参道をを挟んだ対面には無縁等の集積が有り、その脇にずらっと一列に石仏さん達。
向かって右端には、角形彫り込みの中、ものの見事にデフォルメされた合掌地蔵?と五輪塔。
中程にはこの地域では良く目にするローカル色豊かな石仏・・・・自然石に大きく深く、駒形状舟形光背を掘り沈め・・・・・
中央に蓮台に乗る六字名号板、向かって左手に定形地蔵立像、右手に放射頭光背を持つ阿弥陀立像・・・・いずれもがこの地域独特なデフォルメ仕様で刻まれて異彩を放つ。
江戸時代初期の元和7年8月25日(1621)の銘が確認できる。
左端に立つのはこんな地蔵三尊・・・・幅の広い舟形光背を背に、総高1m足らず・・・・・
反花座基台の上に載り、中尊、定形地蔵立像は像高約60cm、脇侍地蔵立像は共に約40cm、室町後期様式の蓮座の上に立つ。
厚肉彫りで中世様式を踏襲・・・・まだローカル色に塗れる以前の作風・・・・・。
しかし背面には背光五輪塔を彫り込み、両面石仏と成って居るが当初から両面だったのか?、背面は追刻なのかは定かではない。
撮影2012.4.15