のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

10年持てばいい建物

2006年02月05日 | 農のあれこれ
つくばに行ったついでに街の中を少し案内してもらいました。

TXが開通した今、何度目かの建設ラッシュに見舞われているそうです。元住都公団がここ数年の間に大量の土地を払い下げた中心市街地ではマンションや事務所ビルがあちらこちらで新築されあるいは建設中でした。中には地元で事業を成功した人たちが住んでいる「つくばの六本木ヒルズ」や、やはり事業に成功した会社の本社ビルもあるそうです。

その隣接地には茨城県立「つくば国際会議場」が新しくできていました。外壁がガラスブロックでできていて、内部には大きなアトリウム?も。写真は内部の2階フロアからガラスブロックをみたところ。なかなか贅沢な建物ですが、利用者が多く地域のイメージアップに貢献しているようで批判は出ていないようです。

基盤整備された市街地にはさまれ、かつては畑が広がっていたところに、大きなショッピングモールができていました。田んぼだったところは埋め立てられ、砂利が引かれて駐車場になっていました。広い駐車場は車で埋まっていました。周辺道路も狭いままで、他の店舗の駐車場の中を導入路にしている感じでした。それでも駐車場に入ろうとする車が集落の路地にまで並んでいます。駅前にもショッピングモールができて多くのお客を呼んでいるが、こっちの方が駐車料金がかからないだけ人気があるといっていました。広大な市街地が整備されているのに、こんな大規模店舗が市街化調整区域になぜできるんだと驚きましたが、それもつくばの現実なのだそうです。

モールを歩いてみると、それなりにデザイン化されたものでしたが、建物自体はいかにも安普請。建築に詳しい友人に聞いたら「こういうものは流行り廃りが早いから10年持てばいいというものだから」ということでした。10年後、人気が新たな商業施設に移ったとき、事業者はさっさと移ればいいのですが、畑や田んぼは元には戻らないですけれど‥

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