモンドールという山でフランスとスイスの両国で作られているウォッシュタイプのチーズがこのモンドール。
このモンドールというチーズは暑い夏場には向かないチーズのため毎年8月15日から3月15日までしか作らないことになっている。
そして、8月に仕込んだチーズが今の時期に出来上がり、その新物に季節の訪れを感じるわけである。
ベールに包まれたこのモンドールを真ん中のトロリとしたところをスプーンで食べる。
そのスプーンを口に含むとカスタードクリームのような濃厚なミルクの旨味が広がる。
そしてチーズを包む樹皮の香りは、アルプスの山の香りを思わせる。
モンドールはチーズの女王と呼ばれるが、その表現に見合う美味しさだ。

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