のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

剪定始まる

2005年12月17日 | 今年の梨づくり
昨年の12月とは打って変わって冬らしい寒い日が続いています。

ナシの落葉処理を終え、ライムギの種を蒔き、友人の米農家から譲られたモミガラをナシの根元に盛り上げ、トラクターなどの機械にこびりついた土を洗い落とし、格納し、ようやく1週間ほど前から剪定作業を始めています。

この時期、日の落ちる時間が早いこともあって、剪定の勘が戻るまでは一日に何本も剪定できません。1本の樹に2時間以上かかることもあります。全体で400本あるとすると800時間。一日8時間仕事をしても100日、3ヶ月以上かかる計算です。

この調子では剪定が終わるのは来年4月になってしまいそう・・・と、毎年剪定仕事始めにはちょっとあせるのですが、そのうち剪定の勘も戻って、2月になれば日中の時間も延びて少しは暖かくなるし、なんとかなるというか、なんとかしてしまわなければなりません。

先に小さな実をつけた枝を時々見かけます。夏になって花が咲いてなぜか実にまでなったものですが、鳥にとってはデザートになっているようです。