今年初めて関西地方に春を呼ぶ雪のあった約一週間後・・・「旧室生村深野」を訪れた時、頭上高くに掛け渡される勧請縄が目に付いた。
<この写真のみ、2010.7.24>
勧請縄は深野集落の入口、上笠間方面より伸びる林道の峠。
眼下に集落や名張盆地を見下ろす峠の頂上、切通部両端の勧請木に掛け渡されていた。
細縄に小勧請が三ヶ所に吊り下げられた単純素朴な勧請縄ながら・・・・・、その長さは約10m、頭上はるか高くで集落を見守るかのように架けられていた。
小勧請の先端は蛇の頭を象徴するかのように結ばれただけの簡素さ、その、たった三ヶ所の小勧請に集落の想いを賭けている様にも感じ取れました。
撮影2014.2.12:2010.7.24