田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

シナリオ研究所四期生のみなさん!! 元気ですか 木村正一です

2009-11-04 08:27:01 | Weblog
11月4日 水曜日

●しばらくぶりだ。

日本プログ村、ファンタジーのカテゴリーでベストテン入りした。

うれしいな。

いちどはベストスリーまでいったことがある。

あのときもすごくうれしかった。

●なぜこれほどまでに人気にこだわるのか。

むかし、GGは、雑誌に小説を書いていた。

それが人気がないので掲載をうちきられた。

そんなことがさいさんあった。

悲しいかな、ただ編集者のお情けで書かせてもらっていた。

なんの賞とも縁がなかった。

●そのていどの物書きだった。

でも、雑誌に作品が載ったときは、うれしかったな。

あの快感をわすれかねて精進している。

もう駄目なのかもしれない。

もうやめたほうがいいのかもしれない。

年寄の冷や水。

ですよね。

でもやめられない。

カツパエビセン。

お寒いギャグでごめん。

小説はいちど書き出したら楽しくて、病みつきになります。

なにせ、筆記具と紙さえあれば。

――いまではパソコンさえあれば書けますものね。

●GGの小説は書けてはいるが、おもしろくない。

という評価をうけてきました。

うまいですね。

いまの若いひとの小説は絶対おもしろいです。

どうしたらこんなにうまく書けるのかと感心しています。

●さてさてこれから「奥様はバンパイア」を書き続けて、ベストスリーに入るの

は、タイヘンダ。

でも書き続けるしか、希望を捨てずに書き続けるしかない。

のだ。

がんばります。

●ともかくシナリオ研究所四期生だ。

年のほどが知られてしまうが本名木村正一。

あのころの仲間のなんにんが生きているのだろうか。

まだ小説を書くことにこだわっているものがいるのだろうか。

何人かはプロの作家になっていると風の便りにきいている。

田舎で精進しているGGのために四期生のみなさん50年ぶりの同窓会でも開いてくれ

ませんか。

麻布霞町もずいぶんとかわったことでしょうね。



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ベルゼブブの蠅 VS BAT 2/奥様はバンパイァ 麻屋与志夫

2009-11-04 07:10:35 | Weblog
奥様はバンパイァ65

○空には無数の小さなtornadoが渦巻く。

いや地上までは、垂れこめてこない。

バラ園の上空だけで黒い渦となってバットと蠅は戦っている。

だから正確にはトルネードとはいえないかもしれない。

「玲加すごい。蝿がどんどんきえていく。ほら満月が輝きだした」

「武! なにか忘れてない」

「??????」

「満月よ。満月」

猛夫たちがいちはやく気づいた。

空の月にむかって遠吠えする。

ウオオン。

ウルルルルウ。

まさに狼の遠吠えだ。

かれらの咆哮は音波攻撃となって蝿をふきとばす。

時空を超えた――久しぶりの(人狼と吸血鬼になるまえの)園丁時代に遡っての共同

作業だった。

バラたちが武と玲加を祝福するようにふるえている。

わたしたちはもともとは仲の良い種族だったのだ。

それを妬むものがわたしたちを切り裂いた。

いままでのことが、ウソのようだ。

わたしたちが戦うべき相手は、悪魔だったのだ。

嫉妬深く醜いきらわれもののベルゼブブ。

蝿のようなやつだった。

それにどうしていままできづかなかったのよ。

わたしたちのまわりにはいつでも悪魔がいる。

嫉妬ぶかくかならず邪悪な邪魔をする。

その姿がなかなか見えない。

見えないから、わたしたちは身近なものを敵とおもいこんでしまう。

気おつけなければ。

そしてこの悪魔は、わたしたちが遠くユダヤの地で原始キリスト教を信じていたこ

ろから存在していた。

そしてシルクロードの終点の地、この日本にわたしたちについてきてしまった。

歴女の玲加はそう推察した。

○空には満月。

バラ園には玲加と武、猛夫たちが夜の散策をしていた。

敵は、暴走族サンタマリアの軍団とそのペアレントのフトッチョたちは悪態をつき

ながらひいていった。

「玲加にあんな裏技があるとわね」

「そうですよ。武さん。おれたちだつてコウモリに血をすわれたら……。仲良くし

てよかったですね」

と冷やかす。

「猛夫。おまえ妬いている……」

「そんなのないすよ。嫉妬は人を悪魔にする。嫉妬する狼は蝿になる」

「なにいってるのかわからないわ」
 
三人の笑い声は、人狼みんなの笑い声となってバラ園の上空にひろがった。




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