〈 第二、第三の「日本人・ジャパンハンドラー」〉
「宮沢官房長官談話」が公表されたのは、「日航機123便墜落事故」が発生する3年前でした。この事故を契機として「アメリカの第二段階の関与」が始まり、「二度目の敗戦」と言われた「プラザ会議」が行われました。
時系列で示すと、次のようになります。
昭和57 ( 1982 ) 年 8月 「宮沢官房長官談話」公表 ・・鈴木内閣
昭和60 ( 1985 ) 年 8月 日航機123便墜落事故 ・・中曽根内閣
壊れていく自由民主党 ・・ 22回シリーズ ( 青山繁晴氏への提言・諫言 )
安倍首相暗殺の原因 ・・ 5回シリーズ ( ねこ庭の結論 )
メタンハイドレート問題 ・・13回シリーズ ( 「財政法」改正 )
急がば回れ「学びのねこ庭」 ・・ 6回シリーズ ( 米国のジャパンハンドラー )
「にっぽん政治の実況中継」 ・・ 19回シリーズ ( 「ねこ庭」が得た推測(結論) )
「もう一つの「ねこ庭」の推測 ・・ 11回シリーズ ( 『 nippon.Com 』の解説 )
世界第2位の経済大国となり、アメリカの覇権を邪魔するようになった日本を弱体化させるため、GHQ統治下と同様の「第二の日本弱体化計画」をアメリカが準備した。
計画を成功させるには、日本政権の中に協力者が必要だったため、実行の3年前から宮沢喜一氏に注目していた。彼らが氏を「日本人ジャパンハンドラー」と決定したのは、「宮沢官房長官談話」の公表を確認した後だった。
従って氏は、人望がなくても政府内で地位を失わず力を発揮し、アメリカの計画遂行に無意識のうちに協力していた。
状況証拠しかありませんが、これが「ねこ庭」の推測です。戦後政治の生き字引と言われた氏は、首相退任後も影響力を行使し、「ディープステイト財務省」を作っただけでなく、閨閥を通じて第二、第三の「日本人ジャパンハンドラー」を育てています。
下記の 3氏の誰が該当するのかは「ねこ庭」にも確証がなく、訪問された方々の判断に任せるしかありません。
宮沢洋一氏・・・現在の党税調会長
・宮沢喜一氏は、氏の叔父にあたる。氏の父宮沢弘氏は、喜一氏の弟
・元首相岸田文雄氏は、氏の従弟
鈴木俊一氏・・・第一次、第二次岸田内閣での財務大臣
・元首相鈴木善幸氏の長男
・姉千賀子の夫は、麻生太郎氏
・妻の従兄は宮沢喜一氏
岸田文雄氏・・・石破内閣を作った中心人物
・父方の叔母の夫は、元広島県知事で参院議員、法相を務めた宮沢弘氏
・弘氏の兄が、元首相の喜一氏
3氏は親米派の議員というだけでなく、GHQの置き土産「財政法」が規定する「財政均衡論」を死守する「緊縮財政派」の議員です。3氏は仕事で関係があると共に、親族としても繋がっている事実が見えたと思います。
従って3氏の中に、第二、第三の「日本人ジャパンハンドラー」がいるのではないかという絶望的な推測が、長いシリーズの「結論になります。
シリーズの最後につけ加えておかなくてならないのは、やはり青山繁晴氏と西田昌司氏の存在です。両氏はこれまで「ねこ庭」が述べてきた事実を知った上で、自由民主党を内側から変える姿勢を持ち続けています。
「口先だけのガス抜き要員」と、ネットの「雑音」が悪態をついていましたが、息子たちと「ねこ庭」を訪問された方々には、「雑音」は雑音でしかなかったと分かって頂けたことと思います。
二人の存在を明日の希望と考え、シリーズを終わります。長いおつき合いを頂いたことに感謝します。