浜に打ち上げられた貝殻で、背面の模様や色が似ているものを並べました。
1~3はサバダカラの仲間、4~6は茶色系、7~8は背面に斑点をつけます。
サバダカラの仲間は、背中の模様での見分けが分かりやすそうです。
サバダカラの背面の模様は、仲間の2つに比べ、あまり込み入っていません。
ホンサバダカラは、背面の模様の分かれ方と、前後端の絞り込みが決め手です。
ニセサバダカラは模様が込み入って見え、前端側に白色の窓が明瞭に見えます。
背面が茶色の3種のうち、カバホシダカラは腹面が特徴的で見分けは容易です。
チャイロキヌタとカミスジダカラは似ますが、背面と前後端で見分けられます。
カミスジダカラは、赤褐色の横線が多数入り、この線は摩耗が進んでも見えます。
カバホシダカラの背面は、摩耗により模様が消えて白色になります。
腹面の橙色と黒褐色の斑点が決め手で、摩耗が進んだ個体でも斑点は残ります。
ナシジダカラとアヤメダカラは、背面に多数の白色の斑点が散在します。
見分けは、ナシジダカラでは側面の裾の黒褐色の斑点で、摩耗しても残ります。
アヤメダカラは側面の裾から腹面にかけて紫色で、裾の斑点はありません。
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