テレビで紹介された、「小坂の福寿草群生地」に向かいます。
長野市七二会(なにあい)中学校までは、カーナビ案内で進めます。
その先は地図頼りと覚悟して、道順を作っておきました。
行ってみるとその心配なし、すべての分かれ道に案内板がありました。
山里の細い道を進み、迷うことなく駐車場にたどりつきました。
地元の皆さんが整備された遊歩道は快適です。
林床にはコタニワタリやリョウメンシダ、原にはアズマイチゲが咲き始めています。
東向きの急斜面には、3万株といわれるフクジュソウが群生しています。
見頃は通常3月上~下旬、今年は寒い日が多く、見頃が伸びているそうです。
画像は10時45分撮影、11時半頃の花が最高とか、午後は日陰になるそうです。
フクジュソウの咲く斜面には、下側と上側に観覧通路が設置されています。
急傾斜のため、観覧通路に立ったままで目の前の花をパチリと撮れます。
七二会小坂から中条を経て、小川村の北アルプス絶景地にやってきました。
二つの展望所があり、小川村役場側から登って奥側の「展望デッキ」です。
思わず、「ウオォー」と大きな声が出ますが、言葉になりません。
「展望デッキ」から役場方面に引き返し、「展望広場」にやってきました。
左側の野口五郎岳から右側の白馬乗鞍岳までが一望、雪形の案内もあります。
ここには無料の望遠鏡があり、覗くと北アルプスが迫ってきます。
広場の一角の小さな社に「ずくだせ明王」と書かれた説明書が貼ってあります。
格子戸越しに覗いてみると、いくつもの道具を持った明王様が祀られています。
ずくだせは長野県の方言で、**面倒くさがらないでやる気を出す** です。
昼がかなり過ぎましたが、「小川の庄 おやき村」に到着しました。
おやきは、ほうろくで焼き色を付け、わたしの上でじっくり火を通します。
生地の表面はパリッとしていて香ばしく、皮が薄くて具がたっぷりです。
この日の具は、野沢菜漬け、フキ味噌、あずきの3種類でした。
おやきは囲炉裏の部屋で作られ、掘りごたつの部屋でいただきます。
この日は、おやきと縄文そばの小盛(花豆の甘煮と野沢菜漬付き)で舌鼓です。
縄文そばには、小川村で採れたとの生わさびやこごみなどが添えられています。
おやき村は細い坂道を登る峠に建ち、そこからは車で通ってきた山里が望めます。
福寿草の花、北アルプスの絶景、おやきとそばで舌鼓巡りの道略図も載せました。
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