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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2002年アメリカ その18 バンクーバーへ

2019年11月13日 | 昔の旅行
2002年アメリカ その18 バンクーバーへ
2002 USA trip: Part 18. Vancouver

I took a flight to Vancouver in a small aircraft. Vancouver is a big city with underground mall. I walked around in the mall because it changed rainy to snowy in the evening.

 2002年3月15日(金)、昨晩はブルースの家に泊めてもらい、ゆっくり起きて朝食をとり、車でシアトル・タコマ空港に送ってもらう。お礼を言って別れた後、空港でお土産を探す。メジャーリーグの佐々木の顔を入れた野球ボールを買い込む。イチローのは売り切れている。鰭脚類の置物は趣味で集めているが、ここには一つしかない。6.99ドル。1255発エアー・カナダ1546便の飛行機でバンクーバーに向かう。やはり、双発のプロペラ機だが、型式は違っていて、上翼機ではない。50分間の飛行である。

18-1 シアトル/タコマ空港からの飛行機 2002.3.15
18-1 Airplane from Seattle/Tacoma. 2002.3.15

 前の方の窓際の4A席に座る。隣の4B席には、田舎の学生風のお嬢さんが席を取る。当方は写真を撮るのに忙しかったが、女性は小さなスケッチブックみたいなものに、カラーのサインペンを数本使って、じゅうたんの模様のような細かい地模様を書き始める。最初に見たときにすでに大分書いてあったから今始めたものではない。なかなかいい感じのテクスチャーができていくのでおもしろい。外の景色は行きに見ているのと変わりない。バンクーバー空港に到着する。カナダの入国審査を受ける。航空便の都合で、バンクーバーで一泊するために、行きとは違って帰りは街に出る。カナダ入国の手続きの列に並んでいると、後ろの若いアジア系の女性が、下手でない英語で入国申請書はどこにあるのかと聞いてくる。機内で渡されるのだがもらいそこねたらしい。たいていそのあたりの柱の横なんかに置いてあるものなので、「あの辺にあるんだろう」と答えると、手に入れてきて、こんどは記入の仕方を聞いてくる。書き方は難しいものではなく、お決まりの名前やパスポート記号番号を記入するようなのだが、家族欄に本人一人の名前をずらっと記入してしまっているようだ。ちょっと教えるとやっと安心していたが、カナダに仕事に来たフィリピン人であるという。私を含めて日本人の多くが英語の会話よりも読み書きの方が得意なのに、会話ができてもあまり読めない人がいるのだという実感があり、興味深い体験だった。
 実は、記録を見るとバンクーバーへの移動を飛行機以外でどうなるかを、シアトルで調べた形跡がある。1045発のバスに乗ると、1415にバンクーバーに到着する。3時間半、乗車券は23米ドル。すでに飛行機の予約があったからバスは止めたけれども、それも悪くなかったかもしれない。
 シャトルバスに乗り込んで今日のホテル「ホテル・ジョージア」に着く。

18-2 ホテルから見たパシフィックセンター 2002.3.16
18-2 Central city of Seattle. 2002.3.16

18-3 同じところの夜景 2002.3.15
18-3 Night scenery from the same window. 2002.3.15

 ホテルは中心街にあって、その前の温室のようなガラスばりの建物の中から地下街に行けるようになっている。パシフィックセンター・モールという。地上の人どおりは少ないが地下はにぎやかである。黒のスラックスのかっこいい女性が多い。店も種類が多くて巻きずしや東南アジアの料理など多彩なレストランがある。中国人のやっているハンバーガーショップで食事をするが、英語が聞き取れない。たかがハンバーガーごときだから何とかなったが、そういう国らしい。先ほどの空港のフィリピーナのことも思いだすと、英語を英会話学校などで十分に習うよりも、ほんの少し分かって度胸があればここでは生活できるのだろう。おきまりのアシカの置物を数個購入。ヒスイ製のなかなかいいのが見つかる。カナダドルとアメリカドル、日本円を混ぜてややこしい買い物をする。地上は雨から雪模様で、寒いから地下街でいろいろと見てまわる。

18-4 バンクーバーの地下街 2002.3.15
18-4 Underground street of Vancouver. 2002.3.15

 ホテルに帰って、12時ごろにベッドにつくと、その前後から壁を通して大音響が響いてくる。明日の便は昼ごろなので30分ほどがまんしていたが、とうとうフロントに電話をする。「壁から大きな音がするが、何かいいアイディアはないか?」すると、「その音は地下のディスコの音である。営業を停止することはもちろんできないから、終了の2時まで鳴り続ける。」と言う。さらに「ホテルは眠るところだと思うが」と言うと、「では別の部屋を空けるので移るか?」ということになり、それまでの3階の部屋から10階に移動する。従業員にチップをと思ったが受け取らず、無事に寝ることができた。

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