ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

第43回大分県音楽コンクール 本選会

2015年10月05日 | レッスンメモ
昨日は「第43回大分県音楽コンクール」本選会の日でした。ピアノ部門の全演奏者の演奏を最初から最後までしっかり聴いてきました。教室の生徒たちはみんなこの日に向けてよく努力してくれました。もちろん結果は人それぞれ。嬉しい結果が出た生徒もあれば、ちょっとがっかりだったというケースもあったと思います。

私としては、一人ひとりの課題や細かいポイントが明らかになり、一人ひとりの指導方向が明確なものになったことが収穫でした。今回の結果をそれぞれに受け止め、また今後の励みにしてほしいと思います。

今回全体を通じて特に感じた事の一つは、表現力 を磨くことの大切さです。基礎力を身につけることの重要さはもちろんとして、やはり、もっと表現力を発揮した演奏ができるかどうか、つまり、聴いている人たちに対して音楽の持っている力をどれだけきちんと伝えることができるかどうか、ここが大事だなあ、と改めて感じました。うまく弾けなかった曲が、やっと上手に弾けるようになった。これだけでも素晴らしいことです。そこまでにどれだけの努力を積み重ねてきたか、それはずっと一緒に寄り添ってきた私が一番よく分かっています。そこから先、聴く人の心を揺さぶるような、ハートをつかむような、そんな演奏にまで高めるにはどうしたらいいか、それをこれからも一緒に考えていきましょう。一生懸命頑張った後にこそ、もっともっとやることがたくさんあるということが見えてきます。

コンクール終わったばかりなのに、早くもやる気になってる先生に生徒もあきれ顔かも(笑)だけどこの時期は誰でもやればやるほど絶対、間違いなくうまくなるという、後で振り返れば本当にうらやましい時期なので、手を抜かないのが親心、というか先生心なのだと私は思い定めています。だからついてきてほしいですね。表現力豊かな演奏は聴く人を楽しませることができます。ピアノを弾く楽しみというのは、ここにあります。ピアノ、楽しくやりましょう!

ランちゃんも応援してます。


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