日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

ノラ・ジヨーンズの「デイ・ブレイクス」をあじわいながら 深夜を!

2016-11-27 17:58:58 | 日々・音楽・BOOK
建築誌に連載している「建築家模様」の第49話、盛岡の建築家山添勝さんの稿を脱稿し、ホッとしながら手に入れたノラ・ジヨーンズの新譜 「デイ・ブレイクス」に聴き入る。カバーには、こんなフレーズが書かれている。「懐かしくて新しい」。

繰り返し聴きながら、ポップスなのか、さてJAZZなのかと考え込み、フュージョンという一言も浮んできた。フュージョン(fusion)。融合、ジャンルの異なる音楽を融合したもの。クロス・オバーという一言も蘇る。

深夜、音を絞って聴き込む。と書き記しながら、いつの間にか寝入ってしまうことに苦笑。とは言いながらも、バックスにJAZZ界の大御所、ウェイン・ショーター(SS)の名を見つけてドキッとしたことを想い起こした。
12曲のうちの8曲はノラの作、或いはノラとの共作である。
4曲は、いわばスタンダードナンバー。ことに、ホレス・シルバーの曲「ピース」での、ウェイン・ショーターの不協和音的な音が、ノラのゆったりと唄うその声とコラボして、深い味わいを醸し出す。
更にデユーク・エリントンの「アフリカの花」でサポートするウェイン・ショーターとノラに酔いしれ、ニール・ヤングの「ドント・ビー・ディナイド」を・・・・

盛岡の、そして訪ねた雫石の山林をふと想い起こしながらの秋の終わり、冬の始まりのノラ・ジョーンズ。夜は更けて行く。