名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

異様な殺人事件続発

2009-11-10 07:10:22 | Weblog
2009.11.10
 東京都板橋区に住む女性(34)が今年9月下旬に逮捕されたが、その彼女の周辺で不審死した男性が次々に明るみに出るという事件があった(A事件)。
 11月2日詐欺容疑で鳥取県警に逮捕された女性(35)の周りで、6人もの男性が不審な死を遂げている事が明らかになった(B事件)
 11月6日、広島県の臥竜山で鳥取県立大学一年の平岡都さん(19)の頭部が発見されたが、8日にはその近くで胴体部分が見つかるという残虐な殺人事件が起き捜査が続いている(C事件)
 2007年3月に千葉県市川市で起きた英国人英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22)の殺害・死体遺棄事件で全国に指名手配されていた市橋達也容疑者(30)が名古屋市内の病院で鼻の整形手術を受けていたことが分かった(D事件)

 A事件の女は、逮捕容疑は結婚詐欺である。この女が結婚を匂わせて男たちから貢がせた金はなんと1億円を超えるというから驚きである。きっかけは結婚サイトの掲示板という。
 死亡した男たちに共通する点は、血液から睡眠導入剤の成分が検出されたことである。
 まだ殺人事件としては明らかになっていないが、一人の女をめぐって6人もの男が死亡しているというのはなんともミステリアスな話ではある。女の実名も明らかにされていない。

 B事件の女の周りでも6人の男の不審死が明らかになった。6人の男のうち5人は、女がかって働いていたスナックで知り合い、交際していたといい、ほかの一人は女との間に借金トラブルがあった。
 今年に入って死亡した男性にはいずれも遺体から睡眠導入剤が検出されており、A事件と酷似している。この事件も捜査段階で事件の詳細はまだ明らかではない。
 A事件もB事件も男の結婚願望、女との愛憎において男の弱さを露呈しているものである。

 C事件は若い女学生を切り刻んで遺棄するという極めて残虐な事件である。殺害された平岡都さんは10月26日午後9時15分ごろ、アルバイト先の飲食店を出たあと行方不明になっており、今のところ目撃情報も少ないようで、真相の解明は闇の中である。何の罪もない若い学生を無残に殺し捨てるという憎むべき犯罪である。

 D事件は2年前、若い英国人女性が殺されたことで大きな話題になった。しかし死体遺棄容疑の犯人は逃走し、全国に指名手配されていて、いまだに逮捕に至っていない。その容疑者市橋達也容疑者(30)が名古屋で整形手術を受けていたという通報から、容疑者が顔を変えてまで懸命に逃走しているということが明らかになったわけである。
 その後市橋容疑者は福岡市のインターネットカフェを訪れたという報道がされている。
 それにしてもこの人物が本当に市橋容疑者であるとするなら、なぜ逮捕できないのか不思議である。連日の如く、新聞・テレビで整形前と整形後の容疑者の顔が報道されているのにである。しかも有力な情報には1千万円もの懸賞金がかかっている。
 市橋容疑者もいつまでも逃げおおせるものではない。もう時間の問題であろう。
イギリスの両親は一刻も早い逮捕を望んでいるという。当然である。

米大リーグWシリーズで松井秀喜がMVP!!

