沖縄の盟友・根路銘安志さんが、8月9日附けの「流球新報」と「沖縄タイムス」を、新宿にある僕の事務所に送ってくれた。
一面のトップ記事は`翁長知事 死去`と`翁長知事が死去`という太文字の下に、翁長氏の大きな上半身の写真が添付されている。「67歳膵臓がん闘病」「膵臓がん入院中」の文字が痛々しい。そしてサブタイトル『基地軽減訴え国と対峙』『辺野古新基地阻止貫く』の文言が眼に焼き付く。
此の6年ほど僕は、2月に行われてきた与那原(沖縄県)に建つ『聖クララ教会』での根路銘さんが企画・実行してきたコンサートを拝聴し、一言聴衆に挨拶をさせてもらったりもしてきた(今年は遠慮したが!)。その訪沖の折、根路銘さんが車で沖縄の山野や町中を案内してくれた。時には沖縄の建築家が コンサートの準備に追われる根路銘さんを引き継いで基地内を!ということもあった。敢えて過去形で書くのは、今年でそのコンサートが終演したからでもある。
翁長知事への想いがあるのは、存続が厳しくなった主として戦後に建てられた建築の存続を願ってのメッセージを、知事の姿を胸の収めながら琉球放送で述べさせてもらったり、新聞に一文を掲載させてもらったりしてきたからでもある。
人は死ぬ。いつかは!己の歳を考え溜息をつきながら此の一文を起稿している。
翁長知事のご冥福を祈ります。
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