OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

11月の藍島

2019年11月10日 | 今日このごろ
11月の藍島

 11月7日(木)気候がいいので藍島に行ってきた。目標は脊椎動物化石を一つでも見つけること。最近成果が少ないので少しは取り返したい。
 船着場に着くと、KさんとSさんも来ている。そこで藍島にご一緒にということになったのだが、お二人は最近私よりもずいぶん良い成績を挙げておられるから、私の方に回ってくる可能性はないも同然。

藍島船着場に着いた「こくら丸」 2019.11.7

 サメの歯は採集できなかったが、小な骨片を採集。ものになりそうにはない。小さなキリガイダマシがちょっと気になって採集。

キリガイダマシ 2019.11.7

 ら脈の数が少ないのだが、先端の小さい時の形態なのか、それとも別の種類か? 芦屋層群では、こういうキリガイダマシに二種類が知られていて、ひとつは T. infralirata もうひとつは T. karatsuensis この標本はカラツの方に近いが、インフラも幼い時にはこのくらいの様な気がする。それに、カラツはもっと泥質のところにいるから。というわけでお持ち帰りなのだが、成果がこれと骨のかけらという恥ずかしいことになった。彼らはプロトプテルムの骨や、複数のサメの歯を見せてくれたが、他の方のを見てもそれほど楽しくない。次回は一人でこよう、というわけでもなく、やはりみんなでガヤガヤいいながらの方が良い。

風が強い 2019.11.7

 温度は快適だが、風が強いのでおにぎりを食べる時には崖を回った風裏に座った。今年4月から乗船料が上がって、切符のデザインも変更された。

年長者割引の往復券(かえり) こくら丸の座席に乗せて撮影。

 小倉から藍島往復が1,200円となってしまった。私は高齢者割引のため半額で済むが。秋のシーズンの終わりが近い。寒くなる前にもう一度来たいなあ。化石が採れなかったので、今回のカテゴリーを「化石」ではなく「今日このごろ」にしておこう。