2009-11-05 16:17:52 | Weblog
2009.11.5
 米大リーグのワールドシリーズ第6戦でヤンキース(ア・リーグ)がフィリーズ(ナ・リーグ)を7対3で破り、4勝2敗でシリーズを制覇した。
 この試合の結果も含め、松井秀喜選手がシリーズの最優秀選手(MVP)に日本選手として初めて選ばれた。
 この試合、松井は二回に先制の右越え2点本塁打、三回には二死満塁の好機に中前へ2点適時打、さらに5回には右中間へ2点2塁打を放ち、4打数3安打6打点という大活躍だった。一試合6打点は、1960年のヤンキースのリチャードソンに並ぶWシリーズ最多タイ記録となった。
 松井選手もここ一番で大きな仕事をしたものである。2002年のオフに巨人からヤンキースに移籍し、03年のシリーズから今年で7年の大リーグ在籍を果たした。この間そこそこの活躍をしてはきたが、マリナーズのイチローが毎年200本安打を続け、ついに今年大リーグ通算2000本安打と9年連続200本安打を放つという快挙の影に隠れ気味であった。
 しかしさすが松井選手はすごい。シリーズの優勝を決定づけたのである。日本から大勢のプロ選手が大リーグに来ているが、打者としてはイチローと並んで最高である。イチローがこつこつと短打を重ねるのに対して、松井はここ一番の一発で活躍してきた。どちらかといえば、この方がアメリカ的なのであろうか。松井の人気も高いと聞く。
 大リーグでは報酬もベラボーに高いが、こうした松井やイチローの活躍を見ると日本選手の大リーグに対する憧れはますます高まる。

子どもの名前で最高裁まで争う

2009-11-04 08:44:47 | Weblog
2009.11.4
 今朝の中日新聞に、子どもの名前に「玻」という文字を使った娘の出生届を、名古屋市が「常用漢字や人名用漢字でない」として受理しないのは不当として、東区の夫婦が今日4日、不受理の取り消しを求め最高裁に抗告するという記事が載っている。
 この夫婦は、新聞に実名で記載されており、その訴えの是非を市民にアンケートで問うとしているので、ここではその記事のとおり、実名を使わせていただく。
 その夫婦は医師の矢藤仁さん(40)と清恵さん(38)で次女の玻南(はな)ちゃんの出生届が上記の理由で不受理になったことで昨年12月、名古屋家裁に不服を申し立てたが却下。夫婦は☆地名や人名にも使われている☆画数が少なく読み方も平易―などとして更に高裁にも即時抗告したが、高裁も「常用平易な漢字とは認められず、戸籍上使えないのは止むを得ない」としたために11月23日に1歳を迎える玻南ちゃんは未だに戸籍がないというものである。
 矢藤仁さんは『名前は親から子への最初のプレゼント。なのに、いまだにあげられない』と嘆いているという。
 新聞によると、最高裁は2003年、「曽」の文字をめぐって、「常用される平易な文字を人名に使える字に定めない場合、(人名用漢字を定めた)法務省令は違法で無効」と判断。その上で最高裁は「平易な文字」の範囲を「時代の推移、国民意識の変化などで変わる」とした。
 矢藤さん夫婦は、この最高裁判決を受けて市民に意見を求めることとし、アンケートに乗り出すというものだ。
 アンケートは「玻」について☆名前に使っていい文字と思うか☆常用平易な漢字と思うかの2問である。そして回答はメールまたは郵便で11月20日までに届くよう求めている。
 筆者はそのアンケートに答えるつもりで次のように考える。
 「玻」という文字は確かに平易で、ほとんどの人は確信はもてないが何とか「は」と読めるであろう。しかしこの字の意味は筆者も分からない。手元にある集英社の新修広辞苑も岩波国語辞典も電子辞書のいずれも残念ながらこの「玻」の字は載っていない。あの分厚い辞書でもない限り載っていないのであろうか。
 矢藤さんはこの「玻南」チャンの由来として次のように言っている。兄妹四人の名前はいずれも旧約聖書の登場人物を参考につけたが、「玻南」ちゃんも模範的女性として描かれるハンナが由来という。「瑠璃も玻璃も照らせば光る」のことわざから、長女瑠都(るつ)さんに対し、次女には「玻」の字をあてた、のだという。他人から見ればなんとも理解しがたいこじ付けとしか思えない。
 まあしかし、やさしい字でもあるし、他人でも何とか読めるということから、本人たちの思い入れを考慮して、この際許されるのではないか、というのが結論である。
 しかしである。子の名前は子ども本人は選べない。正直いって親の身勝手からつけて自己満足しているとしか思えない名前をよく聞く。自分の子の名前をどうつけようが他人からあれこれ言われる筋合いはないとでもいいたげな人がいる。また、許される漢字でも全く読み方が理解できないものもある。例えば「正雄」と書いて「かずお」と読ませる如きである。この子は生涯間違い続けて呼ばれ、生涯「そうでない」と否定し続けなければならない。また難しい漢字を使っているため、いちいち読み方を聞かれなければならない子もいる。本人も大人になって納得できればともかく、それまでの間の苦労は大変である。
 子どもの名前をどうつけようが勝手ではあるが、つけられた子どもの立場にもなってよい名前をつけてやってほしいと生まれてくる子どもたちのために願う。

