愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

奈良、宇陀市深野の棚田

2010年09月21日 | 棚田景観

此処は奈良と三重の県境集落、国道165号線からは室生口大野を通り越し見え県内に入って、秋の紅葉で有名な赤目滝近くの矢川、鹿高神社脇をUターン気味に左手山手に入って行く。

 

林道紛いの狭隘な道を10分程も駆け上がると突如道路が新しく良くなり目の前に棚田と集落が現れる。

集落は凡そ30軒ばかりか?このような山中にしては大きく、此処室生区深野は日本の里100選に「ササユリ守る県境の里」として選定されている。

集落はそこそこ高いのか高台から東の方を望めば、棚田越しに名張の街並みがかすんで見える。

棚田は集落全斜面に広がり、斜面の所所に民家が散在していてなんとも素晴らしい景観です。

どの棚田も手入れが良く行き届き転作耕作放棄も少なく見事で、青田の中に有る萱葺き覆いの赤いトタン屋根がなんとも見事名コントラストを見せてくれます。

集落の中ほどには神明神社と長楽寺の濃い緑が聳えて、いかにも懐かしい山里の雰囲気が良い。

ただ少し棚田の区画整理が進みすぎて、棚田の良さが半減していると感じるのは、写真を撮るものの勝手な欲目だろうが・・・。

撮影2010.7.28



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