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共同通信の記事は、国民への挑戦 ( 安倍総理酷評 )

2018-10-26 23:56:34 | 徒然の記

 10月17日の千葉日報に掲載された、共同通信社の記事です。

 武光氏の著作の書評の最終とする考えでしたが、新聞を読み予定変更しました。神話を読み終え、憲法を改正すべしという結論を得ていたのに、逆行する記事を共同通信社が発信していました。相変わらずこの通信社は、朝日新聞に負けない国民への挑戦を続けています。

 内容は、第4次安倍内閣への批判です。半ページを使った大きな記事ですが、見出しの大きな活字を、並べれば、反日通信社の意図がそれだけで一目瞭然です。

 中谷、船田氏は幹事長交代」「自民、改憲人事固める」「熟議は外し、濃い安倍色」「公明、野党に広がる警戒」

 記事の中身を紹介します。

 「自民党は16日、憲法改正に向けた主要人事を固めた。」「衆議院憲法審査会の運営で、改憲論議に慎重な公明党や野党との調整を重視してしたきた、中谷元筆頭幹事、船田元幹事を交代させる。」

  改憲を是とする私には、中谷、船田両氏の交代は当然と思います。改正絶対反対を絶叫する野党と、どっちつかずの日和見の公明党を相手に調整を重視するというのでは、未来永劫「憲法改正はしない」という意思表示と同じです。安倍総理がこのような人物を、よくも憲法改正推進本部の要職につけていたとその方に呆れます。

 中谷氏は、元陸上自衛官で、小泉内閣では防衛庁長官、安倍内閣では防衛大臣を勤めています。第3次安倍内閣では安全保障法制担当大臣と、国防の要を歩いています。それなのに氏は、保守政治家としての信念と矜持を持っていません。これまで氏が主張した意見を調べましたが、次の通り一貫していませんです。

  • 日本国憲法九条の改正、集団的自衛権の行使に賛成
  • 選択的夫婦別姓制度の導入に反対
  • 日本の核武装については「将来にわたって検討すべきでない
  • 内閣総理大臣の靖国神社参拝に賛成
  • 村山談話、河野談話の見直しに反対

 一方船田氏は、自民党を離党し新生党へ移り、小沢一郎氏と働き、次には新進党へ移り鳩山氏と働き、意見が異なりだすとまた自民党へ戻っています。自民党内で、山崎派から橋本派へ移るなど、本人には理由があるのでしょうが、私から見れば、政界を泳ぐ政治屋にしか見えません。

 みっともない女性問題は語りませんが、私には忘れられない氏の汚点があります。平成27年の6月、安全保障関連法案の審議をする国会で、自民党が3人の憲法学者を参考人として呼びました。野党とマスコミが反対の合唱をする中での、緊迫した国会審議でした。

 驚いたことに、自民党が呼んだ憲法学者3人が、揃って法案に反対しました。憲法に違反するという、意見でした。3人のうち一人くらいが反対するのなら、自民党も度量の広い政党だと感心したはずですが、反対意見の学者ばかりを揃えたと言うのですから、自民党の良識を疑いました。

 この時自民党の憲法改正推進本部長をしていたのが、船田氏でした。参考人の人選ミスというのでなく、学者たちの日頃の主張を知った上で、故意に選んでいたのですから、この時以来氏を、自民党内の「獅子身中の虫」「駆除すべき害虫」の筆頭に上げています。

 風見鶏のように世論の流れを読み、選挙目当てに党を移り変わる政治家に、ろくな人間はいません。父君が自民党の有力議員でしたから、こんな自堕落が許されたのでしょうが、義理人情に厚い自民党とはいえ、ここまで節操を無くしては、国民の方から愛想をつかされます。

 現在の状況下で、安倍政権では憲法改正が困難と考えていますが、努力する総理に敬意は表しています。ところが共同通信社は、そんな総理をこき下ろします。

 「自民党が、憲法改正に向けて固めた人事は、安倍氏色の濃い布陣となった。改憲に前のめりな安倍晋三首相の側近らを、党と国会の都調整役に配し、与野党の熟議を重視する議員は、国会の要職から外した。」

 途中を省略し、記事の最後を紹介します。

 「こうした人選が、議論の進展に繋がるかどうかは見通せない。長妻氏は、調整も何もしないというメッセージが読み取れる。9条改憲に突っ走る、問答無用の配置だと批判。」

 「公明党の斉藤鉄夫幹事長も、改憲論議は急がば回れで、与野党の合意を得ながら、真摯に進めるよう願いたい。それが早道だと、自民党を牽制した。」

 共同通信社だけでなく、産経を除くすべてのマスコミが、こういう論調で改憲反対の情報操作をします。彼らが反対しても安倍内閣が打倒されないのは、国を思う国民の多数が、総理を支持しているからです。憲法改正をせずに国の独立は達成されないと、国民が目覚めていることを、共同通信社は無視しています。

 反日左翼の無能政治家の長妻氏の意見など、常識のある国民は耳を傾けません。氏は、厚生労働省の職員に総すかんを食わされ、大臣就任時も退任時も、誰からもそっぽを向かれました。政治家である前に、人間として欠けるものがあったのでしょう。自分の役所の職員に、ここまで嫌われた政治家は、後にも先にも、他には菅直人氏くらいだと記憶しています。

 公明党は政治家個人でなく、党自体が政界の風見鶏です。政権につけるのなら、野党にでも与党にでも、節操もなく変貌します。国の基本となる、憲法と天皇につき、確固とした党是はなく、何とでも取れるような、曖昧な言葉が掲げられているだけです。民主主義制度の欠陥もである多数決に、集票力のある創価学会が必要なため、自民党は決別できません。

 戦後の自民党は、弱くなったのか、堕落したのか、野党や公明党に問題があっても、党としてけじめをつけられなくなりました。反日の野党が無能なおかげで、国民の票が自民党に必然的に集まります。国民の苦渋の選択に目を向けず、党内の「害虫」の駆除もできず、八方美人でいようとするから、共同通信社にいつまでもこんな記事を書かれます。

 誇りのある保守自民党の議員なら、共同通信社に反論したらどうなのでしょう。

「自民党は、改憲論議に慎重な公明党や、野党との調整を重視してしたきた、中谷元筆頭幹事、船田元幹事を交代させる。」

 この記事は間違いで、「改憲をやる気のない公明党と調整ばかり重視し、党是を忘れた中谷、船田」を交代させた」と、私なら言います。

 国会で、憲法の論議さえ拒否する反日野党と、どんな調整をするというのか。共同通信社に言いたい放題を言われ、信念のある自民党議員は、何をしているのでしょう。それとも国民に期待させるだけで、自民党には保守議員が不在なのでしょうか。

 彼らは『古事記』や『日本書記』を、手にしたこともないのでしょう。少しでも本気で読んでいれば、反日マスコミの闊歩や二重国籍議員の横行など、見過ごせるはずがありません。

  明日こそは、武光氏の著作の書評の最終といたします。

コメント (2)
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