ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

雪の中で

2008年02月13日 | Weblog
今朝、起きたら我が家のお庭が一面の銀世界。真っ白でとてもきれいでした。
こんな朝は、音楽を流すことをやめて、静かな無音の状態で景色にみとれたいです。無音の静寂の音楽とでもいいましょうか?音がない状態で、音楽を感じています。



先日、脳科学者の茂木健一郎さんの「すべては音楽から生まれる」という本を読みました。「そうそう、同感」とか、「やっぱりそうだ」と思う箇所がたくさんあって、気をよくしています。音楽は、生命運動そのもので、脳の中で常に交響曲のような働きがある。日常の生活が、音楽のようなものであるということなどが、書かれています。

私は、文章も会話にも、音楽を感じることがあります。文章の雰囲気、リズム、進み方などから、そう感じたりします。感じる作家とそうでない作家といますが、どうも、感じる作家のほうがどんどん読み易いです。そして、不快でない音楽を感じられる時が、その本を好きになる時です。

静けさの中から、音楽が生まれることもあります。今朝は、心の中が穏やかで、どこまでも、たおやかに流れる、一筋の暖かい川をイメージしながら、過ごしています。

茂木さんの本は、私のような脳科学には無縁の者にも、とても読みやすく、それこそ音楽があります。おすすめです。もちろん、学会で発表されるような論文は知りませんが。
コメント
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