のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

北の夏思うまでなくイモチ斑

2006年07月29日 | 今年の米づくり
収穫前というのに、暗いテーマが続きます。これも現実と考え、お付き合いください。「お付き合い、文化放送」 あっ、別にラジオの文化放送の回し者ではありません。


東北地方では低温と日照不足から農作物の成育に対する注意報が出されたり、対策がとられたりしていると報道されていました。特にイネのイモチ病が問題となっているようです。

そういわれれば、こちらでも水路の土手に生えたカヤ類の葉が除草剤をかけたような感じで枯れこみが入っていました。畦の雑草にもイモチらしい病班が出ています。指導機関の専門家もイネの下葉のほうに病班がみられると指摘していました。

写真は梨畑の中の雑草にみられた病班。

葉イモチが穂に移るとコメの収量に影響を与えるといわれます。

夏の田んぼに農薬を空中散布するのはイモチ病とカメムシ対策ですが、今年はたまたまどちらも発生しています。イモチ病などはもっと寒い地方の課題で、このあたりでは農薬を散布しなくとも問題ないのではと思っていたのですが、必ずしもそうともいえないのかもしれません。

カメムシも、山林に隣接した田んぼの中にはあの匂いが漂っているところもあります。白米にしたときに色のついたコメが混じっていることが問題となれば、「やはり農薬は必要」という声が大きくなりそうです。

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