のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

未来の大人に夢たくす百二歳

2014年01月05日 | 農のあれこれ
もう半年も前にいただいていた本です
夏休みの課題図書にでもなりそうな
第11回ジュニア冒険小説大賞受賞作品でした

かわせひろし『宇宙犬ハッチー 銀河から来た友だち』岩崎書店 2013.3

作者は柏出身でレイソルサポーター
『ケッタ・ゴール!』 を書いた漫画家が小説家デビューです
科学好きの宇宙好きだそうで
大賞選考委員からも天文学的なことも押し付けずに説明していると
評価されています

主人公が暮らしているところは街の中心部から外れている分譲住宅地で
すぐそばに畑や田んぼが広がっていて
すこし行くと雑木林や小高い裏山にたどり着く…
これはもう作者が育った元風景に違いありません
お母さんに連れられて歩いたであろう田んぼの畦道や
友達と走り回ったであろう山道が舞台になっています

年少期の体験がいかにその後の思考過程に大きな影響を与えるか
という話に強引に持っていこうとしているのですが

4日の新聞(朝日e5面)で102歳の日のはら重明さんが
未来の大人に平和の尊さ、命の尊さを確実に伝え
戦争にNOを言えるようになってほしいと書いています
世代を重ね、知性を獲得していく命の連続は
広い宇宙に息づく大いなる力だとも

食べること、食をつくる農業のことも
未来の大人たちにもっと伝えていくことが
われわれのミッションのようです

102歳の私が希望を抱き続けられることを感謝せずにはいられない
と最後に日のはらさんはいっていますが
こうして発信できる自由にも感謝しなければなりません

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