日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

スーパームーンの片鱗を味わって!

2016-11-14 14:29:35 | 自然
今夜(11月14日)は満月、それも68年ぶりの「スーパームーン」だとのこと。
次は2034年だと言われると、これが見納めか!などと思ったりするが、何とも小癪な曇天模様。事務所のある東京新宿や、住まいのある神奈川県海老名市でも曇り空で、おそらく大きな月の晴れ姿を見ることはできないだろう。

昨夜ふと思い立って、一日前とはいえこの歴史的な一瞬を撮っておこうと空を見上げた。
見た目は満月、でも薄雲がかかっているようで星の光が見えず、お月様は輝いてはいたものの、撮った写真を見るとぼんやりしている。新聞を見ると、満月としては1948年以来の近さ、などと書いてある。

68年前の1948年、戦後の3年目、東京杉並区で生まれた僕は、疎開先の千葉県柏から、父の実家のある長崎を経て天草下島の下田村に転居、下田北小学校の3年生だった、ということになる。
そこで満天の星と鮮明な天の川に見入ったことを覚えているが、満月を味わったという記憶はないし、フィリピンで戦没した父が書き起こして、母が書き継いだ僕の育児日誌にも、満月のことなど書かれていない。

とは言いながらも、数枚の写真を撮った。
薄ぼんやりしている月。
全く(チェ!と舌打ち)
いまの僕の様ではないか!