のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

大粒の雨と放電でリセットし

2010年06月17日 | 今年の米づくり
昨日16日の夕焼け。

ナシ畑で新梢を整理していると雷鳴。
雲の流れからこっちには来ないだろうと見上げているうちに
だんだんと雲行きがおかしくなって、
大坪の雨が濁った空気を清々しくしてくれました。

二時間もすると雷雲は過ぎ去って、中途半端な夕飯前の時間。
田んぼの水があふれていないか、ひとっ走り田まわりです。
どの田んぼもたっぷりと水を蓄え、
排水口からオーバーフローしています。

            

実は、一枚の田んぼで
田植えの際に部分的に施肥をしないで植え付けた部分があります。
わが家の田植え機は液肥の側状施肥といって
田植えをしながら肥料を地中に流し込む方式ですが、
田植え前の調整時に施肥できないように設定して
それを忘れてそのまま植え始めてしまったところがあります。
二往復したところで液肥が減らないことに気付きました。
(写真左側が無肥料)

その二往復分は無肥料で生育を見守ってきました。
初めのうちは大差がなかったのですが、
ひと月もするとやはりはっきりしてきました。

無肥料で植え付け、出穂前55日から40日ごろに施肥をするのが
「への字型稲作」。
多収高品質のコメ作りの秘訣という話は知っていましたが、
この時期に施肥することを考えると二の足を踏んでいました。
でも今年は仕方ありません。

今朝、涼しいうちに残っていた液肥を二つのやかんに入れて、
それを両手でもって稲の間を歩きながら筋状に落としていきました。
粒剤を畔から飛ばせばもっと楽だったのでしょうが、
部分的に肥料が違ってしまうのも生産履歴で面倒だし、
液肥が残ってもいたしで、やってみました。
さてさて、どうなりますか。

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