
須坂市峰の原高原スキー場の一角から、大谷不動尊と一の滝を目指しました。
画像の車道は林道大谷不動線とか? 車道沿いの梯子山登山口に車を置きました。
行きは道草道中で昼食を含めて4時間かかり、帰りは直行で2時間でした。

車道から山道に入りわずか歩くと大笹街道に出ますので、宇原川方向に下ります。
北信濃と上州を現須坂市の福島宿⇒菅平⇒鳥居峠⇒大笹宿とつなぐ脇街道です。
大笹は現群馬県嬬恋村大笹、その大笹方面では仁礼(現須坂市)街道と呼んだとか。

道は険しそうですが、善行寺平から江戸への物資輸送で賑わったそうです。
今も山道には当時の石仏が残り、1700年代設置の案内板もあります。

ササの茂った道脇はにキノコが、石仏にはコケや地衣類が生え目を引きます。
山の神の設置は安政六己未年五月三日(1859年で己未は干支)とあります。

タカオチバ林道に出たところに、クマ除けの鈴があり、思いっきり鳴らしました。
ここからはほぼ平らな林道を歩き大谷不動を目指します。
ロットの滝に寄る予定でしたが、すでに12:30分になりましたので通過です。

メンバーの道草を誘っているのは、菌類(きのこ)、地衣類、シダ類です。

600年の歴史があるとの大谷不動尊(奥の院)に到着しました。
まずは、五穀豊穣や家内安穏の守護仏「大日大聖不動明王」におまいりです。
きれいに整備されている境内で昼食をとり、一の滝に向かいます。

山道沿いには幾種類ものシダ類が生い茂り、その生育の旺盛さに圧倒されます。

高い絶壁が連なる崖下の道を頭上から落ちそうな岩を見上げながら進みます。

深山の幽谷、かって一帯は多くの行者が修行に励んでいたのだそうです。
ブナ、トチノキ、サワグルミなどの巨木のてっぺんは霧の中です。
一の滝目前で道はガレキに埋もれ進むことは危険と判断し引き返しました。
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