秋の叙勲受賞者

2009-11-03 22:28:34 | Weblog
2009.11.3
 鳩山新政権による初の叙勲受賞者が発表された。
 最高位の旭日大綬章には、張富士夫トヨタ自動車会長(72)、箕浦宗吉元名鉄社長(82)、野村明雄元大阪ガス社長(73)の民間人3人のほか津島雄二元厚生大臣(79)、森山真弓元法務大臣(81)など国会議員が6人、最高裁判事が二人の合計11人が受賞したとある。
 次の瑞宝大綬章には元外務事務次官一人が選ばれている。以上12人の出自は民3に対して官9と圧倒的に官優位である。うち政治家は6人である。政治家の意向を受けて官が決めるのだから当然の結果かもしれない。それにしてもこの叙勲の傾向は政権が交代しても変わらないとみえる。
 かつてこの叙勲は勲一等とか二等などと明らかな序列があったことが批判され、数字をなくすという改革がなされたが、結果は大綬章、重光賞、中綬章更にその内訳のように旭日、瑞宝など歴然とした格付けをして順番を分かりにくくカモフラージュしているだけである。
 もらう方は自分の立場を理解して身分相応と思っているからこれでいいのであろうか。受賞者は喜んでいるのだからいいのであろう。こんなことを思うのは、こうした賞に無縁の者のひがみなのかも知れない。
 なお今回の受賞者の中の有名人としては、映画監督の大林宜彦さん(71)や人形作家で人間国宝の林駒夫さん(73)が旭日小綬章、梅村学園理事長の梅村清弘さん(72)が旭日重光章を受賞した。

鳩山首相7200万円もの申告漏れ

2009-11-02 19:03:27 | Weblog
2009.11.2
 鳩山首相が2008年に株式を売却して得た約7200万円の所得を税務申告していなかったことが判明したと報道された。
 首相の事務所では、今年1月に上場株券が電子化されるのに伴い、『特定口座に移すためみなし取得費を使って株を市場で売り、含み益を現実化しておく必要があった。このため、昨年、証券会社のアドバイスに従って売却した』と説明。
 売却したのは、親族らから資産として引継ぎ保有していた株式という。その際、売却益が出たが今年3月の確定申告時に『手違いにより申告漏れをしていた』といい、申告漏れの7226万余円は既に修正申告をし納税したと説明している。
 鳩山氏はブリジストン創業者一族でもあり、株式など莫大な財産を持っているので、この程度の売買による所得の間違いは気にも留めないのかもしれないが、死人や架空の人からの寄付の問題など、首相としては信じられないようなミスの連続である。
 所得の過少申告の問題は、善意のミスとして許されるとしても、故人献金や架空献金といわれる政治資金規正法違反が問われる問題は、一国の首相としては許されるものではない。鳩山首相は秘書とのコミュニケーションが欠けたと弁明しているが、よくある秘書のせいにしてしまう姑息な態度では国民は納得しない。
 政治家はなぜ自分たちの決めたルールが守れないのであろうか。ましてや総理大臣である。こうしたことは神経質なほど遵法精神が必要である。
 こんなことで国会の論戦が賑わっていたのでは、真の政策論争はとうてい期待できるものではない。